2010年4月29日 (木)

映画「てぃだかんかん」、ロケ地は 沖縄県南城市(佐敷新開・知念漁協・海野漁港・新原ビーチ)・今帰仁村・渡嘉敷島(水中)ほか。

希望という名の光Music希望という名の光

アーティスト:山下達郎
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2010/04/14
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映画「てぃだかんかん」(李闘士男監督)

出演は岡村隆史、松雪泰子、吉沢悠、國村隼、長澤まさみ、渡部篤郎、原田美枝子ほか。

脚本は鈴木聡、林民夫。

プロデューサーは春名慶、藤原恵美子。

世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵に成功したうちなんちゅーの実話を描いた作品。

沖縄のリージョナルシネマ。

自然がいっぱい、お金という深いテーマもあり、家族愛も。

沖縄が舞台で、ダイビングシーンも多く。

ストーリーもいい。

主題歌は山下達郎「希望という名の光」

いろいろそろって、(自分と)気の合う映画。

世間の毒を溶かしてくれる青い海、傷ついた心をつつみこむ白浜の波。悩みを焼き尽くす灼熱の太陽。

正直で素直。それゆえにテーゲー(いい加減、適当。)でもあり。

「ティーダ」=「てぃだ」とは太陽のこと。

お勧めの映画(劇場公開中)

メインロケ地は、沖縄本島。

南城市(佐敷新開・知念漁協・海野漁港・新原(みーばる)ビーチ)、今帰仁村の家ほか。

水中撮影は渡嘉敷島ほか。

パーティーシーンは、千葉県浦安市など。

有限会社海の種活動中。
こんどのダイビング、さんごの移植もいいかも。

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映画「のんちゃんのり弁」、ロケ地は墨田区の下町人情キラキラ橘商店街、土浦市立土浦幼稚園ほか。

のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]DVDのんちゃんのり弁 通常版 [DVD]

販売元:キングレコード
発売日:2010/02/10
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映画「のんちゃんのり弁」(緒方明監督)

出演は小西真奈美、岡田義徳、村上淳、岸部一徳、倍賞美津子、トライアル、土浦幼稚園の園児・保護者・先生の皆さん他。

小西真奈美さんの演技がいい。

この作品を手がけた監督は、そのインタビューで、この映画の主人公と寅さんを比較し、その類似点をあげているが、まったく別のキャラクターであるといっていい。

寅さんは自由。

この映画の主人公は自己中。

真の主役は、ものすごく可哀想な娘の、のんちゃん?

原作は入江喜和のコミック。
企画・プロデュースは小出健、齊藤英子。
プロデューサーは武部由実子。

協賛は、みそ健康づくり委員会。

撮影協力は、講談社、モーニング、アサヒビール(株)、ヤマサ醤油(株)、日本和装、澤乃井、日本映画学校、下町人情キラキラ橘商店街、墨田区京島の皆さん、土浦市立土浦幼稚園、テング酒場八重洲1丁目店、シゴト情報「an」、墨田区、台東区フィルムコミッション、土浦フィルムコミッション、江東区役所、蕨市ほか。

フードスタイリストは飯島奈美。

劇場公開時お弁当関係で多数タイアップ。

海苔でできた映画割引券「海苔割」(割引券は一袋に2枚。文字がプリントされた縦5センチ横9センチの本物の海苔)

製作委員会のメンバーは、木下工務店、キングレコード、中部日本放送

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2010年4月27日 (火)

映画「ポストマン」、ロケ地は千葉県鴨川市・勝浦市・いすみ市・いすみ鉄道、静岡県小山町・沼津郵便局など。

ポストマン デラックス版(DVD)ポストマン デラックス版(DVD)
販売元:ハピネット・オンライン Yahoo!店
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映画「ポストマン」(今井和久監督)

製作総指揮は長島一茂。

出演は長嶋一茂、北乃きい、原沙知絵、竹中直人、野際陽子、木梨憲武、古手川祐子、谷啓、田山涼成、菊池隆則、遠藤久美子、渡邊邦門、佐野夏芽、小川光樹、前田耕陽、大塚寧々、勝浦市鵜原の皆さん、天津小湊漁協協同組合員の皆さんほか。

