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2010年10月

2010年10月 5日 (火)

山形県大蔵村肘折温泉の地ムービー「湯の里ひじおり」

映画「湯の里ひじおり 学校のある最後の一年」( 渡辺智史監督)

プロデューサーは飯塚俊男。
撮影は堀田泰寛。構成・編集は鍋島惇。録音は久保田幸雄。
ナレーターは伊藤惣一。

昔ながらの風情を残す山間の湯治場、山形県月山の麓にある肘折温泉(807年開湯)を舞台にしたドキュメンタリー映画。

なんにもしないで過ごす時間。

温泉につかって、ご飯を食べて、ごろごろして、お茶飲みながら駄弁って、ぐっすり寝て。

湯治客になってゆったりと過ごしたくなる作品。

日本の田舎に残っている、人々の触れ合い、のんびりと澄んだ空気。

一方、現代日本が直面するさまざまな社会・経済問題が浮き彫りにされている。

少子化、高齢化、過疎化、学校統合による肘折小中学校の閉校。

肘折小中学校のブラスバンドの楽器は、子供たちのために、村の人たちがお金を出し合ってそろえたもの。

それは地域の絆の証。

映画のチラシに

「旅館はお部屋、道路が廊下」

それから、

「この作品は、片隅の里を素材にしながら、この国の全体を描いた、まことに普遍的に大きなスケールをもっている。」立松和平(作家)とあり、

閉塞感のある日本。

でも、まだ希望はある。

地域再生の息吹が感じられる作品。

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2010年10月 3日 (日)

静岡県松崎町の地ムービー「そらそい」、ロケ地は旅館「一仙」ほか。

映画「そらそい」(監督は、石井克人・三木俊一郎・オースミユーカ)

出演は青山草太、森岡龍、二階堂ふみ、市川小百合、佐藤真子、牧野愛、桔花、川口花乃子、松山儒河、飯高潤子、吉岡篤史、深澤翼、阿部ジュン、白仁裕介、大山健、平本ソーイチロー、鈴木徳至、三木俊一郎ほか。

脚本は、石井克人、オースミユーカ。

プロデューサーは平本ソーイチロー。

大学の創作ダンス部(チーム名はPotente)が大会に向けた夏合宿。

泊まる旅館が「そらそい」。

高校のクラブ、大学のサークル活動を思い出す。

10代後半から20代前半ならではのノリ。

ワイワイがやがや、頭の中には異性関係のことがいっぱいで、簡単に一目惚れしたりして、
海辺で夏合宿、この雰囲気、なんだかすごく懐かしい。

「がんばれ!ベアーズ」っぽくもあり、

がんばれ!Potente

楽しい作品。

ロケ地は静岡県松崎町。

撮影合宿現場の旅館「一仙」

カフェUSAGINZA

伊豆急行(株)

出演者による、Potenteブログはこちら

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2010年10月 2日 (土)

北海道は塩狩峠・和寒町などの地ムービー「塩狩峠」、ロケ地は塩狩峠・和寒町・旭川市ほか。

映画「塩狩峠」(中村登監督)

出演は、中野誠也、佐藤オリエ、長谷川哲夫、新克利、岡本久人、武内亨、岩崎加根子、村瀬幸子ほか。

製作は長島清、小梶正治。

脚本は楠田芳子。

原作は三浦綾子。

塩狩峠は北海道和寒町(わっさむちょう)と比布町(ぴっぷちょう)の境界にある峠。

明治時代、名寄発旭川行きの蒸気機関車が塩狩峠で起こした事故で、身を挺して車輪の下敷になり機関車を止めて乗客を救った国鉄職員の純愛と信仰に貫ぬかれた生涯(実話)を描いた作品。

「キリストはなぜ十字架につけられたのですか?」「すべての人の罪を背負って」「では、だれが十字架につけたのですか?」「それは君です」という問答がある。

現代の日本社会に暮らしていると、この映画のセリフが、違和感を覚えるほど真面目っぽく感じるが、実話(犠牲の死説と事故死説があるが、いずれにしても殉職したことにはかわりはない。)が基になっていることもあり、色々と考えさせられる。

協力は日本国有鉄道。

ロケ地は、塩狩峠、和寒町、旭川市ほか。

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2010年10月 1日 (金)

徳島県の地ムービー「村の写真集」、ロケ地は西祖谷山村・山城町・池田町ほか。

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映画「村の写真集」(監督・脚本は三原光尋)

出演は、藤竜也、海東健、宮地真緒、甲本雅裕、桜むつこ、吹石一恵、大杉漣(徳島県出身)、原田知世、ぺース・ウー、徳島県の皆さんほか。

写真の監修は、立木義浩(徳島県出身)。

上海国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀男優賞(藤竜也)受賞。

製作は三木和史。

音楽は小椋佳。

ダム建設で沈もうとしている花谷村(架空)が舞台。

村役場の依頼で、村のすべての家族の写真を収める仕事を請け負う、村の写真館の父。

父と息子、家族、村の人々の複雑な心模様が描かれ、日本らしい自然・風景が映っている。

ずっと残しておきたい、美しい日本映画。

いとおしい作品。

戦争から帰らぬ息子を待ち続けるおばあちゃんを演じた桜むつ子さんの演技も必見。

ロケ地は、徳島県西祖谷山村・池田町・山城町ほか。

祖谷口橋、かずら橋(西祖谷山村)、JR土讃線の大歩危駅などが映っている。

撮影協力は、JR四国、四国電力池田支店、ホテル国谷温泉、上野写真館、トヨサキ写真館、白地牧場
パセラ渋谷店、K'S STUDIO、東京ロケーションボックスほか。

協力は、徳島県、西祖谷山村、山城町、池田町、虹の橋クリニック、徳島フィルムコミッション、ビジネスホテル阿波池田、徳島プリンスホテル、徳島県のみなさん、池田町のみなさん、山城町のみなさん、西祖谷山村のみなさん、スカイマークエアラインズほか。

映画の「高橋写真館」、実際は郵便局として使われていた建物を美術部が装飾。

配給はビデオプランニング、ワコー。

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