アニメ・コミック

生き物のような海と映画「崖の上のポニョ」、瀬戸内海と広島県福山市鞆の浦のこと

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映画「崖の上のポニョ」(原作・脚本・監督は宮崎駿)

スタジオジブリ、日本テレビ、電通、博報堂DYMP、ディズニー、三菱商事、東宝の提携作品。

製作担当は、奥田誠治、福山亮一、藤巻直哉。

特別協賛はアサヒ飲料。特別協力はローソン・読売新聞。

プロデューサーは鈴木敏夫。音楽は久石譲。

声の出演は、吉行和子、奈良岡朋子、山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、奈良柚莉愛、土井洋輝、 柊瑠美、矢野顕子ほか。

少ない線で動きの面白さを出したという。(作画監督)

この映画、一度ぐらい見ただけでは、よくわからないほど、独特の世界観に包まれている。

海も生き物のように動いている。

宗介の住む町のモデルは広島県福山市の鞆の浦だと噂されているから、その生き物のような海のモデルは瀬戸内海の海だろうか。

(ジブリ側は鞆の浦を「ポニョ」のモデルとは公式には認めていない。)

瀬戸内海の鞆の浦といえば、万葉集などにも詠われた風光明媚な土地で、雁木と常夜灯と波止場が今でもセットで残っていて、古来から「汐待ちの港」として知られ、海外からもその景観が高く評価されている。

しかし、だいぶ前からこの鞆の浦で「鞆港埋め立て・架橋計画」が進んでいて、大きな社会問題になっている。

でも、この映画によって、ようやく反対運動が大きくなってきたようで、狭山丘陵の「トトロの森プロジェクト」のようなナショナルトラスト運動を思い起こさせるほど。

景観は映画を変えるが、映画も景観を変えうるのだ。

ちなみに、宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」の構想を練った鞆の浦の家はこちらのサイトに写真付きで掲載されていた。

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アニメ映画「鉄コン筋クリート」、ハリウッドハイランドの広場にあるゾウさん?など。

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アニメ映画「鉄コン筋クリート」(マイケル・アリアス監督)

声は、二宮和也、蒼井優、伊勢谷友介ほか。

原作は松本大洋。

制作はスタジオ4℃など。

鉄筋コンクリートに覆われた宝町。

「俺のまち」というセリフが何度もあるが、確かに、再開発によって、弱者にいる場所がなくなり、子供たちの隠れ家がなくなってきている。ほっと息抜きするような所が減っている。

つまり、「俺のまち」がなくなってきているのだ。

主人公は、シロとクロ。

光と闇、安心と恐怖、慈愛と憎しみ、それらを哲学的に視覚化していて、どこか宗教的でもある。

実写では表現が難しい、アニメならではの世界。

東京の下町、大阪、スバル360、ハリウッド(Hollywood & Highlandの広場)にあるゾウさんなど、どこかで見たような車、風景、モニュメントが描かれている。

公式ホームページによると、渡辺克己の「新宿」(写真集)や荒木経惟の「さっちん」(写真集)、フランシスベーコンやフォルストヤンセンの絵画がイメージの源泉になっているという。

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アニメにもロケハンは必要、アニメ映画「イノセンス」のニューヨークと書籍「他力本願」

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アニメ映画「イノセンス」(脚本・監督は押井守)

実写のようなアニメ映画。

実写映画「ブレードランナー」(リドリースコット監督)を思い出す。

人間、ロボット、魂。アニミズムが漂い、セリフが禅問答のような作品。

一方、書籍「他力本願」(押井守著)の第2章は妄想力。

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2章には、「ロケハンでリアルな風景を肉体に刻み、画面の中に空気を生み出す。」というタイトルがついている。

押井守監督によれば、「アニメは実写以上に、現実をベースに妄想を積み上げていくことが大切」とのこと。

だから、アニメにもロケハンは必要なのだ。

アニメ映画「イノセンス」の場合、妄想の原点となった場所はニューヨーク。

ニューヨークは、近代美術館の球体関節人形、チャイナタウン、摩天楼など。

アニメのロケハンは、「その場で何を感じたか。」という点が重要なのだという。

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実写→ロケ地観光、アニメ→聖地巡礼。アニメ「ゲド戦記」の聖地は?

