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2009年11月10日 (火)

アゼルバイジャン共和国のオイルロックスの地ムービー「石油プラットフォーム」、ロケ地はカスピ海に浮かぶアゼルバイジャン共和国のオイルロックス。

映画「石油プラットフォーム(Oil Rocks - City Above The Sea)」(マルク・ヴォルフェンスバーガー監督)

マルク・ヴォルフェンスバーガー監督は、過去10年にわたって旧ソ連と中東におけるニュース速報の取材を行っているジャーナリストでもある。

カスピ海に浮かぶ石油採掘のための人工都市「オイルロックス」のドキュメンタリー映画。

プロデューサーは、イザベラ・ガッティカー。

スイスの映画。

アゼルバイジャン共和国にあるオイルロックスは1949年にスターリンの命令によって建設された世界初で史上最大の石油プラットフォーム。

延べ300kmの橋、数百のプラットフォーム、ビル(最高は9階)が建ち並び、公園も運動場もプールもある。そこに数千人の従業員が暮らしているようだ。(東京国際映画祭のパンフレットによる)

インタビューでタブーを話すとクビになる可能性があるため、真実を話してくれる人を探すのが難しかったという。(過酷な場所で、多くの人が亡くなっている。そういう人たちの犠牲の下に現在のオイルロックスがある。)

まず、簡単には見ることが出来ない生活が映しだされている。

撮影は、1週間×2回。

その撮影交渉には何年もかかり、ようやくおりた撮影許可は当初たった2日間だった。

2日間では、無理だと交渉して、1週間に伸ばしてもらったそうで、でも、いざ撮影を開始したら、2日目には戻るようにとヘリコプターが待機したという。

それを断って、撮影を続けたそうだ。

撮影中は、常に国の役人(内務省の人)が見張っていたという。

それが一回目の撮影。

2回目の撮影は、それほど厳しい監視はなく、おだやかな1週間だったそうだが、1回目に撮影した人は誰もオイルロックスにいなかった。(人の入れ替わりが激しいのだろうか?)

なお、オイルロックスには、今は使用していない約500人収容の映画館があるらしい。

こちらのブログに、グーグルアースのオイルロックスの写真が掲載されている。

蛇足だが、監督はインタビューで、「日本も島国ですよね。だから今回日本で上映されたことは何かの縁だったと思います。」と話している。

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コメント

初めまして。
拙ブログをご紹介いただき恐縮です。
映像的に食い足りないところもありましたが、この撮影期間や撮影環境を考えると、よくぞ撮ったものだと感心させられました。

投稿: kiyotayoki | 2009年11月10日 (火) 09時37分

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受信: 2009年11月10日 (火) 09時37分

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