千葉県房総町(架空)が舞台。

郵便局員の家族と地域の人々との触れ合いを描いた作品。手紙が繋ぐ物語。

「ポストマン」、そのタイトルはストレートで、どうしても、日本郵政のPRを連想させる。

もちろん、そういったカットがそれなりに入っている。

それでも、いいシーンがある人間ドラマ。

海の見える坂道、菜の花の咲く岬、風光明媚な風景が楽しめる。

北乃きいの演技に引き込まれる。

ただ、やっぱり、小学校の時に学校の授業で見た、「はたらくおじさん」を思い出したりもした。
(あれはNHK番組だったのだろうか?「はたらくおじさん、はたらくおじさん、こんにちは」
メロディーも歌詞もしっかり覚えている。)

脚本は鴨義信。

プロデューサーは元木ひとみ、秋山純、伊藤正昭。

特別協力は、日本郵政(株)、エグゼクティブスーパーバイザーは西川善文(日本郵政の元社長、この映画にも商店主の役でちょっとだけ出演している)

撮影協力は、千葉県フィルムコミッション、鴨川市、勝浦市、いすみ市、天津小湊漁協協同組合、小湊漁協、鵜原八坂神社、民宿かおり荘、医療法人塩田病院、いすみ鉄道(株)、いすみ市立岬中学校、岬病院、千葉中央郵便局、勝浦市御狩獅子伝承会。

小山町フィルムコミッション、小山町商工会、小山町観光協会、平塚陸上競技会、沼津郵便局。

勝浦市鵜原の皆さん、天津小湊漁協協同組合員の皆さん。

日本郵便輸送、千葉郵便輸送、ポスタルサービスセンター、エフ・ヴィ・コーポレーション。

全国特定郵便局長会。

千葉県東南地区特定郵便局長会、夷隅南部会、夷隅北部会、勝浦市婦人会。

なお、協力郵便局長として、約50人ほどの個人名がエンドクレジットに掲載されている。

製作委員会には12社が参加。

制作プロダクションはナガシマ企画。

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2010年4月21日 (水)

映画「銀色のシーズン」ロケ地は白馬八方尾根スキー場・白馬五竜スキー場いいもりゲレンデ・白馬さのさかスキー場・栂池高原スキー場・白馬東急ホテル・炭火焼肉深山白馬ほか。

銀色のシーズン スタンダード・エディション [DVD]DVD銀色のシーズン スタンダード・エディション [DVD]

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2008/07/02
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映画「銀色のシーズン」(羽住英一郎監督)

出演は瑛太、田中麗奈、玉山鉄 、青木崇高、佐藤江梨子、田中要次、杉本哲太、國村隼、白馬村のみなさま、倶知安町のみなさまほか。

テレビ局らしいスキー映画。

「下ばっかり向いてちゃだめだ。目線はもっと遠く。」というセリフがあり、

「深い心の傷を乗り越え、新たな一歩を踏み出す勇気」が描かれている。

「私をスキーに連れてって」(1987年)のようなスキーブームを起こさせようと、ウィンタースポーツの関係者たちが様々な協力をしている。

(「スキーヤー&スノーボーダー市場1,000万に贈る冬のバイブル映画」という解説からも、マーケティング戦略がみてとれる。)

ハリウッド映画を思い起こさせるカメラワーク。

(世界のトップスキーヤーがスキーシーンを演じている。また、撮影では「スパイダーカム」(空中移動撮影が可能)を導入。)

なお、主題歌「WHITE DAYS」はコブクロで、エンドロールは映像つきのこともあり、「エンドロールに誰一人たたない上映が続出した」(DVD販売用の解説による)とのこと。

ロケ地は長野県白馬村、北海道ニセコ町など。100日以上の長期ロケが敢行されてる。

ロケ地には、雪が降らず、雪をスタッフ総出で運んだらしい。

エンドロールには、

白馬村観光局さっぽろフィルムコミッション、大町市産業建設部観光課、ながのフィルムコミッション松本市ロケ支援係塩尻・木曽フィルムコミッション諏訪圏フィルムコミッション高岡フィルムコミッション新潟県フィルムコミッション協議会新潟スノーファンクラブ運営委員会

がクレジットされていて、ロケ地でなくても、スキーとスノーボード市場を活性化させようと、各地のスキー場やフィルムコミッションがエキストラ募集や映画の宣伝などで協力。