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アニメ「ゲド戦記」(宮崎吾朗監督)

この映画は

「ことばは沈黙に、光は闇に、生は死の中にこそ、あるものなれ。飛翔せるタカの虚空にこそ輝ける如くに(「エアの創造」」

の字幕で始まる。

この字幕の通り。

生と死など、人間の営みの根源について直接的に問いかけ、その葛藤を描いた作品。

映画の世界は架空の「アースシー」で、アレンとゲドが訪れた都は「ホートタウン」。

この「ホートタウン」は、どこかイタリアは古代ローマに似ている。

例えば「ホートタウン」にはローマの水道橋に似た水道橋がある。

ローマブログのローマ水道橋によると、ゲド戦記の水道橋のモデルは「セゴビアの水道橋」ではないか?とのこと。

アニメでは、モデルとなった場所をエンドクレジットに見つけることはない。

例えば、制作の裏話などから、そのモデルとなった場所を知る。

そして、そのモデルとなった場所は、聖地と呼ばれ、ファンが巡礼に訪れるのだ。

そもそも、実写の「ロケ地観光」は、そのほとんどが、どこかマニアックなもの。

それがアニメとなれば、「聖地巡礼」とも呼ばれる。

また、そのツーリズムを「オタクツーリズム」などと呼ぶこともある。

(おまけ)

アニメ映画「ゲド戦記」、下記のセリフのやり取りが印象的。(小さな子供には、ちょっとわからないかもしれない。)

「大切なものがなくなっちゃうんだよ。」

「大切なのは命に決まってる。」

「人はいつか死んでしまうのに、命を大切に出来るのかな?終わりが来ることがわかっていて、それでも生きていかなければならないのか。」

「ちがう、死ぬことがわかっているから命は大切なんだ。」

「アレンが怖がっているのは死ぬ事じゃないわ。生きることを怖がっているのよ。」

「死んでもいいとか。永遠に死にたくないとかそんなのどっちでも同じだわ。」

「一つしかない命を生きるのが恐いだけよ。」

「命は自分のためだけのもの?」

「生きて次の誰かに命を引き継ぐんだわ。」

「そうして命はずっと続いていくんだよ。」

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映画「ピンポン」、ロケ地は江ノ島弁天橋、茨城県水海道市(現:常総市)など。

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映画「ピンポン」(曽利文彦監督)

出演は、窪塚洋介、ARATA、サム・リー、夏木マリ、竹中直人、取手市卓球連盟、水海道市商工観光課、唐橋卓球(株)、テアトルアカデミーほか。

製作プロダクションは、製作委員会にも名を連ねるアスミック・エース・エンタテインメント。

いわゆる、インディペンデント系の映画。

原作は、松本大洋の人気コミック。

オープニングのシーン、竹中直人の一人卓球シーン、試合のシーンの卓球の球などは、CG。

シロトバシによる真っ白なシーン、ビジュアルエフェクトによるバタフライ(蝶々)の羽が萎れてくるシーンなど、感情などもイメージショットで表現されている。

このように、マンガのような脚本と演出で、映画は、現実の世界と虚構の世界を行ったり来たりしている感じだ。

また、セリフなどに、現代日本の若年層の感覚が色濃く表れている。

その言葉尻には、ひょうきんさ、おとぼけぶり、お笑い漫才のようなやりとり、シラケぶりなどが感じられ、それらは欧米、中近東、アフリカ、インド・中国など、世界各国の若者にはあまり見られないものだ。

