茨城県の地ムービー「桜田門外ノ変」、ロケ地は水戸市の千浪湖オープンセット・袋田の滝ほか。地方創生映画
桜田門外ノ変オリジナルサウンドトラック
アーティスト:サントラ,alan |
映画「桜田門外ノ変」(監督・脚本は佐藤純彌)
出演は大沢たかお、北大路欣也、伊武雅刀、渡辺裕之、渡部豪太、本田博太郎、池内博之、長谷川京子、加藤清史郎、柄本明、生瀬勝久、西村雅彦ほか。
原作は吉村昭。
共同脚本は江良至。
プロデューサーは川崎隆。
共同プロデューサーは三上靖彦、鈴木義久。
今年(2010年)は「桜田門外ノ変」から150年目。
一部、フィクションであるが、史実に忠実につくられた作品。
ストーリー構成にこだわり、クライマックスの襲撃シーンが早めにあり、その後に、事件が起こったいきさつと、襲撃した人たちが描かれている。
政治的クーデターを肯定したくないという制作の意図があるためか、
追い詰められるクーデターの志士たちが、処刑されていくことが、きちんと描かれている。
一方、権力側に寝返るサムライたちは、「長い物には巻かれろ」であり、
それゆえ、権力の怖さ、不気味さがひしひしと感じられる作品。
この映画では、ただただ悪役である井伊直弼について、どんな人物だったのか、もっと色々知りたくもなった。
製作のきっかけは、茨城県の地域振興につながる映画を地元主導で製作できないか、ということであり、
パンフレットには、「地方創生映画」とある。
茨城県、水戸市、旧水戸藩の市町村長すべてが協力。
Special Thanksに、茨城県、茨城県議会、水戸市、水戸市議会、水戸商工会議所、常陽銀行、・・・(略)・・・、下妻市、常総市、高萩市、北茨城市、笠間市、ひたちなか市、常陸太田市、那珂市、筑西市、行方市、大洗町、城里町、大子町など・・・茨城県の行政・企業・団体・学校・個人名がずらり(書ききれないので割愛)。
桜田門外周辺を再現した千波湖畔に建てられたオープンセットの総工費は約2億5000万円。
雪の再現には、70トンもの寒水石が敷かれている。
ロケ地は、水戸市内の弘道館、大子の袋田の滝、水戸市千波湖畔のオープンセット(米沢藩・桜田門・杵築藩・襲撃現場周辺・安芸広島藩・彦根藩)など。
水戸市のオープンセットには、映画の記念展示館も併設され、現在も観光施設となっている。(2011年3月31日まで予定)
撮影協力は、千浪湖畔オープンロケセット、いばらきフィルムコミッション、茨城県民の森、茨城県立歴史観、偕楽園後援、弘道館後援、久慈町漁業協同組合、袋田の滝、常陸第三宮吉田神社、ワープステーション江戸、日光江戸村、大子町森林組合、房総のむら、常磐神社、ハウステンボス、水戸市公園協会ほか。
映画化にあたっては、「桜田門外ノ変 映画化支援の会」が設立されている。
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