« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

2008年6月27日 (金)

映画「象の背中」、箱根彫刻の森美術館、パシフィック・ホスピタル、リストランチ国立文流、鉄板料理ひがしやま他。

象の背中 スタンダード・エディション DVD 象の背中 スタンダード・エディション

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2008/03/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「象の背中」(井坂聡監督)

出演は、役所広司、今井美樹、手塚理美、笹野高史、伊武雅刀、岸部一徳、塩谷瞬、南沢奈央、井川遥、高橋克実、白井晃、小市慢太郎、益岡徹、久遠さやか、小山町のみなさん、東京エキストラノート他。

役所広司さんの卓越した演技が印象的な作品。

「象の背中」製作委員会は、産経新聞社、松竹、テレビ朝日、メーテレ、九州朝日放送、北海道テレビ、ジェネオンエンタテインメント、ポニーキャニオン、電通、扶桑社、USEN、デスティニー。

原作は秋元康、脚本は遠藤察男、音楽は千住明、主題歌はケミストリーの「最期の川」。

どこかテレビドラマ風でもあり、ワンカットも長くてセリフが多い。

癌で余命半年、とてもシリアスなテーマなのだが、ちょっと非現実的で、あくまでも架空の物語。

(実在する癌患者とその家族の感覚とはほど遠い。肺ガンになったら”旨くない”はずのタバコを旨そうに吹かしていることなど。)

でも、こういう人いるかもしれない、こういう事もあるのだろう、と思って見られるのは映画のよいところ。

また、主人公の生きる世界は、まさに資本主義。

資本主義は一般的に、その根っこのところで、人間の欲望を肯定することと深くつながっているといわれている。

太陽が降り注ぐ海辺で明るく楽しく、軽やかに生きて、死もさらっと受け入れる。クリスタルのような透明感、どこか虚ろな輝き。

とにもかくにも、主人公は幸せいっぱい。

癌になっても、欲望のまま生きて、幸せそう。だが、それは軽さと隣り合わせだ。

一方、見方を変えると明るくしていることが見えざる掟のように思えてくる。

こういう掟に縛られたナルシスト的な幸せを傍観すると、黒澤明監督の「生きる」が思い浮かんできて、それと比べ、「もっと深い苦しみの中にこそ、ほんものの希望が宿るのでは。」などと感じてしまう。

またこの映画、「このシーンは泣かせようといている」など、製作者側の意向が見え隠れすることも加わってか、なかなか感情移入が起こらない。

ある意味で、異文化を伝える外国映画のよう。

ロケ地は、箱根の彫刻の森美術館、横須賀市は野比の海岸にあるパシフィック・ホスピタル、国立市のリストランチ国立文流、相模原市東橋本の鉄板料理ひがしやまほか。

撮影協力は、(財)彫刻の森美術館、The Henry Moore Foundation、サンケイビル、富士ソフト(株)、パシフィック・ホスピタル、オフィス設計、古葉屋酒店、埼玉医科大学国際医療センター、横浜市立みなと赤十字病院、そば茶屋すがも、小田急電鉄(株)、studioピア、カラオケゆー坊青山店、リストランチ国立文流(手塚直美さんのシーン)、鉄板料理ひがしやま(高野高史さんのシーン)、日本航空高等学校、銀座みかわや、食事どころふく娘、相模原市立内山中学校、小山町立小山中学校、高橋写真館、小山町フィルムコミッション富士の国やまなしフィルムコミッション、小山町観光協会、相模原フィルムコミッション、小山町生涯学習課、横浜フィルムコミッション、(社)千葉県看護協会、千葉県フィルムコミッション、花の谷クリニック、大網白里町、ブルーウィンズチアリーディングスクール、ピースハウス病院(ホスピス)ほか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

映画「星ノくん夢ノくん」、JR松尾駅ほか。

 星ノくん・夢ノくん 星ノくん・夢ノくん
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

映画「星ノくん夢ノくん」(脚本・編集・監督は荻上直子)