特別協賛はアサヒスーパードライ。
(スーパードライが映っている。)

特別協力は、白馬村。

協力は、白馬村観光局、八方尾根開発(株)、白馬八方尾根スキースクール、大町市、小谷村、倶知安町、八方尾根観光協会、白馬村消防団、ニセコひらふスキースクール、白馬五竜とおみスキースクール、 栂池(つがいけ)高原観光協会、大町市観光協会、(財)八方振興会、白馬観光開発(株)、八方尾根スキーパトロールほか。

ロケーション協力は、白馬八方尾根スキー場、白馬五竜スキー場いいもりゲレンデ。白馬さのさかスキー場、栂池(つがいけ)高原スキー場、長野県白馬ジャンプ競技場、白馬東急ホテル、炭火焼肉深山白馬、JR東日本長野支社、ニセコワイス観光(株)ほか。

テレビドガッチに銀色のロケ地MAPも掲載されている。

詳しいロケ地マップで、降り立った駅は信濃森上駅。

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2010年4月18日 (日)

映画「孤高のメス」、ロケ地は北茨城市立病院・熊谷市の旧坂田医院診療所ほか。

映画「孤高のメス」(成島出監督)

出演は堤真一、夏川結衣、吉沢悠、中越典子、矢島健一、成宮寛貴、平田満、松重豊、余貴美子、生瀬勝久、柄本明ほか。

原作は大鐘稔彦(現役の医師でもある)。

脚本は加藤正人。

映画の舞台は、1989年の地方都市にある市民病院。

手術ミス、大学病院への依存体質、たらい回しにあう患者、生体肝移植、脳死肝移植など、現代の医療問題をリアルに描いた社会派&人間ドラマ。

実際に生体肝移植を執刀している医療リーム(順天堂大学)が監修した手術シーン。

シリアスな中にも笑いがあり、真面目でありつつも教科書的でない。

劇場公開前なので、内容は割愛。

少なからず、日本アカデミー候補にはなるだろうと思われる作品。
お勧めです。

ロケ地は、北茨城市立病院、熊谷市の旧坂田医院診療所ほか。

スタジオは東京都の大泉にある東映東京撮影所。

協力は、北茨城ロケ支援隊ほか。

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2010年4月15日 (木)

映画「転々」、ロケ地は吉祥寺「いせや本店公園店」・日暮里「愛玉子」・門前仲町「谷やんラーメン」、・新宿南口Flags前の広場・新宿西口「思い出横町」・上野動物園・浅草花やしき・調布飛行場・神宮外苑・警視庁付近など。

「転々」オリジナル・サウンドトラックMusic「転々」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ,鈴木慶一とムーンライダース,ふふみ
販売元:USMジャパン
発売日:2007/11/07
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映画「転々」(監督・脚本は三木聡)

出演はオダギリジョー、三浦友和、小泉今日子、吉高由里子、ふせえり、松重豊、岸部一徳、笹野高史 、石原良純、広田レオナ、麻生久美子、ボランティアコスプレイヤーの皆さん、ボランティアエキストラの皆さん他。

原作は藤田宜永。

ただ東京を転々と散歩する物語なのだが、すごく面白い作品。

シナリオが練られ、キャスティングも秀逸で、三浦友和さん他、皆、演技もいい。

家族なし、孤独で、借金。

2度出てくるセリフが印象的。

「幸せはきてることに気づかないほど、じんわりやってくる。でも、不幸はとてつもなくはっきりやってくる。」

その、じんわり、の映画。

小泉今日子さんがインタビューで、ご自身の演じたキャラクターについて、

「本気かどうか分からないぐらいの無責任感が、こういう男の子を少し居心地良くさせてあげられるんだ」

と話しているが、そういう居心地の良さがこの作品にはある。

小ネタ満載で笑える。

人間の可笑しさ、バカバカしさ、かわいらしさを独特のセンスで表現。

押しつけでない哀愁が漂い、そこはかとなく切なくて、ふいにキュンとする感じもある。

ロケ地は、井の頭公園、吉祥寺の「いせや本店公園店」、新宿南口Flags前の広場、新宿西口の思い出横町、新宿の母、上野動物園、浅草花やしき、神代植物公園、調布飛行場、日暮里の「愛玉子」(オーギョーチイ)、門前仲町の「谷やんラーメン」、神宮外苑、警視庁付近など。

