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2009年7月11日 (土)

東京の品川・新宿・西葛西・千葉の富津などの地ムービー「トウキョウソナタ」、ロケ地はイオンモール富津・日産プリンス文京店・井の頭線沿いの家、西葛西の家・MORITOWNほか。

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映画「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)

出演は香川照之、小泉今日子、役所広司、井之脇海、小柳友、井川遥、児島一哉、津田寛治ほか。

(小泉今日子は報知映画賞の主演女優賞、キネマ旬報の主演女優賞、山路ふみ子映画賞の女優賞を受賞)

脚本は黒沢清、田中幸子、マックス・マニックス(オーストラリア出身)。

エグゼクティブプロデューサーは小谷靖、マイケル・J・ワーナー(アメリカ)。

プロデューサーは木藤幸江、バウター・バレンドレクト(オーストラリア)。

製作は、製作投資からプロデュースまで行っているエンターテイメントファーム(ENTERTAINMENT FARM:日本の会社)、映画製作・セールス会社フォルテシモ(FORTISSIMO FILMS:オランダの会社)、博報堂DYメディアパートナーズ、ピックス。

カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞。

現代日本を映しだした家族の物語。

誰でも暮らしは、世界の社会・経済の動向、その生きている時代に影響を受けていて、それからのがれることは、できない。

社会との繋がりを象徴するモノの一つにネクタイと背広がある。

トウキョウソナタでリストラされたお父さん達は、そのネクタイと背広にこだわっている。

ネクタイをはずし、背広を脱ぎ捨てて、南の島でぼんやりしたり、高い山に登ってその山頂から街を見下ろせば、ちょっと気分が変わって、自分が立っている足元を客観的に見つめることができる。

いいかえると、一歩引いて、見ることができる。

それができると、案外、些細なことにこだわっている自分に気がついたりするのものだ。

だが、それも、生活に追われていると、気持ちが追い込まれて、現実的にはけっこう難しい。

また、誰でも、少なからず、多少なりとも、ささやかなプライドをもって暮らしている。

(ただ、この家族の父親のプライドは、自分自身に向かうのではなく、威厳という、やっかいなかたちとなって、そのエネルギーが他に向かっている。リストラで自信を無くしてもいる。)

さて、ところで、人はささやかなプライドを保つために、一時だけしか一緒にいない、所詮あかの他人に対しては、嘘でやり過ごすことがある。

限られた時間を過ごせば、やがて無関係になる。

そういうことなら、別に、あれこれと赤の他人に説明することはない。複雑な状況を説明するのは大変だし、いやな思いをせずにいられるし、変な誤解もされないですむ。

だが、この映画の場合、その嘘をつく相手は、一緒に暮らし食卓を共にしている家族である。

それゆえ、トウキョウソナタの家族は、お互いに心のどこかで、「所詮他人」などと思っている部分がある。

そして、現代日本には、無意識のうちに「所詮他人」のように接している家族が普通にある。

この映画は、それを映像で、ドキュメンタリーのように映しだしている。

だから、この映画はホラー映画のように怖い。

そして、人が嘘をつけば、それは見透かされる恐怖と、常に隣り合わせ。

だから、よりいっそう恐い。

ホラー映画が怖いのは、気味悪い映像もさることながら、心理描写によることが大きいことを、ホラーでない、この作品を見れば実感できる。

でも、ラストシーン、トウキョウソナタの家族には希望がある。

いろいろあっても、それでも寄り添っていられるのは、まだ互いに信用しあえる何かが残っているからで、ラストシーンのピアノの調べは、そういった、一つの苦難を乗り越えた、やすらかさがある。

(ラストシーンのピアノの音色に、、黒沢清監督は希望を託しているそうだ。)

エンドロールには、ラストシーンの音が、そのまま流れていて、なんとも心地いい。

ロケ地は東京とその近郊(千葉と神奈川)。

東京の実景が映っている。

(東京タワーなどのあからさまな東京ではなく、いろいろな要素が混在したゴチャゴチャした東京。)

写真付きで、こちらのブログに詳しく掲載されている。

佐々木家の室内はセット。(冒頭シーンは家の中。柱の一部など、いろいろ映っている。天井のあるセット)

佐々木家の外観は、井の頭線沿線の家。

ピアノ教室の家は西葛西にある家。(半オープンスペース。一日で撮影したという。)

食事を配給してくれる公園は、品川の海岸の公園。

就職活動でカラオケを歌えといわれるシーンは、新宿にある高層ビルの部屋。

ロケーション協力は、

東京芸術大学、YAMAHA、MORITOWN、TANITA、PEUGEOT、イオンモール富津、南房総市、富浦町漁業協同組合、日産プリンス東京販売(株)文京店、東京都水道局、東京都北区、湘南藤沢フィルムコミッション台東区フィルムコミッション千葉県フィルムコミッション、東京エキストラNOTES。

ちなみに、車の中のシーンはスタジオ撮影。ラストシーン(ピアノのシーン)は特撮で、合成された映像。

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