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2009年10月

2009年10月31日 (土)

地球各地の地ムービー「オーシャンズ」、ロケ地はおよそ世界50か所。

映画「オーシャンズ」」(ジャック・ペラン監督)

フランスのドキュメンタリー映画。

(写真は、最近、自分がダイビングで撮影したもの。映画とは全く関係ありません。)

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(写真:ボンベの空気は地上へと向かう。)

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(写真:海の中から見上げた太陽。)

映画のロケ地は、世界の50か所で4年以上もロケ撮影された作品。

マンタ、クジラ、イルカ、ウミガメ、サンゴ、ウミウシ、ミノカサゴなどなど、ダイバーにはたまらない映画。

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(写真:すぐ近くまで近寄れたアカウミガメ。「みんなが危害を加えないから、だんだん安心して、ダイバーが近くに寄れるようになった」と、いつも慶良間諸島の海を案内していただいている知人(というか友人ですが・・)が教えててくれた。)

私は、100本~200本の間のダイバーだが、

映画では、数千本ぐらいのダイビング体験を一気に大画面で見ることが出来る感じだ。

ダイバーなら、何度も見たことのあるような海と、滅多に見ることが出来ない海。

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(写真:アカウミガメはこの日、4匹会えた。その内の1匹、海面に向かって自由に泳いでいる。)

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(写真:地形が幻想的。光がゆらゆら、波にゆれて神秘的。)

映画のキャッチフレーズには、海って何?

特に、ダイバーにはたまらない映画。

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(写真は:水面近くに上昇してから見上げて撮影。写真のロケ地は全て渡嘉敷島)

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2009年10月29日 (木)

「映画で地域を元気にする方法」放送、11月1日(日)NHKラジオ第1あさいちばん6時40分~46分カルチャー&サイエンス

NHKラジオ第1あさいちばん

放送日:11月1日(日)

時間:6時40分~46分

カルチャー&サイエンス

テーマ:「映画で地域を元気にする方法」

出演:「映画にしくまれたカミの見えざる手 日本の未来ぢから」著者 谷國大輔 (映画プロデューサー 地域プランナー)

ラジオ体操のすぐあと。早朝ですが、もしよかったら、どうぞお聞きください。

放送後、NHK「ラジオあさいちばん」のホームページからストリーミングで聞くことが出来ます。

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2009年10月26日 (月)

吉祥寺の地ムービー「ライブテープ」、ロケ地は吉祥寺八幡神社→井の頭公園。出演は平成21年元旦に吉祥寺の街を歩いていた皆様ほか。

映画「ライブテープ」(松江哲明監督)

出演は、前野健太(ミュージシャン)、長澤つぐみ(参拝出演)、2009年1月1日(平成21年元旦)に吉祥寺を歩いていた皆さま他。

撮影は近藤龍人、録音は山本タカアキ。

平成21年(2009年)の元旦に74分を1シーン1カットで撮影した吉祥寺・タウン・ウォーキングのミュージックライブ・ドキュメント。

映画のキャッチフレーズは「生きていかなきゃね。」

吉祥寺の八幡神社から、商店街、ハモニカ横丁などを経由して、井の頭公園へ。

ミュージシャンの前野健太さんが、サングラスをかけギターを弾きながら、元旦の吉祥寺の街を歩いていく。

この映画を見ていて素直に、「(いろいろと問題は多いけれど)、日本はいい国だな。」と思った。

それは、吉祥寺の街を歩いている人たちの様子が総じていいからである。

ミュージシャンの前野さんと、その背後にいるであろう撮影スタッフたちを見る目線が、いかにも日本らしい。

遠巻きで、見ていないようで、見ている。

無関心なわけではないが、積極的に話しかけてくるわけではなく、ちゃちゃをいれてくることもない。

皆、それぞれに用事があるのだろう、さっさと通り過ぎる。(お正月ということもあるのだろう)

