« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

2009年6月25日 (木)

ローマ・クラーコの地ムービー「パッション(The Passion of the Christ)」、セリフはアラム語・ラテン語等、英語字幕がついてヒット

パッション [DVD] DVD パッション [DVD]

販売元:東宝
発売日:2004/12/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「パッション(The Passion of the Christ)」(メル・ギブソン監督)

出演は、ジム・カヴィーゼル、モニカ・ベルッチ、マヤ・モルゲンステルンほか。

製作・共同脚本もメル・ギブソンで、構想12年、私財約30億円を投じたという。

(メル・ギブソンは熱心なカトリック教徒とのこと。)

この映画における「PASSION」は、キリストの「苦難」の意味であり、情欲や情熱という意味ではない。(PASSIONにはそういう意味もある。)

凄惨な映像のため、全米ではR指定になった作品。

イエス・キリストの最後の12時間、その時に起こったと思われる出来事を出来るだけ忠実に再現して映像で見せている。

衣装、食習慣は、紀元前後。

セリフは、アラム語、ラテン語、ヘブライ語など、当時の人たちが喋っていた言葉を再現して、そのまま使っている。

イエス・キリストはアラム語で、ローマ人はラテン語とのこと。

アラム語は、今でも話されているとのことだが、現代のアラム語はイエス・キリストの生きた時代と違うため、映画のセリフは、アラム語の研究者の指導によって、イエス・キリストの時代のアラム語に近づけたという。

それほど、忠実に再現することにこだわったので、この映画の場合、アラム語のまま上映し英語字幕をつけている。

英語字幕など、案外普通のことのようだが、実は、アメリカの人たちは字幕を読みたがらない。

アメリカでは字幕スーパーだと、なかなかヒットしないが、この映画は字幕スーパーでもヒットした。

ロケ地は、イタリア。

バジリカータ州(Basilicata)のクラーコ(Craco)、,ローマ(Rome)など。

スタジオは、ローマのチネチッタ・スタジオ(Cinecittà Studios)

チネチッタとは、映画(CINEMA)と都市(CITTA)を合わせた造語で「映画都市」のこと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月24日 (水)

ベルリンの地ムービー「クヌート」、ロケ地はベルリン動物園、北極、ロシアのベラルーシ。

「クヌート」オリジナル・サウンドトラック Music 「クヌート」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2009/07/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「クヌート」(マイケル・ジョンソン監督)

出演は、ベルリン動物園で暮らすホッキョクグマのクヌートと飼育員の人たち、北極で暮らすホッキョクグマの親子、ロシアのベラルーシの森で暮らす母のないヒグマの兄弟ほか。

製作国はドイツ。脚本はマイケル・ジョンソンとテレザ・アルト。

クヌートがかわいくて、ほのぼのしていながらシリアスな問題提起があるエコロジーな作品。

人工哺育など、人と動物の共生について考えさせられるドキュメンタリー。

親子で見るのにちょうどいい感じ。

ロケ地は、ベルリン動物園、北極、ロシアのベラルーシの森。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

津軽弁、青森県の地ムービー「ウルトラミラクルラブストーリー」、ロケ地は青森市、五所川原市など。

「ウルトラミラクルラブストーリー」PICTURE BOOK Book 「ウルトラミラクルラブストーリー」PICTURE BOOK

著者:撮:梅 佳代撮:岡本 英理
販売元:角川メディアハウス(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「ウルトラミラクルラブストーリー」(監督・脚本は横浜聡子)

出演は、松山ケンイチ、麻生久美子、渡辺美佐子、原田芳雄、藤田弓子、ノゾエ征爾、ARATA 、青森の地元の子供たち他。

青森にこだわったリージョナルシネマ。

監督が青森出身、主演の松山ケンイチも青森出身、セリフは津軽弁、そしてオール青森ロケ。

ただし、松山ケンイチさんは下北弁に囲まれて育ったようだ。

タイトルの通り、「ウルトラミラクル」な映画。

「ウルトラ」、「ミラクル」とカタカナで英語の形容詞をつけないと伝わらない世界。

ウルトラミラクルなラストで、何だったのか、どうしたってわかるはずが無く。

農薬と脳みそが脳裏を離れず、しばらくは、ゆっくりぐっすり眠れそうにない。

ロケ地は、青森市や五所川原市など。

撮影協力は、青森フィルムコミッションほか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京の地ムービー「酔いどれ天使」闇市はセット