出演は、山ロ哲也、星島耕介、塩沢えみな、谷田文郎。
撮影は高橋暢、 録音は伊藤章。

ぴあフィルムフェスティバルの「PFFアワード2001」で音楽賞(TOKYOFM賞)観客賞(神戸)を受賞。

音楽が軽やかで明るく、エンドロールがスローだったりして、荻上直子監督らしい。

低予算ながらも様々な工夫をしている。

ロケ地は、千葉県のJR松尾駅ほか。

エンドロールのロケーション協力は個人名だ。(武澤朋子さん)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月24日 (火)

映画「処刑の島」、ロケ地は八丈島と八丈小島。

処刑の島 DVD 処刑の島

販売元:東宝
発売日:2005/04/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「処刑の島」(篠田正浩監督)

出演は、岩下志麻、新田昌、三国連太郎、佐藤慶、信欣三、殿山泰司ほか。

原作は武田泰淳の「流人島にて」。

脚本は石原慎太郎。音楽は武満徹。

極右と極左、愛と憎しみが交錯する作品。

極右も極左は、真逆のようでありながら、同じようなものだと篠田監督が話されていた。

恐い夢を見ているようだが、現実に体験しているようで、すごい表現力。

ロケ地は、八丈島と八丈小島。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月22日 (日)

映画「ハルウララ」、高知競馬場内の厩舎、高知競馬管理者室、桂浜の海岸と海のレストラン鰹群家」、市内の料理店「錦和」とスナック「瞳」、帯屋町商店街、仁定川の土手など。

ハルウララ DVD ハルウララ

販売元:video maker(VC/DAS)(D)
発売日:2008/03/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「ハルウララ」(森川時久監督)

出演は、渡瀬恒彦、賀来千香子、忍成修吾、七海まい、前田吟、ガッツ石松、左時枝、竹中直人、司葉子(ナレーション)、高知県のみなさん、高知競馬関係者のみなさん、日本旅行エキストラツアーのみなさん、ビッグホリデーエキストラツアーのみなさん他。

(ハルウララのファンが全国からエキストラとして参加している。交通費や宿泊費も自己負担だった。日本旅行とビッグホリデーでエキストラツアーが催行されている。地元も含め、観客役のエキストラの方々は約1500人。)

原作・脚本は、中島丈博。

音楽は服部克久。

プロデューサーは三村順一。

製作は、映画ハルウララ製作委員会・アマナスキネマ東京。

高知競馬でずっと負け続けたハルウララの実話を元にした映画。(ストーリーは実話に脚色を加えている。)

人間社会がつくった競馬という競争に参加しなけらばならない宿命の競走馬「ハルウララ」の姿は、過酷な競争社会に生きなければならない我々と同じ境遇。

競争に順位はつきものだが、俯瞰的にみると、一番になることは、あくまでも俗世間との相対的な関係である。

勝ち負けを超えた価値があるのは当然のこと。むしろ負けることによって得られるもののほうが大事だったりする。

そのことを、「ハルウララ」は、目に見えるかたちで示してくれた。

自らに与えられた宿命を受け入れて、精一杯に生きる姿は美しい。

後援は高知県と高知市。協力は高知県競馬組合。高知の地域映画で、全国に先駆けて高知市で劇場公開されている。(高知松竹ピカデリーとTOHOシネマズ高知)

ロケ地は、高知競馬場内の厩舎、高知競馬の管理者室、桂浜の海岸と海のレストラン鰹群家」、市内の料理店「錦和」とスナック「瞳」、帯屋町の商店街、仁定川の土手など。

ロケーション協力は、

錦和、スナック瞳、海のレストラン鰹群家、高知競馬場構内食堂、白川不動産、フローレンス美容室、医療法人仁栄会島津病院、高知ファーム、高知城公園、五台山公園、竹林寺、弘願寺、協同組合帯屋町筋、帯屋町1丁目商店街、柳町55番街町内会、北海道浦河町谷川牧場、信成牧場、昭和牧場。

