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2010年1月 9日 (土)

屋久島の地ムービー「島影」、「そのまんま」の屋久島。

ドキュメンタリー映画「島影」(監督・撮影・編集は丸谷肇)
英語タイトルは「(Reflection)」
2007年。ビデオ(DV)

60分の作品。その中に、屋久島の等身大の自然、仕事(産業)、生活が映し出されている。

等身大、「そのまんま」の屋久島。

島を再び訪れた監督が、以前訪れたときに出会った画家の小山内隆さんの家に泊めてもらいながら撮影した作品。

その近所に住んでいる、島の子供、みーちゃん(女の子)、あっくん(男の子)。

小学校の低学年ぐらいだろうか。

みーちゃん、あっくんは、ホームビデオに撮られているのと同じ感覚なのだろう、「そのまんま」、カメラにからんできて、愛らしい。

やがて、画家の小山内さんも身のうち話を、飾ることなく、カメラを意識せずに、話してくれている。

山形国際映画祭2009の公式カタログを読むと、本作は、監督がもっとも自分を投影した作品だという。

つまり、

屋久島の自然(特異な厳しい自然でゆっくり成長する屋久杉、台風が近づいて荒れ始めた海、湿った空気、どんよりとした島影)、

産業(画家でありながら、流木を拾ったり、島の瓦版をつくったりして生計をたてている小山内さんの仕事、島を一周している道路にはしきりと工事のダンプカー)、

生活(島でうまれそだった、みーちゃん、あっくん、それから絵手紙を習っている屋久島の大人たち)

が、本作品を撮影している監督と、シンクロ(同期化)しているのだ。

観光パンフレットに載っている屋久島の美しい風光明媚な自然もいいけれど、

こういった飾らない島の自然・仕事・生活の風景の中に、

「そんなにがんばらなくても、そのままでいいよ」といわれている気がして、

幼子にもどって、大きな大人に抱かれているような気がした。

公式カタログには、「ファインダーをとおして監督の島への憧憬が見え隠れし、・・」とある。

そういう私も、島の子供たち、みーちゃん、あっくん、のなかにある何かに、深いあこがれ、憧憬を感じた。

Yakushimablog

写真は私が屋久島に行ったとき(2004年)撮影したもの。

ちなみに、本作品は「山形国際映画祭2009」
「シマ/島――漂流する映画たち」で上映された。

映画祭の公式サイトでは、「シマ/島――漂流する映画たち」を「ドキュメンタリー、ひいては映画制作そのものを考えるときに欠くべからず要素である地域性と身体性。「シマ」を地政学的な「島」だけでなく、ボーダーラインに立ち孤独でありながらも独自性を持つ空間と捉え・・・」と説明している。

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