酔いどれ天使<普及版> [DVD] DVD 酔いどれ天使<普及版> [DVD]

販売元:東宝
発売日:2007/12/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「酔いどれ天使」(黒澤明監督)

出演は、志村喬、三船敏郎、山本礼三郎、千石規子、久我美子、中北千枝子、木暮實千代、笠置シズ子ほか

三船敏郎の初主演作。

闇市など、終戦間もない頃の暮らしが映っていて、一見ロケのようだが、オープンセットだという。

調べると、「新馬鹿時代」(山本嘉次郎監督)のセットをベースにして、どぶ池などを造り、改造したようだ。

よく知られたシーンは、「カッコウワルツ」のシーン。また、「笠置シヅ子」のライヴも見られる。

「理性」とは何か、問いかけてくる作品。

広辞苑でその「理性」を調べると、「感情的欲求に左右されず、思慮的に行動する能力を理性といい、古来、人間と動物を区別するものとされた。」

また、「真偽・善悪を判別する能力」などとある。

さらに、「カント用法としては・・・」、「ヘーゲルの用法としては・・・」などと、哲学的な解説がいろいろ続く。

いずれにしても、「理性」は、それを理解することさえ難しい、奥深いものであるに違いない。

で、ふと気がつけば、最近はほとんど耳にしない言葉、それが「理性」だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月23日 (火)

書籍「映画にしくまれたカミの見えざる手 ニッポンの未来ぢから」

映画にしくまれたカミの見えざる手―ニッポンの未来ぢから (講談社+α新書 461-1C) Book 映画にしくまれたカミの見えざる手―ニッポンの未来ぢから (講談社+α新書 461-1C)

著者:谷國 大輔
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

6月20日に、書籍「映画にしくまれたカミの見えざる手 ニッポンの未来ぢから」が発売された。

ISBN978-4-06-272581-1

なぜ映画館でポップコーン?

「友情出演」の友情とは?

字幕スーパーの翻訳の謎

空席だらけの映画館は大丈夫?

日本の映画料金は高いのか?

映画は何人がみれば儲かるのか?

ゴジラの身長が伸び縮みする理由

ロケ地を決める口コミとは?

ロケで繁盛するお店のしくみ

映画で地域を元気にする方法

映画にまつわる国家戦略など

身近な疑問をひもときながら、、映画のしくみをわかりやすく紹介。

映画にまつわる知識がたっぷり得られる。

映画をあらゆる角度から分析し、映画が違った意味で楽しめるようになる本。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月15日 (月)

函館の地ムービー「Little DJ 小さな恋の物語」、ロケ地はTOKYO FMほか。

Little DJ 小さな恋の物語 [DVD] DVD Little DJ 小さな恋の物語 [DVD]

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2008/04/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「Little DJ 小さな恋の物語」(永田琴監督)

出演は、神木隆之介、福田麻由子、西田尚美、原田芳雄、小林克也、広末涼子、佐藤重幸、村川絵梨、石黒賢、光石研、函館市の皆様ほか。

原作は鬼塚忠。

脚本は三浦有為子と永田琴。

映画の舞台は1977年の函館。

函館の街の透明感が映画を彩っている。

王選手の756号ホームランのシーン、懐かしい歌謡曲。

面と向かうと気恥ずかしくて、なかなか言葉にすることができない気持ち。

ラジオには、それを伝える何かがあるようで、言葉にして伝えることの大切さを実感。

ロケーション協力は、

北海道函館市、函館市フィルムコミッション、函館市立南茅部病院、(株)不二家本店、函館造船(株)、函館バス(株)、函館山ロープウェー(株)、函館都心商店街振興組合、ドリカム松風店、函館タクシー、相模原フィルムコミッション、小山町都市整備課、小山町フィルムコミッション、帝京大学薬学部塩山市民病院、小山町商工会、珍屋、TOKYO FMほか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月14日 (日)