撮影協力は、

高知調騎会、高知県厩務員会、高知県馬主会、高知県観光コンベンション協会、高知新聞社、高知新阪急ホテル、スポーツパレス春野、はるのの湯・南国温泉観光、キリンビール(株)高知支社、テレビ高知、高知県立伊野商業高等学校など。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月21日 (土)

映画「調布空港」、神津島、調布空港、天神通商店街、深大寺、武蔵野の森公園、味の素スタジアムなど。空港待合室は日活撮影所のセット。

調布空港 DVD 調布空港

販売元:日活
発売日:2007/08/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「調布空港」(今村悦朗監督)

出演は、大友康平、紺野まひる、豊原功補、神谷涼太、草村礼子、いしのようこ、ヒロミほか。

プロデュース・脚本は仙頭武則。

企画・監修は秦建日子。

プロデューサーは高見伸一、今村亜矢子、明石雅晋。

脚本は今村悦朗、白石まみ、木下草介、酒井雅秋。

3つの人生が調布空港で交差する作品。

撮影協力は、

プロペラカフェ、銀座・セイレーン、味の素スタジアム、学校法人東放学園、ヘリテック・エア・サービス。

Making of 調布空港」で撮影の様子を知ることが出来る。

調布空港の滑走路でのロケは、午前5時から8時までの3時間。

オフィスのシーンは、制作会社「NEO INDEX」の社内。

調布空港待合室のセットは日活撮影所。

撮影所の昼食はケータリング。

タクシーの車内(運転シーン)は、グリーンバック撮影。

調布市のシーンは、市内の天神通商店街、深大寺、武蔵野の森公園、味の素スタジアムなど。

神津島のシーンは見晴らしの良い高台、神津島港など。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月19日 (木)

映画「海は見ていた」、ワープステーション江戸など。

海は見ていた オリジナル・サウンドトラック Music 海は見ていた オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:東京コンサーツ
販売元:カメラータ・トウキョウ
発売日:2002/07/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「海は見ていた」(熊井啓監督)

脚本は黒澤明。

出演は、清水美砂、遠野凪子、永瀬正敏、吉岡秀隆、石橋蓮司、奥田瑛二ほか。

原作は山本周五郎の「なんの花か薫る」と「つゆのひぬま」。

日活90周年記念作品で、プロデューサーは猿川直人。

映画の舞台は江戸時代の深川。

幕府非公認の岡場所だ。

身分制度も手伝ってか、武家育ちの若侍は、苦労を知らず、人の痛みがわからない。こういう世間知らずは、ただでさえ哀しいものだが、そこに悪意がないが故に、なおさら始末が悪い。

生前、黒澤明監督は、「一度も踏み外したことがない、正しく生きてきたのだと驕った考えの人間は恐い。少しでも痛い目に遭わないように生きてきた人だから、人の痛みがわからない。信じられないような、冷酷なことをしているのにも気付かない。でも、折り目正しく優しそうに見えるからなお恐い。」と話されていたようだ。(黒澤和子著:『黒澤明「生きる」言葉』より)

黒澤明「生きる」言葉 (PHPハンドブック) Book 黒澤明「生きる」言葉 (PHPハンドブック)

著者:黒澤 和子
販売元:PHP研究所
Amazon.co.jpで詳細を確認する

一方、不幸な境遇でも、健気で美しく、心根のやさしい女郎の娘。

そして天涯孤独で不遇の連続だった青年。

この二人の出会いは希望という言葉そのもの。その希望を繋ぐのは粋の精神。お侠な姐御の心意気が生み出す粋だ。

ラストシーンは、世の不条理を飲み込む大洪水と満天の星空。

映画は日本の時代劇で、まさに和風なのだが、ビートルズの「ヘイジュード」を思い起こさせる。

人類に普遍の愛の賛歌だ。

また、大洪水に浮かぶ、今にも壊れそうな小舟は、まるでノアの箱船のよう。

ロケ地は、ワープステーション江戸など。

映画のシーンは、ロケセット(岡場所)から動かない。それゆえに、閉ざされた暮らしが実感され、岡場所の女郎たちの立場が伝わってくる。

エンドクレジットの協力には、

東京ロケーションボックス、神代植物公園、ワープステーション江戸、浦安市郷土博物館、富岡八幡宮神輿総代連合会、葛西囃子保存会ほか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月16日 (月)

