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2010年7月

2010年7月30日 (金)

イランの首都、テヘランの地ムービー「テヘラン」

映画「テヘラン(Tehroun)」(ナデール・T・ホマユン監督)

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の作品紹介には、「あらゆるものが金で売り買いされる大都会の暗部を暴いた衝撃作」とあり、実話をもとにしたフィクションの作品。

映画の舞台もロケ地もイランの首都、テヘラン。

新生児の人身売買、麻薬の密売、警察?革命軍?を装っての強盗など暗部が描かれている。

イランの今は、「生きる」というより「生きのびる」という感覚だと上映後、監督が話していた。

テヘランという街があっての作品で、監督は、テヘランのあらゆるところを徘徊できる職業として、乞食と警察官を思いついた。

結果、主人公は乞食である。

実際に役者さんが物乞いをして、それをカメラに収めたシーンもある。

テヘランでは、35ミリのフィルムだと撮影許可はなかなかおりないが、デジタルでドキュメンタリーだと許可なしで撮影できるそうだ。

19日で94シーン。

製作国はイランとフランス。

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2010年7月29日 (木)

埼玉県の地ムービー「ネムリバ」、ロケ地は寄居町・東松山市・志木市・さいたま市ほか。ガリガリ君、十万石まんじゅうなど・・。地域発信型映画。

映画「ネムリバ」(園田新監督)

出演は小野まりえ、三輪明日美、チャド・マレーン、加藤虎ノ介、鈴木砂羽ほか。

原案は浅野晋康の「夢が夢なら」(ユナイテッド・シネマ(株)主催「シネマプロットコンペティション」に応募された作品)

脚本は村上桃子。

製作は大倉重俊、甘木モリオ、川端基夫、狩野善則。

プロデューサーは富永勲、梶川信幸、東美恵子。

SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザがユナイテッド・シネマと組み、若手映像クリエイターの商業映画制作を支援するプロジェクト「D-MAP(デジタルシネマ製作支援プログラム)」の作品。(第2弾)

地域にこだわりつつも、映画として高いクオリティーとエンターテイメント性を合わせ持った作品。

ガリガリ君十万石まんじゅう、草加せんべいなど、埼玉県の地元ネタが満載。

園田監督は彩の国ビジュアルプラザインキュベーションオフィスに入居。

主演の小野まりえさんは埼玉県に在住。

ロケ地はメインの寄居町をはじめ、東松山市、志木市、さいたま市ほか、ほぼ埼玉県内。(一部は、東京都の新宿など)

撮影協力は、YFCヨリイフィルムコミッションほか。

特別協力は、埼玉県、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ、赤城乳業(株)、(株)十万石ふくさや、(株)テレビ埼玉、ユナイテッド・シネマ(株)。

製作は(株)デジタルSKIPステーション、コイノボリピクチャーズ((株)シネバザール)、(株)Thanks Lab.、(有)プレス。

2010年10月23日からユナイテッド・シネマ埼玉5劇場で公開が予定されている。

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2010年7月24日 (土)

台湾は恒春の地ムービー「海角七号 君想う、国境の南」

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海角七号 君想う、国境の南』(監督・脚本はウェイ・ダーション)

出演はファン・イーチュン、田中千絵、中孝介、シノ・リン、レイチェル・リャン、リン・ゾンレン、マー・ニエンシエン、ミンション、イン・ウェイミン、マイズほか。

英題は「Cape No. 7」

台湾で興収が約5億3000万元(約16億円)を超えた作品(台湾映画としては過去最高)

日本の敗戦によって日本人が台湾から引き揚げたことによる、日本人と台湾人(当時は日本人)の悲恋が描かれている。

「捨てたのでは無い、泣く泣く手放したのだ。」というセリフと日本の合唱曲「野ばら」(シューベルト)が印象的。

大衆的で娯楽的。

テレビドラマ(コメディとメロドラマ)のようでもある。

ロケ地は台湾。

屏東(ピントン)県の恒春(台湾最南端の町)

台北。

こちらのブログに恒春のロケ地巡りが写真付きで詳しく載っている。

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2010年7月18日 (日)