栃木県那須町の地ムービー「アルゼンチンババア」、ロケ地は那須町共同利用模範牧場・大田原市、福島県白河市、静岡県沼津市・松崎町ほか。

アルゼンチンババア [DVD] DVD アルゼンチンババア [DVD]

販売元:VAP,INC(VAP)(D)
発売日:2007/10/03
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「アルゼンチンババア」(脚本・監督は長尾直樹)

出演は、役所広司、鈴木京香、堀北真希、森下愛子、小林裕吉、手塚理美、田中直樹、きたろう、岸部一徳ほか。

脚本協力は金子ありさ。

原作は、よしもとばなな。

広い草原にぽつんと建っている「アルゼンチンババア」の家。

原作を読み、映画と何が一緒でなにが違うのかを知りたくなる感じ。

「アルゼンチンババア」の人物像を、文字だけで頭の中でイメージをふくらませて描いてみたいが、映画を先に見るともはや難しい。

小説を先に読んで、映画が後の順序がいいのかも。

特別協力は、全優石(全国優良石材店の会)

撮影協力は、

那須フィルムコミッション会津若松フィルムコミッションフィルムコミッション伊豆天草フィルムコミッションNPO法人カルチャーネットワーク千葉県フィルムコミッション八王子フィルムコミッション、栃木県那須町、福島県白河市、栃木県大田原市、山梨県富士吉田市、静岡県沼津市井田区・松崎町岩地区、那須町共同利用模範牧場、鈴木石材店、藤田産婦人科医院、富士吉田市立病院、You&Me、辰泉酒造、ユウキ用品店、天一、東洋治療院、大野クリニック、天草イルカマリンワールド堂ヶ島マリン、幕張メッセ、島原鉄道(株)、松崎町漁業共同組合、福島市立佐倉小学校、大野放牧場ほか。

那須フィルムコミッションによると、メインのロケ場所となるオープンセット(内装も作り込んでいる)が、那須町所有の牧場(那須町共同利用模範牧場)内に造られ、約1ヶ月半のロケが行われている。ロケ撮影後、取り壊しの前に地元の人たちに公開され見学会も行なわれたようだ。

また、映画公開前には、プロデューサー・監督らの好意で那須ロケ御礼特別試写会も。(ロケ協力した人など、応募式で招待券を発行して観客は約1000人)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新潟県の地ムービー「降りてゆく生き方」、ロケ地は新潟県新潟市・十日町・村上市・柏崎市ほか。

映画「降りてゆく生き方」(倉貫健二郎監督)

出演は、武田鉄矢、沢田雅美、渡辺裕之、苅谷俊介、大谷允保、権藤栄作、石田えり、新潟県のエキストラの皆さん他。

原案は森田貴英。

脚本は磯村健治・倉貫健二郎・森田貴英。

製作は磯村健治・森田貴英。

エグゼクティブ・プロデューサー は清水義晴。
   
約3年かけて北海道から沖縄まで、各地で地域づくりなどに携わっている人たち(約200人以上)に取材をし、約300冊の資料をもとに、原案を練って脚本をつくったという作品。(複数の脚本家の競作による共同脚本方式)

いわゆる映画館で上映される商業映画ではなく、企画・制作・上映が、そのまま地域づくり活動のような映画。(たとえば、こだわりがあるためだろうか、DVDの販売やTV放映も予定していないという。)

教育映画という感じ。

そのためか、映画を上映する公民館などの会場では、映画以外の様々なスピーチがあったりする。(商業映画における舞台挨拶という感じではない。)