映画「愛は霧のかなたに」で約20%観光客が増えたルワンダ

 愛は霧のかなたに 愛は霧のかなたに
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

映画「愛は霧のかなたに」(マイケル・アプテッド監督)

出演は、シガニー・ウィーバー、ブライアン・ブラウン、ジュリー・ハリスほか。

シガニー・ウィーバーは、第46回ゴールデングローブ賞の女優賞を受賞。

撮影はジョンシール、特殊メイクはリック・ベイカー。(ゴリラのボスは、特殊メイク。)

中央アフリカのマウンテンゴリラの研究と保護に尽力したダイアン・フォッシーの実話を映画化。

密猟の実態などが描かれている。

ロケ地は、ルワンダ(Rwanda)とケニア(Kenya) 。

約650頭のマウンテンゴリラのいる場所でロケ撮影されている。

ルワンダは、ボルカノエス国立公園(Volcanoes National Park)

ヴィルンガ保護区(Virunga Conservation Area)はルワンダ、コンゴ、ウガンダの境界にあり、その保護区の中にダイアン・フォッシーのカリソケ研究所(Karisoke Research Centre)がある。

それからヴイルンガ保護区に近いルヘンゲ(Ruhengeri)。

スタジオは、イギリスのShepperton Studios

映画が公開されてから、内乱が起こる前まで、ルワンダの観光客は約20%増えている。

ダイアン・フォッシーの活動は、ゴリラ基金などで受け継がれている。(ゴリラ基金のサイトはこちら)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

映画「サウスバウンド」、ロケ地は古宇利島(こうりじま)、本部町備瀬、名護市嘉陽小学校など。

サウスバウンド スペシャル・エディション DVD サウスバウンド スペシャル・エディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2008/03/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「サウスバウンド」(監督・脚本は森田芳光)

出演は、豊川悦司、天海祐希、北川景子、田辺修斗、松本梨菜、松山ケンイチ、平田満
吉田日出子、加藤治子、今帰仁村のみなさん、沖縄県のみなさん他。

原作は奥田英朗。音楽は大島ミチル、主題歌は中島美嘉。

製作委員会は、角川映画、日本映画ファンド、NTTDocomo、ソニーミュージックエンタテインメント。

主人公(お父さん)は、過激派でアナーキスト。

でも案外、客観的に自分を見ていて冷静、笑顔。

「違うと思ったら戦え。孤独を恐れるな。」といいながら、

「自分だけが正しいと思うと、意見が違う人を憎らしく思うこともある。そういうひとになっしゃだめ。」と子供達に伝えている。

映画の舞台は、前半がコンクリートが目立つ東京、後半はサトウキビ畑と大海原の沖縄。

沖縄は西表島ということになっているが、実際のロケ地は、沖縄県今帰仁村の古宇利島、名護市、本部町など。

オープンセットは古宇利島(こうりじま)に、約50日間と約2000万円をかけて造られ、ラストシーンの入り江は本部町の備瀬、小学校は名護市嘉陽小学校。

撮影協力は、

沖縄県、今帰仁村、沖縄フィルムオフィス、沖縄ロケサービス、今帰仁撮影支援隊、沖縄ロケ(株)、(財)名護市観光協会、若年者雇用センター企業組合、ホテルゆがふいんおきなわ、ホテルルートイン名護、名護市立嘉陽小学校、本部町新里漁港、(独)種苗管理センター沖縄農場、者名護青年会議所、台東区フィルム・コミッション、ジョイシティ蔵前ほか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月11日 (水)