ミュージシャンの前野さん、歩きながら、通りにいた1~3歳ぐらいの幼子に、かけていたサングラスを、「あげる」と言ってさっと手渡した。

幼子は、ワケがわからず、サングラスを手に持っていて、そのかたわらにいる、若いお母さんはびっくりしつつ、でも、このアクシデントがうれしそうである。

この映画は、カメラも一緒に歩いているから、この親子は、すぐに画面から外れる。一瞬の出来事。

ラストの井の頭公園のシーン。

ラストソングは、「天気予報」。

のんびりした夕暮れの井の頭公園。

小さな子供が(たぶん)祖母に駆け寄ってきて、祖母はかがみ込んで、小さな孫を両手を広げて受け止めて、しばらくの間ギュッと抱きしめている。

そんな風に、自由でアットホームな吉祥寺らしさが、ちゃんと映像になっている。

等身大で、そのままの吉祥寺。

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2009年10月25日 (日)

島根県の地ムービー「砂時計」、ロケ地は仁摩サンドミュージアム、木村酒造ほか。

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映画「砂時計」(脚本・監督は佐藤信介)

出演は、松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、池松壮亮、塚田健太、岡本杏理、戸田菜穂、風間トオル、高杉瑞穂、伴杏里、 藤村志保、大田市・大代町・斐川町・浜田市・浜田高等学校今市分校・美郷町・温泉津中学校・浜田商業高等学校・浜田水産高等学校・青陵中学校・浜田高等学校のみなさん他。

原作は芦原妃名子のコミック(700万部以上の売上だという)

主題歌は、いきものがかり「帰りたくなったよ」

全国約250スクリーンで公開され、興収約10億円。

青春もの、恋愛もので、島根の風光明媚な景色が楽しめる。

一方、シリアスな作品で、母の自殺がらみのシーンなどは、ある意味、ホラーより怖いほど。

(気になって調べたら、やはり美術は斉藤岩男さんで、これまでにホラーの名作を手掛けている。(「リング」や「THE JUON/呪怨」など)

特別協力は、島根県、大田市、江津市、浜田市、美郷町、斐川町、邑南町。

島根エキストラ協力は、雲州ふらたシネマステーション石見フィルムコミッションほか。

撮影協力は、仁魔サンドミュージアム、木村酒造、JR西日本ロケーションサービス、JR西日本米子支社浜田鉄道部、亀遊亭、済生会江津総合病院、Restaurant & Villa Lant、浜田商業高校、三階小学校、石見海浜公園、ヴィジュアルベイ、国立三瓶青少年交流の家、県立三瓶自然館サヒメル、山陰合同銀行、大家農機、銀の道商工会、島根県出雲空港管理事務所、出雲空港ターミナルビル、一畑トラベルサービス航空部、断魚開発組合、竹ノ内、大渡、大田オート、スカイホテル大田、ホテル松尾、荒神谷博物館、レコシティTOKYO、ヒルサイドクラブ迎賓館(八王子)ほか。

仁魔サンドミュージアムのタイムホールには、巨大な一年計砂時計が据え付けられているのだが、仁摩町には、全国有数の鳴り砂の浜「琴ヶ浜」があって、その「鳴り砂」の保全と環境保護を願って「一年計砂時計」が設置された。

その砂時計が、映画のストーリーにつながっている。

映画「砂時計」製作委員会は、TBS・小学館・東宝・MBS・ドリマックステレビジョン・IMJエンタテインメント・電通・CBCとメジャー作品でありながら、島根にこだわったリージョナルシネマ。

島根県の幾つもの中高生がエキストラ参加もしている。

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2009年10月24日 (土)

横浜市・茨城県筑西市・北九州市の地ムービー「ザ・マジックアワー」、ロケ地は横浜大倉山記念館、下館オスカー、門司港ホテルほか。

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映画「ザ・マジックアワー」(脚本・監督は三谷幸喜)

出演は、佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子、伊吹吾郎、寺脇康文、谷原章介、中井貴一、鈴木京香、香川照之、天海祐希、唐沢寿明、山本耕史、市川亀治郎、市川崑ほか。