そのスピーチでは、「一方的に「登ってゆく」生き方に対して、ずっと「降りてゆく」生き方がある」という話しがあった。

どちらか一つを選ぶといった、二元論に基づく思想的・宗教的なニュアンスも感じる作品。

映画の売上の一部は、地域活動・環境活動に関わる各種団体等へ寄付されるようだ。

新潟県ロケでは、地元オーディションを県内7ヶ所で開催し約2000人から応募があったといい、いわゆる地域にこだわりのある映画(リージョナルシネマ)。

映画に出演している小学生たちが森づくりもしているし、東京都檜原村で、映画の世界観を「体感」する「”降りてゆく生き方”実感ツアー」も開催されている。

ロケ地は新潟の各地。(公式サイトのこちらのページに詳しく掲載されている。)

新潟市は、篠田旅館、ニュークラブジャパン、新川漁港、柳都大橋近郊、岡方公民館、柳都大橋近郊、古町、古町商店街、はりま屋、新潟テレビ21、北区役所、新潟県民会館、山田河川敷公園、点塾、新津駅前、バー「エジンバラ」、今代司、新津商店街、緑樹苑、東区の古湊町、中国料理レストラン「慶楽」、青山海岸・小針浜。

村上市の味匠「喜っ川」、吉川酒舗。

十日町の棚田、ブナの木の下、田んぼ(田んぼガールズ&ボーイズのシーン、田んぼ with子供達のシーン)、広葉樹の森、松之山郷民俗資料館前、美人林、グリーンハウス里美の裏庭、、滝 with子供達のシーン、キャンプファイヤーのシーン、千手小学校、かやぶき屋根の家周辺、星峠の棚田、神社、大厳寺牧場、民家、川平橋。

柏崎市の荻ノ島かやぶきの里周辺、荻ノ島集落センター、高柳診療所など。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 9日 (火)

東京は砧の地ムービー「どですかでん」

どですかでん<普及版> [DVD] DVD どですかでん<普及版> [DVD]

販売元:東宝
発売日:2007/12/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「どですかでん」(黒澤明監督)

出演は、頭師佳孝、菅井きん、田中邦衛、井川比佐志、伴淳三郎、丹下キヨ子、三波伸介、山崎知子、松村達雄、三谷昇、渡辺篤、藤原釜足、ジェリー藤尾、加藤和夫ほか。

原作は山本周五郎の「季節のない街」

企画・製作は「四騎の会」(黒澤明・木下惠介・市川崑・小林正樹)

空想の電車を運転する六ちゃん。

内省的な印象。居所がない感じ。

ブラックホールに吸い込まれていくような不思議な感覚。

確かめられないが、いろいろなサイトを見ると、ロケ地は東京都江戸川区南葛西のようだ。

スタジオ撮影は東宝の砧スタジオ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 4日 (木)

日本のフィルムコミッション、153FC(全国連絡組織を除く)

日本のフィルムコミッション(2009年6月1日現在)

日本のフィルムコミッションは、名前がわかっただけでも153

自治体・観光協会・コンベンションビューロー・商工会議所・商工会などが、特にフィルムコミッションとは名乗らなくても、実質的にフィルムコミッションの役割を担っている場合も多く、また、ホームページを開設していないフィルムコミッションなども結構ある。

それに、例えば「釣りバカ日誌19」の「大分・佐伯ロケ支援委員会」のように一つの作品を支援するために一時的に設立された機関もある。

したがって、それらを含めると、日本にはおそらく200ぐらいのフィルムコミッションと、数百のロケ支援機関はあるだろうと推測できる。

なぜなら、日本の市町村数は1775(783市・801町・191村)あり、それに47の都道府県があるため。

現在、名前のわかったフィルムコミッションの一覧(153FC)は「日本のフィルムコミッション」に掲載。

数年前には鹿児島県にフィルムコミッションは無かったが、(鹿児島県は以前からロケ支援に積極的で、その業務を行政の一セクションが担っていた。)、今では、鹿児島県にもフィルムミッションが設立され、全ての都道府県にフィルムコミッションという名前を冠したロケ支援機関がある。

Dsc00434

Dsc00514

写真は、世界中のフィルムコミッションが一同に会してロケ誘致を展開するロケーショントレードショー。

主催は看板にある「AFCI(Association of Film Commissioners International)

毎年、ロサンゼルスで開催。(会場はサンタモニカ)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »