映画「大阪ハムレット」、大阪各地(南海電鉄の岸里玉出駅など)、相模原市の(旧)沢井小学校。
映画「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)
出演は、松坂慶子、岸部一徳、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉、加藤夏希、本上まなみほか。
原作は、森下裕美の漫画「大阪ハムレット」(文化庁メディア芸術大賞受賞、双葉社刊)
双葉社60周年記念作品。
主題歌は、倉木麻衣の「会いたくて」
「大阪ハムレット」製作委員会は、アートポート、関西テレビ放送、BLDオリエンタル、双葉社。
(配給はアートポート、宣伝はグアパ・グアポ。)
第21回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門で、岸部一徳さんが「日本映画・ある視点部門特別賞受賞」
シェークスピアの「ハムレッ」トのセリフは、
「To be, or not to be, that is the question」
その和訳は「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」
一方、映画「大阪ハムレット」のテーマは
「生きるべきか死ぬべきか、生きとったらそれでええやん」
くすっと、ほのぼの、ほろり、そして、どっとした笑いもある作品。
年齢差と恋、複雑な家庭環境とファザコン、出生への疑い(本当の父親が誰)、病で早世する美しいお姉さん、女の子になることを夢見る小学生の男の子など。
自分の力では、いくら頑張ってどうにもならないことに、皆、真面目に悩んでいる。
そして、悩んだ末、ありのままを受け入れている。
自分のことも、相手のことも、その宿命や運命をうけいれている。
皆、いいかげんでありながら、肝心なところでは真面目で正直だ。
そのうち観客も同じ感覚になり、映画を見終わる頃には、
「父の弟と名乗っているが本当の叔父さんなのか疑わしい。」とか、
「生まれた赤ちゃんが誰の子かわからない。」など、それらが最後まではっきりしないことに対して、
「そんなことはどうだっていい。」と心からそう思える作品。
お母さんは、「でん」とかまえて、ありのままを受け入れている。
叔父さんは「ひょうひょう」として、思いやりを大事にしている。
暮らしていれば、大なり小なりドタバタがあるが、この映画を見ていると、少々の喧嘩さえも愛おしく感じられてくる。
身近な暮らしの映画だが、どこか遠くの方から、例えば、雲の上から人間界をみているような感じのやさしい映画。
元気をもらえる良質な作品だ。
ロケ地は大阪で、マクドナルドのことを「マック」と呼ばずに、「マクド」といっているところに大阪を実感。
大阪の空気、大阪のいいところが見えてくる。
大阪は、南海電鉄の岸里玉出駅など。
ちなみに、小学校の学芸会シーンは、神奈川県相模原市の(旧)藤野町立沢井小学校(平成18年3月末に廃校)でロケ。
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