製作は亀山千広、島谷能成。

企画は清水賢治、市川南。

エグゼクティブプロデューサーは石原隆。

プロデューサーは重岡由美子、前田久閑、和田倉和利。

制作プロダクションはシネバザール。

佐藤浩市が演じるキャラクターが魅力的で、三谷幸喜作品の中でも、(個人的には)特に面白かったコメディ映画。

この作品を見てからというもの、佐藤浩市さんがCMに出ていると、この映画のセリフと演技と表情を思いだして、にやにやっと、思い出し笑いをしまうほど。

それに、映画への思い入れがにじみ出ている作品でもある。

装飾・美術・メイク・照明・キャメラなど、画面には映らないセクションで仕事をしているスタッフたち画面にたくさん出てくる。

映画はみんなで協力しながら作る総合芸術。

それと、この映画は、ロケだけでなく、スタジオが多い。

スタジオ撮影は、古い映画のように、見ればすぐセットだとわかるのだが、むしろセットだとわかるからこそ、楽しい感じだ。

ちょうど、遊園地のメリーゴーランドとか、高校の文化祭、博覧会会場の書き割り(風景や建物が描かれた大きな板(張り物)のことを書き割りという)ならではの楽しさ。

それでいて、何度も出てくるセリフは、

「死ぬのは怖くない。怖いのは誇りを失ったまま、生き続けることだ。」

で、

「マジックアワーを逃したときに一番の方法」は、

「明日を待つんだよ。マジックアワーは必ずまたやってくる。

はやいんじゃないかい。あきらめるのは。

次のマジックアワーをまっている。この歳になってもいまだにさ。

このまま、くたばってたまるかい。」

とあって、あくまで前向きで明るいストーリー。

撮影協力は、

山梨大学付属病院、横浜大倉山記念館(守加護の警察署外観シーン)、大鴻運天天酒楼小山町商工会富士リサーチパーク、青梅市立総合病院、川喜多記念映画文化財団、クールライド、テイクルート、COZYCAFE、下館シネマ・下館オスカー(茨城県筑西市)、門司港ホテル、北九州市立大学映画研究会、ハウステンボス、ながさき観光地映像化支援センター、筑西ロケ支援ネット、茨城県筑西市、北九州市消防局、北九州フィルムコミッションいばらきフィルムコミッションほか。

協力は、JAL、東宝スタジオ、東宝スタジオサービス、東宝映像美術、東宝スタジオスタジオ、東宝コスチューム、早稲田総研シネマティックアート、早稲田大学ほか。

特別協賛はキリンビール(株)

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2009年10月11日 (日)

羽田空港の地ムービー「ハッピーフライト」

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映画「ハッピーフライト」(監督・脚本は矢口史靖)

出演: 田辺誠一, 時任三郎, 綾瀬はるか, 吹石一恵, 田畑智子、寺島しのぶ、肘井美佳、神崎詩織、笹野高史、竹中直人、ベンガル、小日向文世、岸部一徳、延べ1500人(機内撮影)+600人のエキストラの皆さんほか。

(機内撮影には延べ1500人(1日150人)のエキストラ。約80人の撮影スタッフに俳優たち。)

延べ1500人のエキストラは、主にANAが自社のウエブサイトで募集。

応募が殺到して2日で締め切られている。

(通常、エキストラ募集は1週間以上かけて受付する場合が多い)

(羽田経済新聞より)

製作は亀山千広、エグゼクティブプロデューサーは桝井省志。

プロデューサーは、関口大輔、佐々木芳野、堀川慎太郎。

主題歌は、フランクシナトラの「COME FLY WITH ME」

航空業界の裏舞台を綿密な取材に基づいて描いた作品で、明るく楽しく爽快なエンターテインメント。

飛行機を飛ばすのに携わるたくさんの人たちの群像劇。

撮影協力は、

ANA(広報室、企画室、オペレーション統轄本部、客室本部、整備本部、営業推進本部、東京空港支店、関西空港支店、福岡空港支店等)

(羽田空港のANA格納庫内でクランクイン。ANAはボーイング747ー400を15日間貸し出すなど全面協力)

国土交通省航空局、航空保安大学校、関西国際空港、航空保安協会、日本空港ビルディング、羽田エクセルホテル東急、京浜急行バス、AJINOMOTO STADIUM、南国酒家、Samsoniteほか。

