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2009年1月

2009年1月19日 (月)

映画「大阪ハムレット」、大阪各地(南海電鉄の岸里玉出駅など)、相模原市の(旧)沢井小学校。

映画「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)

出演は、松坂慶子、岸部一徳、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉、加藤夏希、本上まなみほか。

原作は、森下裕美の漫画「大阪ハムレット」(文化庁メディア芸術大賞受賞、双葉社刊)

双葉社60周年記念作品。

主題歌は、倉木麻衣の「会いたくて」

「大阪ハムレット」製作委員会は、アートポート、関西テレビ放送、BLDオリエンタル、双葉社。

(配給はアートポート、宣伝はグアパ・グアポ。)

第21回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門で、岸部一徳さんが「日本映画・ある視点部門特別賞受賞」

シェークスピアの「ハムレッ」トのセリフは、

「To be, or not to be, that is the question」

その和訳は「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」

一方、映画「大阪ハムレット」のテーマは

「生きるべきか死ぬべきか、生きとったらそれでええやん」

くすっと、ほのぼの、ほろり、そして、どっとした笑いもある作品。

年齢差と恋、複雑な家庭環境とファザコン、出生への疑い(本当の父親が誰)、病で早世する美しいお姉さん、女の子になることを夢見る小学生の男の子など。

自分の力では、いくら頑張ってどうにもならないことに、皆、真面目に悩んでいる。

そして、悩んだ末、ありのままを受け入れている。

自分のことも、相手のことも、その宿命や運命をうけいれている。

皆、いいかげんでありながら、肝心なところでは真面目で正直だ。

そのうち観客も同じ感覚になり、映画を見終わる頃には、

「父の弟と名乗っているが本当の叔父さんなのか疑わしい。」とか、

「生まれた赤ちゃんが誰の子かわからない。」など、それらが最後まではっきりしないことに対して、

「そんなことはどうだっていい。」と心からそう思える作品。

お母さんは、「でん」とかまえて、ありのままを受け入れている。

叔父さんは「ひょうひょう」として、思いやりを大事にしている。

暮らしていれば、大なり小なりドタバタがあるが、この映画を見ていると、少々の喧嘩さえも愛おしく感じられてくる。

身近な暮らしの映画だが、どこか遠くの方から、例えば、雲の上から人間界をみているような感じのやさしい映画。

元気をもらえる良質な作品だ。

ロケ地は大阪で、マクドナルドのことを「マック」と呼ばずに、「マクド」といっているところに大阪を実感。

大阪の空気、大阪のいいところが見えてくる。

大阪は、南海電鉄の岸里玉出駅など。

ちなみに、小学校の学芸会シーンは、神奈川県相模原市の(旧)藤野町立沢井小学校(平成18年3月末に廃校)でロケ。

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2009年1月16日 (金)

元気をもらえる人生讃歌ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」、ロケ地はギリシャのスコペロス島、ミコノス島の教会、カリフォルニアのラグナビーチなど。

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映画「マンマ・ミーア!(mamma mia!) 」(フィリダ・ロイド監督)

出演は、メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ドミニク・クーパーほか。

製作は、トム・ハンクス、リタ・ウィルソン夫妻、ビヨルン&ベニー(元アバ)。

ミュージカルの「マンマ・ミーア!」を映画化。

アバの「エスオーエス」、「マネーマネーマネー」、「アイハブアドリーム」、「ヴーレヴー」、「ダンシングクイーン」・・・。

エーゲ海の青い海と白い砂浜、太陽が近い小さな島、海に突き出した桟橋、海風とヨット、月光に夜の海。

アバの歌詞がストーリーにぴったりとあって、笑える、ほろりとさせる、コメディータッチの泣き笑いミュージカルムービー。

元気をもらえる、人生讃歌。

とにかく楽しくなってくる映画で、出演しているキャストたちも実際に撮影を楽しんでいるよう。

メリル・ストリープは演技だけでなく、歌唱力もミュージシャン並み。

明るいエーゲ海に浮かぶロケ地は、

ギリシャ(Greece)の

スコペロス島(Skopelos)とそのカスタニビーチ(Kastani Beach)、

ミコノス島の教会(Agios Ioannis Chapel)で結婚式の行列シーン、

PelionのDamouchariやSkiathosなど。

アメリカはカリフォルニアのラグナビーチ(Laguna Beach)でビーチのシーン

スタジオは、イギリスのバッキンガムシャー(Buckinghamshire)のパインウッドスタジオ(Pinewood Studios)の007ステージ(Albert R. Broccoli 007 Stage)など。