こちらのブログに「愛玉子」など写真付きで紹介。

こちらにも「谷やんラーメン」、神社、日本大学など写真付きで詳しく。


撮影協力は、東京ロケーションボックス、東京都、江東区役所、西武鉄道(株)、春秋、国際興業(株)、浅草花やしき、東京都調布飛行場、恩賜上野動物園、いせや本店。

なお、映画「転々」×スタンプラリーサイト「イッテミア(Ittemia)」のコラボレーション企画「東京お散歩ラリー」があった。(すでに終了)

「お散歩ラリー」は、ロケ地だけでなく、吉祥寺、下北沢、代々木、代官山、麻布、上野、墨田区、大田区など、東京をスタンプラリー(主にお店)しながら散歩する企画。

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2010年4月13日 (火)

映画「半分の月がのぼる空」、ロケ地は伊勢市・鳥羽市・南伊勢町、松阪市ほか。山は虎尾山、商店街はしんみち商店街など。

映画「半分の月がのぼる空」(深川栄洋監督)

出演は池松壮亮、忽那汐里、大泉洋、濱田マリ、中村久美、西岡徳馬、森田直幸ほか。

原作は橋本紡。脚本は西田征史。

主題歌は阿部真央。

おすすめの作品。劇場公開中。ネタバレ厳禁だと思うので、内容は割愛。
(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を読み返したくなる。)

ロケ地は、原作者の橋本紡さんの故郷で、原作の舞台でもある三重県の伊勢市周辺。

映画の「砲台山」は「虎尾山」がモデルになっている。

開業中の市立伊勢総合病院と松阪市の病院で撮影。

(ただし、ラストシーンは新型インフルエンザの流行で撮影が出来なくなり、伊勢市の工務店の作業場にセットを立て込み撮影したようだ。)

商店街をバイクと自転車で駆け抜けるシーンは商店街を封鎖している。(数百メートルも)

撮影協力は、伊勢志摩フィルムコミッション、伊勢市、山田赤十字病院、伊勢市立総合病院、伊勢慶友病院、皇學館大学、三重県立宇治山田高校、伊勢市立図書館、伊勢市立明倫小学校、しんみち商店街、NPO伊勢河崎まちづくり衆、尾上まちづくり実行委員会、菊川産婦人科、近畿日本鉄道(株)、二見輿玉神社、鳥羽市、鳥羽水族館、ミキモト真珠島、南伊勢町、南伊勢教育委員会、松阪市、松阪フィルムコミッション、松阪市民病院、松阪中央総合病院、三重映画フェスティバル実行委員会、三重交通(株)、津フィルムコミッション ロケッ津 ほか。

ロケ地観光も積極的。

「半分の月がのぼる空」映画公開記念 ロケ地巡りツアー@伊勢市!!(2/13〜14)

ロケ地マップ付き映画公式サイト。

GPS携帯使用のロケ地巡りスタンプラリーキャンペーンを開催。(MapFan)

(株)伊勢萬のステラハーフムーンが映画に登場。

オフィシャルグッズは、伊勢志摩産の本真珠を使用した、「半月お守りストラップ」と「半月お守りペンダント」など。

伊勢弁にもこだわり、三重県は伊勢のリージョナルシネマ!

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2010年4月11日 (日)

映画「ソラニン」、ロケ地は狛江市東和泉のリバーサイド商店街、町田ACT、幕張の検見川の浜、ボート乗り場たまりや、川崎区役所、多摩川緑地公園グラウンド、東京薬科大学、新宿のライブハウス「MARZ」ほか

ソラニン サウンドトラック feat.entMusicソラニン サウンドトラック feat.ent

アーティスト:ent
販売元:KRE
発売日:2010/03/10
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映画「ソラニン」(三木孝浩監督)

出演は宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一、伊藤歩、ARATA、永山絢斗、岩田さゆり、美保純、財津和夫ほか