空気がすっと透明になる映画「蝉しぐれ」、ロケ地は山形庄内地方、新潟、彦根、長野、近江八幡、京都、水戸、千葉など。

蝉しぐれ プレミアム・エディション DVD 蝉しぐれ プレミアム・エディション

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006/04/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「蝉しぐれ」(黒土三男監督)

出演は、市川染五郎、木村佳乃、緒形拳、原田美枝子、大滝秀治、柄本明、加藤武、大地康雄、小倉久寛、緒形幹太、田村亮、今田耕司、石田卓也、佐津川愛美、ふかわりょう、羽黒町のみなさん、鶴岡市のみなさん、滋賀ロケーションオフィス、サポーターのみなさん、長野市松代中学校剣道部のみなさん、茨城県のみなさん他。

原作は藤沢周平。

江戸時代の下級武士のすがすがしいドラマ。

心の透明感。立ち居振る舞いの美しさ。凛とした作品。

義を通して一途でいることは、世の理不尽さを思い知らされることと隣り合わせ。

そういう意味では、一途さは哀しみを伴うもの。

しかし、その心の内に秘めた清んだエネルギーが昇華した瞬間、あたりの空気はすっと透明になる。

そういった瞬間は、人生にとって、何ものにも代え難く、美しいもの。

映画「蝉しぐれ」製作委員会は、電通、東宝、セディックインターナショナル、ケイセブン、ジェネオンエンタテインメント、テレビ朝日、朝日放送、メーテレ、朝日新聞社、東京ASA連合会。

製作は俣木盾夫。

プロデューサーは、中沢敏明、宇生雅明。

日本の原風景、日本の四季折々の景色が美しい。(黒土監督は、日本の原風景を見つけるために15年に及ぶ構想の期間、全国をロケハンしたという。)

2003年8月にクランクインし2004年9月のクランクアップ。(四季を通して一年に及ぶ撮影体制が組まれ、約20年に及ぶ物語の年月を四季折々のカットを盛り込んむことで表現している。)

ロケ地は、山形庄内地方、新潟、彦根、長野、近江八幡、京都、水戸、千葉。

山形庄内地方の羽黒町には、「普請組・組屋敷」のオープンセットが組み上げられている。

このオープンセット。地元から提供を受けた約1万坪の元「だだちゃ豆の畑」に約1億円をかけて建設。

その建設にあたっては、カメラアングルの中に、現代建築が映りこまないように工夫され、建設後は約1年間もかけて風雨にさらして、自然の風合いに仕上げたという。

また、美術部は建物だけでなく、道端の雑草にもこだわっている。

美術監督は櫻木晶。

そういうこともあり、このオープンセットには、2004年9月のクランクアップ後に多くの観光客が訪れている。

そこで、庄内ロケ支援実行委員会と映画「蝉しぐれ」製作委員会は保存することに決定。

劇場公開前に、松ヶ岡開墾場の大蚕室を映画「蝉しぐれ」資料館も出来て、一般公開している。

そのオープンセット・資料館のご案内はこちら

撮影協力は、

山形県庄内総合支所、庄内広域行政組合、羽黒町、鶴岡市、櫛引町、庄内たがわ農協、庄内交通(株)、羽黒町商工会、羽黒町観光協会、出羽三山神社、鶴岡ワシントン掘れる、国宝彦根城、東京第一ホテル鶴岡、八幡堀を守る会、長野市教育委員会、ながのフィルムコミッション、信州松代ロイヤルホテル、いばらきフィルムコミッション、弘道館、山形県川西町、新潟県松之山町、滋賀ロケーションオフィス、湖東三山西明寺、松ヶ岡農場ほか。