山形県・鶴岡市・出羽三山神社・庄内町・小国町などの地ムービー「山形スクリーム」

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映画「山形スクリーム」(竹中直人監督)

出演は、竹中直人、成海璃子、沢村一樹、AKIRA、マイコ、篠原ともえ、三浦春馬、クリスタル・ケイ、岩松了、石橋蓮司、生瀬勝久、由紀さおり、庄内映画村エキストラのみなさん他。

企画は中沢敏明、Hengameh Panahi。

脚本は継田淳。

脚本協力は厨子健介、竹中直人。

B級映画っぽいテイストのホラーコメディ。

寝ているときにたまたま変な夢をみることがあるが、それをそれをそのまま映画にしたような感じ。

タイトルにあるように、メインロケ地は山形。

ただ、レビューには「この映画の山形弁はおかしい」という意見が散見される。

庄内ユニット、庄内ロケプロデューサーは丸山典由喜、庄内映画村、庄内映画村弁当工場、庄内映画村ボランティアのみなさん他。

撮影協力は、山形県、鶴岡市、出羽三山神社、庄内町、小国町。

鶴岡市大鳥地区・下川代地区・中川代地区・大平地区の皆さん、庄内赤川地区改良区、庄内交通(株)、庄内町北月山キャンプ場、酒田市小物忌神社、茨城県大洗町、ボンネットバス笠原、湯野浜温泉観光協会 松ヶ岡農場、出羽商工会青年部、月山あさひ博物村ほか。

制作プロダクションはセディックインターナショナル。

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2010年7月17日 (土)

タイはチェンマイの地ムービー「プール」

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映画「プール」(監督・脚本は大森美香)

出演は小林聡美、加瀬亮、伽奈、もたいまさこ、シッティチャイ・コンピラ他。

ゆっくりと時間が流れる。

スロームービー。

原作は桜沢エリカ。

企画は霞澤花子。

プロデューサーは小室秀一、前川えんま、木幡久美。

映画の舞台・ロケ地はタイのチェンマイ。

協賛はタイ国政府観光庁、タイ国際航空。

協力はHang Dong Market、Meun Nguen Gong Templeほか。

制作プロダクションはパラダイス・カフェ。

配給はスールキートス。

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2010年7月14日 (水)

新潟県十日町市の地ムービー「しゃったぁず・4」、ロケ地は十日町市の商店街ほか。

映画「しゃったぁず・4」(畑中大輔監督)

出演は、池内万作、油井昌由樹、八名信夫、高橋直樹、芹澤興人、ちはる、十日町市の皆さま(エンドロールには個人名がずらっと。)

企画は、畑中大輔、田中雄太、栗栖良依、毛利明光。

地方都市の商店街活性化を巡る人間ドラマ。

いわゆる「シャッター街」を題材にした作品。

この映画により「せがれプロジェクト」という商店街の息子たちが立ち上がり、商店を元気にするために動き始めているという。

プロデューサーは毛利明光。
脚本は田中雄太。

制作協力はニューシネマワークショップ。

撮影協力は、十日町市商店街振興組合連合会。十日町市本町一丁目・本町二丁目・本町三丁目・本町四丁目・本町五,六丁目・駅前通り・高田町一丁目・高田町二丁目・高田町三丁目・昭和町通りの各商店街振興組合、居酒屋けむりや、髙田屋酒店、飯塚テレビ電化、ニシノデンカ、こんぜん、松乃寿司、花せん、根津洋服店。カメラハウスロッキー、キナーレ、智和寺、中央印刷、山内商店、Snack ZERO、Pompadour Cafe、DAMZ十日町店、十日町市中央公民館、新潟県立十日町病院、十日町市役所、JR十日町駅。

協力は、新潟県十日町市、十日町商工会議所、十日町専門店会協同組合、十日町市商店街理事長のみなさん、林屋旅館、十日町新聞、十日町タイムス、週報とおかまち、エフエムとおかまち、十日町シネマトーク、十日町市中央公民館のみなさま、アネッサ21ほか。