原作は浅野いにお、脚本は高橋泉。

プロデューサーは今村景子、田中美幸、久保田修。

音楽は安井輝。

独特の空気感のある青春&恋愛映画。

多摩川、広く青い空、流れる雲が印象的。

ソラニンとは「ジャガイモの芽などに含まれる毒の一種。多く摂取すれば、中毒症状を起こすが、その植物が成長するために必要不可欠な成分でもある。」

未来には多くの選択肢があり、それゆえに不安だけど自由。

自分の存在価値は、自分に何が残るか(残せるか)、夢と現実、モラトリアム、東京の片隅のアパート、音楽サークル、ゆるい幸せ、幸せ?(自問自答)。

かけがいのない人を失った喪失感と、「キミがいたことを証明するために」歌う。

ロケ地は、狛江市東和泉のリバーサイド商店街、町田ACT、幕張の検見川の浜(花火のシーン)、川崎市役所、多摩川緑地公園グラウンド、多摩川のボート乗り場「たまりや」、新宿のライブハウス「MARZ」ほか。

撮影協力は、和泉多摩川商店会、東京薬科大学、川崎シティセールスほか。

この映画、公式ツイッターでロケ地がどこかをツイートしていました。

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2010年4月 9日 (金)

映画「非誠勿擾(フェイチェンウーラオ)」、ロケ地は中国(北京・海南島・西湖)と北海道(網走市・厚岸町・釧路市・斜里町)ほか。

映画「非誠勿擾(フェイチェンウーラオ)」(監督・脚本はフォン・シャオガン)

出演はグォ・ヨウ、スー・チー、ビビアン・スー、宇崎逸聡ほか。

英題は「If You Are the One」、邦題は「狙った恋の落とし方」

フェイチェンウーラオを訳すと、「冷やかしならお断り」で、物語の主人公は「冷やかしならお断り」と結婚相手を探す中年男。

ネットで自ら結婚相手を公募し、いろんな人とお見合いをしている。
そのお見合い相手とのやりとりが面白く、ゲイ、不倫、株式投資、お墓の売買、少数民族、台湾問題など、資本主義的な自由を謳歌しつつある中国社会の今をコミカルに描いている。

北海道の道東がロケ地になり、その風景が美しく撮られていることもあり、中国からの観光客が増えていること知られている。

ロケ地は、中国と日本の北海道。

中国は、北京市の国貿・明の十三陵(墓地セールスのシーン)、後海(赤いカフェバーのシーン)、海南省の海南島(プールサイドのシーン)、西湖(屋形船のシーン)。

北海道は、網走市の北浜駅、厚岸町の国泰寺、釧路市阿寒湖温泉の鄙の座(阿寒湖に遊覧船が見えるシーン)・鶴雅(丸太風呂)、釧路市の煉瓦(炭火焼きレストラン)・浜っ子(映画の四姉妹の居酒屋)、斜里町の斜里教会・岩尾別温泉・国設知床野営場・知床グランドホテル、網走市能取(のとろ)岬ほか。

オフィシャルガイドブックは文庫本の大きさでロケ地観光を大きく取り上げている。

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2010年4月 5日 (月)

地域発の映画づくり「HAZAN」、ロケ地は茨城県友部町・下館市・水海道市・笠間市・岩瀬町ほか。

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販売元:紀伊國屋書店
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HAZAN@ぴあ映画生活

映画「HAZAN」(五十嵐匠監督)

出演は榎木孝明、南果歩、康すおん、柳ユーレイ、寺島進、長谷川初範、大鶴義丹、増岡徹、中村嘉葎雄、加瀬亮、友部町の皆様、下館市の皆様、茨城県の皆様ほか。

脚本は荻田芳久、五十嵐匠。

製作は村山英世。プロデューサーは福間順子。

板谷波山(茨城出身の陶芸家)の伝記のような映画。
(波山は「筑波山」からとった雅号。)

板谷波山は、安定した職を捨てて陶芸の道を歩む。
だが、世の中に認められるまで生活は困窮を極めた。しかし生活は貧しくても家族の絆は堅かった。

波山の生前の写真を見れば、いかにも徳のある人格者であったであろうと想像できるし、ましてはその陶芸作品をみれば、どんなに心の美しい人であっただろうと思う。

その波山を主人公にした作品だから、道徳の教科書のようになってしかるべきなのだが。

ただ、映画の中の波山は、あまりに品行方正で、まったくといっていいほど毒がない。

言い換えると、主人公のアンビバレンス(矛盾する感情)があまり感じられないのだ。
(板谷波山の実像は、きっと二律背反を抱え込んでいたに違いない。)

