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2009年4月21日 (火)

川崎市の地ムービー「選挙」、ロケ地は東急線田園都市線の宮前平駅、溝の口駅のホーム他。

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映画「選挙」(製作・撮影・録音・編集・監督は想田和弘)

出演は、山内和彦、自民党川崎支連・後援会・うぐいす嬢・東大卒の同窓の皆さん、川崎市の皆さん他。

日本の実態を、そのまま映しだしたドキュメンタリー。

本作品の編集には、ナレーション、テロップ、音楽、CGによる加工、,特殊効果音などは一切ないらしく、それだけに真実味がある。

そのようなものがなくても、撮影した素材の組み合わせによって、つまりは編集によって、映画がいかようにもなること、伝えたいことが表現できることを実感できる作品。

編集は約10ヶ月間、監督が自らニューヨークの自宅で行っている。  (撮影素材は約60時間分)

高度に自動化された駅の改札口。

満員電車に乗れない乗客を駅員の人たちが押し込む風景。

その押し込む行為をするために、ホームを徒競走のような早さで走ってくる女性の駅員さん。

神棚を前に、神主さんが御祓いをしている。

地域の老人会、お祭り、ラジオ体操などに参加する候補者。

政治団体の後援会の人たちの雰囲気が独特で、いかにも政治好きという感じ。

候補者の奥さんが、「候補者が手袋するわけ」をなんでだろうと素朴な疑問をなげかける。

政治の世界では、奥さんを、「女房でもなく、妻でもなく、家内という。」と教えられる奥さん。

当選したときの万歳三唱。

街頭で誰も聞いていなくても、自分の名前を連呼しつづける候補者。

下校途中の子供達が選挙カーに群がり、手を振ってバイバイしている。(これはかわいい。)

映画「ロストイントランスレーション」を彷彿させる。

海外から見た日本の不思議さが、あちらこちらに映っているのだ。

また、候補者は、東大の同窓生たちに久しぶりにあって握手の嵐。

「別人格になっていますから」と素直にいっている。そう、明らかにハイになっているようで、

だが、こういうハイな感覚は、選挙に立候補すれば、どの候補者も大なり小なりなってしまうものだと聞いた。(とある議員から。)

街頭で自ら差し出した握手を、無視されたり、拒否されるのはつらいに違いなく、候補者は、ついついケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースのおじさんと握手したりしている。

公職選挙法があるため、選挙のプロのアドバイスが必要なようで、それもあってか、候補者は、選挙のプロに机を叩いて怒られても「すみませんでした」とただ謝って堪え忍んでいる。

候補者はおよそ政治家らしくない。

でも、その政治家らしくない人のよさ、押しの弱さが、取り巻きの本性を引き出し、本音の言葉がポンポンと飛び出している。

党から派遣された選挙のプロや支援者は、言いたい放題だ。

それにしても、どうして、こんなドキュメンタリーが撮れたのか。

その理由の一つは、立候補した山内和彦さんと相田監督とは大学の同窓だからだろう。

つまりは、友だちだから、気を許している。相田監督は山内さんの車に同乗して撮影したりしているのだ。

ロケ撮影は、2005年10月7日~23日の投票日までで約2週間。(撮影日数は12日間)

ロケ地は川崎市内。

東急線田園都市線の宮前平駅、溝の口駅のホーム他。

何度も見てしまう日本の本質を映しだしたドキュメンタリー。

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