この映画には、日本のごく限られた若年層が共有するある感覚によるやりとりがふんだんに盛り込まれているといっていい。

そういう意味では、この映画は時が経てば、おそらくは、時代を反映した作品になるのではないかと思う。

撮影協力は、

茨城県、茨城県水海道市(現在は、常総市)、茨城県水海道第一高等学校、茨城県水海道第二高等学校、水海道市立水海道中学校、水海道市市民体育館、東京証券総合運動場、卓球会館こいけ、中原卓球場、渋谷ギーゴ、バタフライ卓球場。

その他のロケ地は、新宿の繁華街(喧嘩のシーン)、江ノ島(江ノ島を望む砂浜のシーン、江ノ島弁天橋のシーン)など。

江ノ島弁天橋

DVDには、曽利文彦監督のコメントなども入っていて、

・「タムラの卓球道場」のロケセットは、古めかしい卓球場を探し、それに美術が手を入れ、作りかえている。(ブルーの卓球台をグリーンの卓球台に変えるなど。)

・落書き(原作者に書いてもらった貴重な落書き)だらけのトイレはセット。(俯瞰のカットはロケでは撮れなかったのでセット。)

・ARATAがルービックキューブをしている階段のシーンは、TBSの古い社屋の階段。

・カット数は、約2時間で約1250カット。(最近は、2000カットぐらいのものもあり、卓球試合のシーンはカット数が多いが、全体では少なく抑えている。)

・試合のシーンは一日で200カットも撮影した。(通常は一日20~30カット)

・スローモーションのシーンは、35mmのフィルム。(技術的にデジタルではできないので。)

など、制作に係る様々な裏話を聞くことができる。

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映画「NANA」、マンガから抜け出したようなシーン、ロケ地は函館本線の蘭島駅、日野市のビッグボーイ豊田店、ホテル日航成田ほか。

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映画「NANA」(大谷健太郎監督)

出演は、中島美嘉、宮崎あおい、成宮寛貴、平岡祐太、丸山智己、松山ケンイチ、玉山鉄二、松田龍平ほか。

原作は、矢沢あいの人気コミック「NANA」

原作のことを知らなくても、映画を見ているだけで、「この映画の原作は、たぶんマンガだろう。」と気づく作品。

雪景色の中でひっそりと佇む小さな駅、雪化粧した街並みと白い息は、どこかメルヘンチック。

ガラス細工のようなプライドと透明なやさしさのNANAは、そのキャラクターにマンガの主人公らしさが漂っている。

ロケ地は、

函館本線の蘭島(らんしま)駅(映画では北港駅)

東京駅の丸の内北口

タワーレコード吉祥寺店

東京都日野市のビッグボーイ豊田店

東京都調布市のJACKSON HOLE

多摩川河川敷など。

どのロケ地のシーンも、なぜかマンガから抜け出してきたよう。

エンドロールの撮影協力には、

ニッカウヰスキー、ビッグボーイ、ハーモニーホール座間、ホテル日航成田、タワーレコード吉祥寺店、多摩美術大学、サンシャインシティ、MODERNICA、横浜観光コンベンションビューロー、北海道ロケーションサービス(その後、北海道ロケーション連絡室に名称変更)、千葉県フィルムコミッション余市町役場、JR北海道、小樽フィルムコミッションほか。

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シネマツーリズム、ロケツーリズム、フィルムツーリズムとは

「映画やテレビドラマなどの映像を活かした観光事業や観光旅行」を

「シネマツーリズム」とか「ロケツーリズム」、若しくは「フィルムツーリズム」などといっている。

だが、どの用語も、まだ特に明確な定義があるわけではない。

それらの用語のなかで、観光関係者が一般的に用いているのは「フィルムツーリズム」。

ちなみに、「ロケツーリズム」は、特にロケ地への観光を指している場合が多い。

それから、このブログのタイトル「コンテンツツーリズム」という言い方もある。

映画、テレビドラマに加えて、漫画、アニメ、小説、ゲームなどのコンテンツまでも含めたものとして、広いくくりで「コンテンツツーリズム」と呼ぶ動きがでている。

平成16年に国土交通省・経済産業省・文化庁が行った「映像等コンテンツの制作・活用による地域振興のあり方に関する調査」には、

「地域にかかわるコンテンツ(映画、テレビドラマ、小説、漫画、ゲームなど)を活用して、観光と関連産業の振興を図ることを意図したツーリズムをコンテンツツーリズムにしたい」と記されている。