小学校か中学校、子供向けの道徳の授業、教科書通りに教える先生の授業を聞いているような感覚がこの映画にはある。

一方、それゆえに、文化庁芸術団体重点支援事業、文部科学省選定、東京都知事推奨、茨城県推奨優良映画、日本PTA全国協議会推薦、日本工芸会東日本支部推薦、日展推薦、陶芸会推薦、現在工芸美術家協会推薦など、多くの推薦を受けることに成功している。

さて、この作品の特筆すべきところは、地域で映画をつくったところ。

協力は、茨城県、茨城県友部町、茨城県下館市(現:筑西市)、出光美術館、板谷波山記念館。

撮影協力は、茨城県水海道市・笠間市・茨城森林管理署、茨城県陶芸美術館、東京工業大学、東京芸術大学、石川県立工業高等学校、茨城県工業技術センター窯業指導所、茨城県立あすあんろの郷、東京都北区(財)北区文化振興財団、福島県会津坂下町、茨城県岩瀬町、茨城県七会村、塚田歴史伝説館、大井川鉄道、陶談会、弘経寺、久野陶園、下館市荒為、富谷観音小山寺、下館市羽黒神社、友部町如意輪寺、友愛園、伊勢屋旅館、羽黒神社氏子会、いばらきフィルムコミッション、映画波山友部支援の会、映画「HAZAN」支援ネットワーク・下館、映画「HAZAN」県南支援の会、HAZANサポーターズクラブ・カシマ、映画「HAZAN」益子支援の会、映画波山水戸支援の会、映画「HAZAN」茨城県庁支援の会、多くの茨城県の個人の方々ほか。

(茨城県各地で支援の会が結成されている。)

監修は茨城工芸会

制作支援は、多くの茨城県の個人の方々、茨城県教育弘済会、茨城県助成のつばさ連絡会、映像でわが町をつくる会(友部町)、NPO法人ましこeまちネット、笠間焼協同組合、教職員共済生協茨城県支部、下館芸術実行委員会、(社)下館青年会議所、下館ロータリークラブ、友部町職員組合、益子まちづくり(株)、(社)水戸法人会助成部会、笠間焼窯元三宅陶園ほか。

製作協賛は、吉澤石灰工業(株)、常陽銀行、東日本電信電話(株)茨城支店、茨城県信用組合、茨城県教科書販売(株)、岩瀬ロータリークラブ、水戸形成ホテルほか、多くの地元企業・団体。

製作委員会のクレジットには茨城県の個人の方々のお名前が並んでいる。

作品以上に面白いのがDVDの特典映像。

「HAZANゆかりの地を訪ねて」や「地域で映画を作る」などといった、メイキング映像が含まれている。

「ゆかりの地を訪ねて」では、茨城県下館(波山のふるさと)、東京の田端(工房を構えた)、茨城県友部(HAZANのオープンセットをつくったメインロケ地)が取り上げられている。

また、「地域で映画を作る〜HAZANメインドイン茨城」のメイキング映像は実に興味深い。

メイキング映像の要点を箇条書きにすると。

・ボランティアとして集結してゼロから手作り映画に挑戦。
・「出資申込書」(一部だけ)も映像に映っていた。
・スタッフや出演者を広くつのる。
・出演者オーディションには約500人。
・子役の男の子たちも5人がオーディションで選ばれて。
・波山の家や釜は地元の大工さんが10日の行程で仕上げたている。
・友部町役場には「友部に映画がやってきた!」の垂れ幕。
・町内には撮影スタッフを激励する垂れ幕「一コマ入魂!撮影快調、五十嵐組」
・地元の人たちが出来る限り撮影現場をみられるよう配慮。
・呉服屋さんが無償で提供したスタッフルーム。
・下館では、古い商家を借りて撮影。支援ネットーワーク。
・祭りのシーンを下館の羽黒神社で撮影、撮影用のはっぴをつくる下館の女性たち。明治時代に実際につかっていたはっぴが見つかりそのデザインを再現。地元の人たちが縫った。県内各地からエキストラの皆さん。約200人以上集まり(スタッフいれて)、境内は本当の祭りのような熱気だ。

・地元の人たちは、何もしないわけにはいかんだろ。何かしたいという感じで。
・開かれた映画づくり。

まさに、リージョナルシネマ!

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