ちなみに、原作はテレビドラマにもなっている。両方の制作に関わった黒土監督は、映画とテレビドラマの違いについて、公式サイトのインタビューで、

「映画ではテレビで描けなかった日本人の気高さを描きたかった。」(抜粋)

「映画は、物語を凝縮して、原作に書かれた文章をポエムのように見せていく。テレビでは表現できない「蝉しぐれ」の空気感と透明感を表現することができたと思います。しかし、凝縮する作業は非常に苦しかった。ここは削ぎ落としたくない。でも全体の仕上がり時間などを考えたらどうしても落とさなければならない。葛藤の繰り返しです。」(抜粋)

「映画は風景が語り、芝居をする。つまり映画監督は絵描きでもなければならないんです。」(抜粋)などと、その違いを話されている。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

キュートな映画「JUNO」、ロケ地はカナダのブリティシュ・コロンビア州。

JUNO/ジュノ Music JUNO/ジュノ

アーティスト:サントラ,ベル・アンド・セバスチャン,モット・ザ・フープル,キミヤ・ドーソン,キャット・パワー,ヴェルヴェット・アンダーグラウンド,モルディ・ピーチズ,アンツィー・パンツ,マイケル・セラ,バリー・ルイ・ポリサー,ザ・キンクス
販売元:Warner Music Japan =music=
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「JUNO」(ジェイソン・ライトマン監督)

脚本は、ディアブロ・コディ(アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞)

出演は、エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマンなど。

当初は単館規模(7館)で公開され、その1ヶ月後には全米で2000館規模に拡大。

興行収入も全米で2位となった作品。

第80回アカデミー賞で主要4部門にノミネート(作品・主演女優・監督・脚本)され、最優秀脚本賞を受賞。

日本でも、すでに、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008で観客賞を受賞。

爽やかな空気がテーンエイジャーらしい。

スラングをさらっと使うユーモア。

深刻にならずクール。

子供から大人へ、ハンバーガーフォン(ハンバーガーの電話機)が似合う愛らしさ。

自分らしく生き素直でキュート。

映像も音楽もお洒落な作品。(サウンドトラックは全米アルバムチャートで1位に)

ロケ地は、カナダ(Canada)のブリティシュ・コロンビア州(British Columbia)。

バーナビー市(Burnaby)のハンナメディカルクリニック(Hanna Medical Clinic)。

バンクーバー市(Vancouver)のエリックハンバーセカンダリスクール(Eric Hamber Secondary School)。

コキットラム市(Coquitlam)近郊のポートコキットラム(Port Coquitlam)

コキットラム市(Coquitlam)のコキットラムセントレモール(Coquitlam Centre Mall)

アメリカの国境に近い、ホワイトロック(White Rock)など。

スタジオは、カナダのブリティシュ・コロンビア州、バンクーバー(Vancouver)にあるブリッジスタジオ(The Bridge Studios

日本でも、「BEAMS」の日本公開記念Tシャツなどのタイアップ企画があり、ヒットの予感。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月10日 (火)

商店街が舞台の映画「二代目!らくだ銀座」、三鷹市、白河市、福島県南地方など。

二代目!らくだ銀座 DVD 二代目!らくだ銀座

販売元:GPミュージアムソフト
発売日:2006/05/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「二代目!らくだ銀座」(林弘樹監督)