でも、観光関係者には、「コンテンツツーリズム」という言葉は、今のところほとんど馴染みがないといっていい。

それから、新しいツーリズムのかたちを「ニューツーリズム」という。

その「ニューツーリズム」という括りの中では、「ヘルスツーリズム」、「グリーンツーリズム」、「エコツーリズム」、「産業観光」、「文化観光」、「日本型ロングステイ」などの用語がつかわれている。(観光白書による)

その中で、「フィルムツーリズム」は「文化観光」として位置づけられているが、

いずれにしても、「フィルムツーリズム」は、「ニューツーリズム」の一つとして捉えられている。(平成19年現在)

Dsc02952

写真は、ハリウッドのスター豪邸めぐりツアーの時に撮影したもの。

フィルムツーリズムに含まれるツアー。

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コ・フェスタ2007(いよいよ中盤・開催中:9月19日~10月28日)

コ・フェスタは、JPAPAN国際コンテンツフェスティバルのこと。

コ・フェスタとは。

チラシをみると、

「コ・フェスタは、ゲーム、アニメ、マンガ・キャラクター、放送、音楽、映画の各業界のコンテンツが一堂に会する、世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルです。コ・フェスタのキーワードは連携・リンクです。各分野が連携し合うことで新しい発想と新しいマーケットを生み出し、広く海外にアピールしていくことを目指します。」という内容の催し。

多くのプログラムが用意されている。プログラムは18。

その中の一つが、

1)劇的3時間SHOW

東京は表参道のスパイラルホールで10/1~10/10まで開催された。

Dsc00257

スパイラルホールの前で撮影。

映画関係では、

映画監督(映画作家)の河瀬直美氏

スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫氏

映画プロデューサーの李鳳宇氏、一瀬隆重氏

フジテレビの亀山千広氏などが3時間にわたって語った。

それから、

2)JAM2007(Japan Animation Contents Meeting 2007)

秋葉原UDXで10/4~7まで開催された。

アニメ・ビジネス・ショーケースやシンポジウムなど。

Dsc00243

秋葉原UDXで撮影。

そして、

3)国際コンテンツ人材交流・育成セミナー(9/20,9/21,10/26,10/27)

9/20と9/21には、

映画「スパイダーマン」シリーズなどで知られるプロデューサー、アヴィ・アラッド氏。

映画「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」などのプロデューサー、ジェレミー・トーマス氏。

映画「墨攻」のプロデューサー、井関惺氏

映画「初雪の恋」のプロデューサー、韓国のジョナサン・キム氏のセミナーがあった。

いずれも、世界的なプロデューサーである。

4)第20回東京国際映画祭(10/20~10/28)

5)秋葉原エンタまつり(10/20~10/28)

6)第4回東京アジア・ミュージックマーケット(10/15~19)

7)東京コンテンツマーケット2007(10/25~10/26)

8)ジャパン・ロケーション・マーケット2007(10/22~10/24)

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など、コ・フェスタは中盤にさしかかっているが、これからも魅力的なプログラムが目白押しだ。

その中でも、ジャパン・ロケーション・マーケットについては、このブログとも関連性があるので追って詳しくご紹介したい。

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宮崎駿・高畑勲の映画「柳川堀割物語」のロケ地、福岡県柳川市、熊本県矢部町、長崎県島原市、福岡県星野村、福岡県朝倉町、有明海など