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2009年1月10日 (土)

独裁政権下のルーマニア、サンダンス・NHK国際映像作家賞の映画「世界の終わりの過ごし方」

映画「世界の終わりの過ごし方(The Way I Spent the End of the World)」 (監督・脚本は、カタリン・ミツレスク)

出演は、ドロシア・ペトレ、ティモテイ・ドゥマ、イオニュ・ベチェル、マリウス・スタン、マリアン・ソイカ、クリスチャン・バラルほか。

サンダンス・NHK国際映像作家賞受賞。

プロデューサーは、カタリン・ミツレスク、ダニエル・ミツレスク、イナ・リー。

2006年カンヌ映画祭で、ある視点部門最優秀女優賞受賞。

チャウシェスク大統領の独裁政権下のブカレストが舞台。

独裁政権の恐怖を疑似体験したような気がするほどドキュメンタリータッチの作品。

当時のルーマニアの政治や社会情勢に明るくないと、一部ストーリーがわからくなる部分があるが、ルーマニアの人々にとっては自明の理であるに違いない。

独裁政権下の人々の表情はいつもどこか暗い。

どんな人でも自らの出生を選ぶことが出来ないから、皆、どこかの国に生まれ、その時代を生きるしかない。

それが現実なのだ。

そういった誰にも起こりうる宿命を考えると、映画は否応なく、自分の身に降りかかっていることのように思えてくる。

窓ガラスが割れているのかヒビが入っているのか、バスが印象的。

ロケ地はルーマニア(Romania)のブカレスト(Bucharest)と(Eselnita)。

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2009年1月 8日 (木)

「日本におけるロケ撮影のニーズなど」海外意識調査結果

株式会社バリーオがまとめた

「日本におけるロケ撮影のニーズ及び撮影環境等に関する海外意識調査」報告書(2008年度)

Afci2008

その一部が文化通信のこちらに掲載されています。

Afci20082

写真は、世界各国が参加するロケ誘致のコンベンション

「ロケーション・トレード・ショー2008」

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2009年1月 6日 (火)

映画「西の魔女が死んだ」、山梨県北杜市清里のオープンセット、長野県南牧村など。

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映画「西の魔女が死んだ」(長崎俊一監督)

出演は、サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実ほか。

原作は梨木香歩。

子供と一緒に見たくなる世代を超えた作品で、心に残るセリフは子供にも伝えたい。自然と共に暮らす幸福感が映し出され、お料理しているシーンも印象的。

イングリッシュガーデン、イギリス風の食事、それに日本の自然があわさって、日本にいながら英国にいるよう。

サチ・パーカーのキャスティングがすごい。

劇場公開前に試写会で約6万人へ見せ込みを実施しているという。

「西の魔女が死んだ」製作委員会は、アスミック・エースエンタテインメント、住友商事、テレビ東京、WOWOW、京王エージェンシー、IMAGICA、日販、ディーライツ、ローソンチケット、朝日新聞社、ヤフー・ジャパン。

インディペンデント系の映画。

撮影協力は、山梨県、山梨県北杜市、長野県南牧村、清泉寮、清里高原ホテル、長田興業(株)、太陽建機レンタル(株)、北杜市立白州中学校、北杜市立長坂中学校、平沢牧場、篠沢大滝キャンプ場、(有)エルティーキャンパーズ、(財)キープ協会ほか。

「西の魔女が死んだ・おばあちゃんの家」オープンセットは山梨県北杜市清里に建てられている。(清里駅から徒歩約25分。)1月5日から冬期のため公開を休止し春に再開予定。これまでに、すでに32,976人が訪れている。

「西の魔女が死んだ・おばあちゃんの家」オープンセットのサイトはこちら

なお、お気に入りの場所「サンクチュアリ」(sanctuary:生態系保全区の意)は、オープンセットから車で1時間以上も離れた場所にある。

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2009年1月 4日 (日)