協力は、

東宝スタジオ、日活撮影所、TMI総合法律事務所、特撮研究所、ポリゴン・ピクチュアズ、全日空商事、東京エキストラNOTE、大阪ロケーションサービスほか。

特別協力はANA。2010年は航空100年。

「ハッピーフライト×ANA 旅割りキャンペーン」などが実施され、

JATA世界旅行博2009(旅行博2009)で、撮影で実際に使用された実物大のボーイング747型機のコックピットが展示されるなどしている。

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アイルランドのアラン島・ダブリンなどの地ムービー「スカイクロラ」、ロケハンはアイルランドとポーランド。

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アニメ映画「スカイクロラ(The Sky Crawlers)」(押井守監督)

出演は菊地凛子、加瀬亮、谷原章介、栗山千明ほか。

原作は、森博嗣。

脚本は、伊藤ちひろ。

製作プロデューサーは奥田誠治、石川光久。

プロデューサーは石井明彦。

制作はプロダクションI.G。

CGI制作はPOLYGON PICTURES。

ずっと平和、ずっと死なない。

物質的に豊かでも心が満たされない荒涼感。

意味深で、色々と考えさせられる作品。

「僕は今、若い人たちに伝えたい事がある。」

「たとえ、永遠に続く生を生きることになっても、昨日と今日は違う。」

「何者かになるということは、世の中に対して確固としたリアクションを起こす人間になるということ。」

「ある種のものは、ないことでしか表現できず、連想させることでしか、感じさせることができない。」

などの押井守語録(メッセージ)が公式サイトに掲載されている。

空中戦のシーンは3DCGで、地上のシーンは手書きの2Dアニメーション。

映画の舞台は、アイルランドとポーランド。

監督が、アイルランドを選んだのは、雲が低くて風が流れる独特の空気感と風景が大きいそうだ。

ロケハンのメンバーは、監督・演出・作画監督・美術監督・カメラマン・プロデューサー。

スケジュールは、アイルランドに5日、ポーランドに5日。約2週間。

アイルランドのロケハンは、アラン諸島のイニシュモア島、ダブリン、ゴールウェイ、グレンダーロッホ、キルケニー、キャッシェル、リムリック(遺跡・城跡)、バレン高原、モハーの断崖など。

ポーランドは、クラコフ(ボーリング場など)、ワルシャワの軍事博物館、ヴロツワフ空軍施設(旧ソ連の戦闘機・パイロットスーツなどの軍事資料がある)など。

押井守監督のロケハンのポイントは3つ。

1)舞台のモデルとなる場所を、具体的に見つけること。

(実際に映画の舞台となりうる場所を写真や映像に収めて持ち帰ること。)

2)旅をしながら、監督自らの「妄想」を膨らませること。

(カメラマンが撮影し、監督はカメラを持たずに妄想に耽る。)

3)メインスタッフ各々の特性を深く理解すること。

(公式サイトより)

だという。

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2009年10月 7日 (水)

鹿児島県知覧町などの地ムービー「俺は、君のためにこそ死ににいく」の君とは?、ロケ地は鹿児島県知覧町・滋賀県五個荘、茨城県真壁町・美浦村、沖縄県、フィリピンほか。

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映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(新城卓監督)

脚本・製作総指揮は石原慎太郎。

出演は、岸惠子、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、多部未華子、前川康之、中村友也、中越典子、桜井幸子、戸田菜穂、宮崎美子、長門裕之、江守徹、石橋蓮司、寺田農、勝野洋、伊武雅刀ほか。

企画は遠藤茂行、高橋勝。

プロデューサーは、角田朝雄、吉田晴彦。

映画の始まりに、縦書きの字幕がゆっくりと映り、

「私は縁あって、特攻の母といわれた鳥濱トメさんから、隊員たちの秘められた、悲しくも美しい話を聞くことが出来ました。雄々しく(おおしく)美しかったかつての日本人の姿を伝えて残したいと思います。 石原慎太郎」