後援は、新潟県商店街振興組合連合会、十日町市商店街振興組合連合会。

協賛は文化シヤッター。

制作プロダクションは、(株)アチーブス。

製作は越後妻有地域(新潟県十日町市と津南町)で3年に1度開催される国際芸術祭の「大地の芸術祭実行委員会」。

大地の映画祭限定!せがれオリジナルメニューはこちら

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2010年7月 5日 (月)

青森県大間町の地ムービー「魚影の群れ」

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映画「魚影の群れ」(相米慎二監督)

出演は緒形拳、夏目雅子、佐藤浩市、矢崎滋、十朱幸代、レオナルド熊、三遊亭円楽ほか。

製作は織田明、中川完治、宮島秀司。

原作は吉村昭。
脚本は田中陽造。

青森県下北郡大間町のマグロの一本釣り漁。

オールロケ、すごいキャストたち。

全身の演技、大間弁。ホンモノの映画。

テグス一本で釣り上げる。(本州の最北端。大間町の一本釣りのマグロは、1匹数百万から数千万の値がつくという)

ワンシーンワンカットで長回し。

製作協力は、青森県大間町、大間漁協、大間町商工会、北海道漁連、古平漁協、余市郡漁協、美国漁協、余別漁協、尻労漁協、大畑漁協、佐井漁協、渡辺漁業部、北海道航空、第五光幸丸ほか。

DVDの特典映像は、青森県下北郡大間町の「シネマ紀行」。

劇中のセリフ、大間弁の「したらのう」は親子ではつかわないことばらしい。
(夏目雅子さんのアイデアとのこと。)

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2010年7月 1日 (木)

北海道石狩市・増毛町・苫小牧市・新ひだか町・新冠町、宮城県気仙沼市・大崎市・仙台市などの地ムービー「春との旅」、ロケ地は鳴子温泉「大正館」ほか。

映画「春との旅」(監督・原作・脚本・アソシエイトプロデューサーは小林政広)

出演は仲代達矢、徳永えり、大滝秀治、菅井きん、小林薫、田中裕子、淡島千景、柄本明、美保純、戸田菜穂、香川照之ほか。

エグゼクティブプロデューサーは與田尚志。
プロデューサーは紀伊宗之、小林直子。

撮影監督は高間賢治。

音楽は佐久間順平。

「シナリオに惚れ惚れしました。」「この脚本の出来栄えは長い役者人生の中でも百五十本中、五本の指に入ると感じました」(仲代達矢氏)

葛藤。人間くさい。

偽悪的。(この言葉、映画パンフレットでみつけた。なんて魅力的な言葉だろう。)

切実な大変さ、ただの仲良しではいられない。

独特の歩き方。

演出も、役者さんたちの演技もすごい。

観るたびに新たな発見があるに違いない作品。

愛・憎しみ、売り言葉・買い言葉、建前・本音、血の繋がり・あかの他人、過ち・償い、離別・再会。

生きるということ。

順撮りでオールロケ。

ロケ地は、北海道石狩市の送毛と濃昼、増毛町。留萌本線。

宮城県気仙沼市の「海の市」・「丸枡食堂」。

宮城県大崎市鳴子温泉「大正館」。

宮城県仙台市の鉄砲町・「せんだいメディアテーク前のベンチ」。

北海道苫小牧市の「苫小牧港」。

北海道新ひだか町静内、新冠郡新冠町ほか。

公式ホームページにも、ロケ地紹介がされている。

協力は、宮城県、気仙沼市、気仙沼観光コンベンション協会、気仙沼商工会議所、気仙沼漁業協同組合、大崎市、鳴子温泉郷観光協会、仙台市、仙台商工会議所、仙台観光コンベンション協会、せんだい宮城フィルムコミッション、苫小牧市、新ひだか町、増毛町、石狩市、民宿大立荘、国民宿舎からくわ荘、コーヒーハウス純、鳴子温泉地域づくりネットワーク、ホテル仙台プラザ、JR北海道、太平洋フェリー(株)、(社)北海道観光振興機構、JR東日本ほか。

劇場公開中。

おすすめというか、必見。

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