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映画「柳川堀割物語」(高畑勲監督)

高畑勲氏が脚本・監督、宮崎駿氏が製作の実写映画。

アニメーションによる解説だけでなく、実写の映像もジブリ作品のタッチが感じられて、実写がアニメのようでどこか不思議な作品だ。

不思議なのはそれだけではない。

1985年から1986年にかけて撮影された約20年前の作品だが、昭和60年頃の人々の顔つきと平成19年の今の顔つき、ずいぶんと違ってみえる。

もし、映画が撮影された当時の人が、突然にタイムマシーンで現在に舞い降りたら、その国が同じ日本だと思わないのではないか。

それほど、髪型などにとどまらず、おそらくは内面が変わったのだろう、顔つきが違っているのである。

さて、映画の中身はというと、水とともに暮らす人々を描いたドキュメンタリー作品。

3時間近くある長い映画で、最後まで見るのに根気がいるのだが、逆に言えば、様々な話がちりばめられている。

ちなみに、そのなかに「まちづくり」の話がある。

そのまちづくりのストーリーはこんなかんじだ。

「国・県・市は、堀割をコンクリートで封じ込める計画であったが、その当時、市役所の係長であった広松伝(つたえ)さんという方が、自ら河川浄化計画・水路再生計画を立案し、かつての美しい堀割を甦らせた。」というのである。

文章にすると簡単なようだが、役所の一係長が国と県が旗を振り、市議会も議決した後の施策を振り出しに戻したのだから、大変な話である。

柳川で生まれ育った広松さんは、「川とよりを戻したい」と、冊子「郷土の川に清流を取り戻そう」を500部刷り、100回を超す住民懇談会などを通じて、市民参加による清掃を復活させた。

「便利さばかり」を重んじる時代に、あえて「川との煩わしいつきあい」を取り戻したのだが、おそらくは、潜在的に住民たちもそうしたいと思っていたし、歴史的に川を通じて住民の連帯感と自治意識が眠っていたから、それが実現したのだろう。

結果をみれば、それまでの国や県が考えていた下水道を整備し堀割を暗渠にする計画よりも1/5のコストしかかからなかった。

しかしながら、「県の担当者は、”川は棄民の共有財産とは何事か。川は国や県のものである。”と目くじらをたてた。」らしい。

この出来事は、現代に生きる柳川市民が未来に残した遺産であり、子孫たちはそれを成し遂げた先祖たちを誇りに思うに違いない。

映画は、水と人々の暮らしを様々な角度から映し出している。

(粉石けんの普及活動、水落ち(堀割の水を一度無くしすこと)における魚(鯉、鮒、ハヤなど)採り、川祭り、水天宮祭りなど)

水は地域を越えていて、そのロケ地は柳川市にとどまらない。

ロケ地は、

その堀割を復活させた福岡県柳川市

それから、水と関わりの深い

熊本県矢部町(通潤橋)

(ちなみに、通潤橋は、水不足の白糸台地の村々に水を供給するために建造された。橋の通水管(3本ある)は現在も使用されている。約100ヘクタール以上の水田を潤しているそうである。)

長崎県島原市(武家屋敷、湧水)

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武家屋敷で撮影。すばらしい景観。

福岡県星野村(棚田)

福岡県朝倉町(三連水車)

有明海の干潟や矢部川など。

また、ロケ隊は沖端(おきのはた)川の民家を借りたという。

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ユニバーサルスタジオ、「シュレック」の4Dアトラクション

シュレック、2001年にアカデミー賞(長編アニメーション映画賞)を受賞している。

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シュレックといえば、ユニバーサルスタジオ(ロサンゼルス)には3Dにもう一つ加えた4Dのアトラクションがある。

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4つめのDはアメリカらしく陽気に、こちょこちょ、されたりで楽しめる。

映画も6月30日にShrek the Third (シュレック3)が公開されるようだ。

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