山形県大蔵村肘折温泉の地ムービー「湯の里ひじおり」
映画「湯の里ひじおり 学校のある最後の一年」( 渡辺智史監督)
プロデューサーは飯塚俊男。
撮影は堀田泰寛。構成・編集は鍋島惇。録音は久保田幸雄。
ナレーターは伊藤惣一。
昔ながらの風情を残す山間の湯治場、山形県月山の麓にある肘折温泉(807年開湯)を舞台にしたドキュメンタリー映画。
なんにもしないで過ごす時間。
温泉につかって、ご飯を食べて、ごろごろして、お茶飲みながら駄弁って、ぐっすり寝て。
湯治客になってゆったりと過ごしたくなる作品。
日本の田舎に残っている、人々の触れ合い、のんびりと澄んだ空気。
一方、現代日本が直面するさまざまな社会・経済問題が浮き彫りにされている。
少子化、高齢化、過疎化、学校統合による肘折小中学校の閉校。
肘折小中学校のブラスバンドの楽器は、子供たちのために、村の人たちがお金を出し合ってそろえたもの。
それは地域の絆の証。
映画のチラシに
「旅館はお部屋、道路が廊下」
それから、
「この作品は、片隅の里を素材にしながら、この国の全体を描いた、まことに普遍的に大きなスケールをもっている。」立松和平(作家)とあり、
閉塞感のある日本。
でも、まだ希望はある。
地域再生の息吹が感じられる作品。
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