とある。

鳥濱トメさんといえば、鹿児島県知覧町の富屋食堂(軍の指定食堂)。

映画の舞台は、鹿児島県、日本国の知覧。

さて、ところで、この映画のタイトルは、「”君”のためにこそ死にに行く」だが、ここでいうところの「君」とは一体、誰を指しているのだろうか。

インターネットのレビューを見ると、「君」の解釈の仕方は、人によって実に様々だ。

「家族、愛しい人、母、父、妻、子供、恋人、友人、故郷の人たち。それから、国家、天皇陛下、君が代」などが挙がっている。

また、それらの解釈は、それぞれがその思想の中で成立していて、その解釈の違いが物議をかもし出している。

だが、一歩、距離をおいて考えてみると、いずれにしても、「君」は二人称であり、一人称の「俺」・「自分」では決してないことは、明らかである。

つまるところ、”君”が家族であれ国家であれ、どちらにしても、「俺は、”俺”のためにこそ死にに行く」のでは、決してないのである。

そのうえ、

特攻隊に志願し散っていった青年たちは、単純に日本帝国に従順であったわけではない。

それは、特攻隊の青年たちが、憲兵隊とぶつかりあうことからも明かで、彼らは、国家権力に全く無抵抗だったわけではないのだ。

ただ、深く、思い込んでいる。

「いとおしさ、いとしかもののために、夢をかけ、命をかけている。」

一方、

あらためて考えてみると、戦後の日本社会は、自己の欲望を解放して、それをあからさまに肯定することで成り立ってきた。

言い換えると、戦後の日本は、西欧から借りてきた資本主義、民主主義、個人主義、自由主義の基、権利の主張ばかりしてきた面は、ある意味で否定できないだろう。

最近は、「”俺”のためにこそ死にに行く」という感覚の無差別な事件も頻繁に起こっている。(その理由は、単純ではないが。)

映画からは、「戦争から生きて帰った人たちの中に、生き残ったことに対する罪の意識がある」ことが伝わってくるが、

現代日本で暮らしていれば、はからずも、「”俺”のため」になりがちで、「”君”のため」に散っていった戦友たちに、合わせる顔がない。

戦友を亡くした人たちは、生きていて申し訳ないという、罪の意識にさいなまれるに違いない。

戦争は断固反対、戦争放棄、非暴力、非戦、非核などの考えは、日本の財産であり誇りである。

だが、戦後、特攻隊に志願して散っていった青年たちを、「犬死に」といい、特攻志願して散れなかった人たちのことを「特攻くずれ」という人がいること。

映画では、そのことを紹介していた。

人は、その生きる時代によって、これほどに、違うのだということが実感できる作品。

(映画の中のセリフ。特攻作戦を決めた長官が「この戦いは敗れるだろう。敗れる限り、破れた後のちのちにも、国体は守らなければならんのだ。」といい。「国体とは何ですか。」と質問され、「日本という国家・民族の意志だ。」「正しい信念だった。」「心意気を、国家の名誉のために、歴史に確かに残すために、若者たちに死んでもらうのだ。」が印象的。)

愛と平和にラブ&ピース。

そして特攻。

この二つは、近いようで遠く、遠いようで近い。

総製作費18億円。

撮影は2006年3月27日に知覧町でクランク・インし、滋賀県五個荘、茨城県真壁町・美浦村、沖縄県などでロケ撮影している。

当時の日本の空気や生活感を追い求めて、全国各地で約3ヶ月のロケ。

なお、5000万円をかけ、陸軍戦闘機「隼」2機を実際の設計図を取り寄せて、実寸大に復元している。

俳優たちは、三分刈となり、茨城県土浦市の陸上自衛隊で3日間の体験入隊し、撮影所内でも厳しい訓練を積んで撮影に臨んでいる。

協力は、鹿児島県、鹿児島県知覧町、知覧町特攻平和会館、富屋食堂ホタル館、少飛会、知覧高女なでしこ会、防衛省、陸上自衛隊、富士学校、武器学校、第302保安中隊ほか。

撮影協力は、いばらきフィルムコミッション、沖縄フィルムオフィス、財務省関東財務局 水戸財務事務所、茨城県、桜川氏、美浦市、常総市、笠間市、大子町、群馬県富士見村、国立赤城青少年交流の家、海洋博公園、小平ふるさと村、川根町の皆様、

北河製品所、江戸東京たてもの園、東京ロケーションボックス、板橋区ホタル飼育施設、大井川鐵道(株)、エクセル航空、滋賀ロケーションオフィス、東近江市産業振興部商工観光課、五個荘金堂町自治会ほか。

フィリピンロケ担当は石沢ファラ。(フィリピンに現存する全長約100mの当時の米駆逐艦を使用して、実際に発砲するシーンを撮影)

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