韓国との国際共同製作の映画「僕の彼女はサイボーグ」、協力は神戸フィルムオフィス・いわきフィルムコミッションなど。

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映画「僕の彼女はサイボーグ」(脚本・監督はクァク・ジェヨン)

出演は、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、吉高由里子、斉藤歩、田口浩正、遠藤憲一、小日向文世、竹中直人、吉行和子、郡上八幡のみなさん、神戸南京町龍獅団、神戸南京町商店街のみなさん、高崎市のみなさん、独立三田遊撃隊、神戸エキストラのみなさん他。

2003年のゆうばり映画祭で、映画「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」等で知られるクァク・ジェヨン監督と山本又一郎プロデューサーが出会ったことから始まった企画。

韓国人監督、日本人キャスト、日本人スタッフ、日本ロケの国際共同製作作品。

(この作品は、国際共同製作とはいっても出資は日本だけ。)

キャスティングが成功していて、綾瀬はるかさんがサイボーグと人間をうまく演じこなしていて、その魅力がぎゅっとつまっている映画。

映画関連グッズとして、「フィギュア」も販売されている。

映像にはCGが駆使されているが、カーアクションのために道路を封鎖したりで、日本も最近はロケ支援が充実してきていることがこの作品を見ればよくわかる。

ロケ撮影の期間は約3ヶ月。(その内、2007年1月から3月にわたり神戸市内で約2ヶ月のロケ)

また、茨城県いわき市にオープンセットが造られている。(地震のシーン、撮影は8日間。)

撮影協力は、朝日ビルディング、オルビスホール、カミネ、関帝廟、旧居留地十五番関、神戸大学生活協同組合、三宮中央通り商店会、大丸神戸店、新常磐交通、南京町商店街振興組合、関西学院大学、神戸大学、ミント神戸、元町東地域協議会、御影公会堂、みなと銀行、阪急ファシリティーズほか。

協力は、神戸市、神戸フィルムオフィスいわきフィルムコミッション大阪ロケーションサービス協議会岐阜フィルムコミッション、郡上市八幡地域振興事務所、郡上市役所、高崎フィルムコミッション多治見フィルムエンジンなごや・ロケーション・ナビ日本ラインフィルムコミッション連絡協議会ひょうごロケ支援Net、いわき市、郡上市、群馬県、高崎市、兵庫県、いわき消防団第5師団のみなさん他。

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2009年1月 3日 (土)

人は死ぬ時に21グラムだけ軽くなる、映画「21グラム」、ロケ地はアメリカのニューメキシコ州・テネシー州。

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映画「21グラム(21 Grams) 」(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)

出演は、ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ、シャルロット・ゲンズブール、 クレア・デュバル他。

空間的・時系列的にバラバラの映像をみていくうちに、ドラマの全体像が表れてくる。

まるでジグゾーパズルのような映画。

脚本の段階でこれだけバラバラだったのか、編集でバラバラにしたのか?

脚本段階からだとすると、神業のよう。

「人は死ぬ時に21グラムだけ軽くなる。」ということからつけられたタイトル「21 Grams」に惹きつけられたが、そのことについては特に詳しい説明はない。

映画の中に、「それでも人生は続いていく」など、印象的なセリフが散りばめられ、心臓移植や交通事故という現代的な出来事が、家族や信仰など普遍的なテーマにつながり、映画は終始、重たい。

「右の頬を打たれたなら、左の頬も差し出せ。」と小さな子供に強いるシーンに、キリスト教社会を垣間見た気がしたが、そのキリスト教的な教えが、犯罪者に対する対応、そして衝撃のラストシーンにつながっているように思われ、

その思いがそのうちに、「キリスト教が基にある欧米社会は日本とは根本的なところでどこか大きく違うのだろう」という考えに及んで、

だとすると、「例えば、死刑廃止論の問題など、世界が一律である必要はないのだ。」という感じがした。

それほど、日本の時代劇にみられるいわゆる勧善懲悪とは感覚的に違ったストーリー。

ロケ地は、アメリカのテネシー州(Tennessee)はメンフィス(Memphis

ニューメキシコ州(New Mexico) は、

アルバカーキ(Albuquerque)、グランツ(Grants)、Moriarty、Zia Pueblo

Milan(ホテルと警察署のシーン)など。

ニューメキシコフィルムオフィスNew Mexico Film Office)など参照。

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