出演は、伊崎充則、宮本真希、根本博成、吉田日出子、峰岸徹、田口ともろう、岩城滉一、斉藤こず恵、白河市の皆さん、三鷹市の皆さん、福島県南地方の皆さん他。

製作はFireWorks。

総合プロデューサーは越後啓子。プロデューサーは平田幸仁。脚本は栗山宗大。

企画開発の段階から、福島県白河の広域で行政・NPO・民間が一緒にプロジェクトチームを組み、三鷹市の支援チームと共に作った映画。

日本によくある普通の商店街が映画の舞台。

「映画を見て”我がまち”を温かい気持ちで見つめ直して欲しい」という願いを込めて制作された作品。

商店街に「らくだ」を呼ぶ物語だ。

撮影協力は、

連雀仲町商店会、下連雀第一町会、三鷹みなみ銀座商店会、三鷹駅前西商店会、東栄会、連雀協栄会、三鷹市立第四小学校、下連雀八幡大神社、渡辺青果店、きものサロンひきみね、すなっくPaso,魚多商店、白河観光協会、白神指し商店会連合会、矢吹町コミュニティプラザ、白河市立白河第二小学校、スズマツ写真館、白十字食堂、白河市文化センター、JR白河駅、白河市の多くの町内会、白河商工会議所青年部ほか。

SPECIAL THANKSには、多くの個人名、JR白河駅、我孫子自動車教習所、NPO北区地域情報化推進協議会など。

協賛は、三鷹中央通り商店会、三鷹駅周辺住民協議会、調布市商工会、白河信用金庫、桜美林大学OB、白河ふるさと農園、JA農協中島支所など。

(エンドクレジットの協賛には、薬屋さん、薬局、酒屋さん、楽器屋さん、宿泊施設、食堂、本屋さん、カメラやサン、スポーツ用品店など多くのお店と個人名が掲載されている。)

後援は、三鷹市、白河市、西郷村、大信村、表郷村、棚倉町、泉崎村、塙町、鮫川村、矢祭村、中島村、矢吹村、白河青年会議所。

協力は、関西ロケーションサービス、福島音響、NPOカルチャーネットワーク、三鷹商工会ほか。

ちなみに、「らくだ銀座」のスタッフたちは、川崎市の商店街などでも短編「ミニらくだ銀座」も製作している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

飛騨高山とイラン内陸部のイスファハンの地ムービー「風の絨毯」

 風の絨毯 風の絨毯
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

映画「風の絨毯」(カマル・タブリーズィー監督)

出演は、柳生美結、榎木孝明、レザ・キアニアン、工藤夕貴、三國連太郎ほか。

プロデューサーは、益田祐美子さん。

日本とイランの合作映画で、映画の舞台は日本の飛騨高山とイランのイスファハン。

イランの風景、イランの人たちのものの考え方、イランの暮らしなどが、片意地張らずに描かれている。

ペルシャ絨毯づくりを巡る日本人とイラン人のやり取りと行き違いが、いかにも現実に起こりそうで可笑しい。

これまでに、いろんな異国の映画を見て、画面の中の人たちの行動がどうしてもわからないことが少なからずあった。

だが、この映画では、日本とイランの文化の違いが、双方のやり取りによって浮き彫りになっていて、微笑ましく、よく理解できる。

客観的で俯瞰的な目線で、日本とイラン、それぞれの人々を暖かく包み込む作品。

飛騨高山やイスファハンの映像も美しい。

特別協賛は、飛騨高山まつりの森、茶の湯の森、三越、近鉄百貨店、松坂屋、天満屋岡山店、博多大丸、大丸京都店、京王電鉄バス、濃飛バス、イラン航空、近畿日本ツーリスト。 協力は高山市、飛騨高山観光協会、キミヤ・インターナショナル。 ちなみに、撮影で使用した平成の祭山車の制作費は1台約3億円で制作期間約3年。 「現代の職人の手で復元し、伝統技術を後世に伝えよう」という中田金太氏の強い願いにより、日本全国から腕利きの職人が呼び寄せられ、最高の素材を使用して復元。 一度完成した祭山車「臥竜台」を、撮影のためもう一度解体し、実際の職人を呼んで再び山車組み立て現場を再現したという。

この映画のプロデューサーは、主婦でもある益田祐美子さん。

その著書「私、映画のために1億5千万円集めました。」は、映画製作を巡る波瀾万丈の物語。

私、映画のために1億5千万円集めました。―右手にロマン、左手にソロバン!主婦の映画製作物語 Book 私、映画のために1億5千万円集めました。―右手にロマン、左手にソロバン!主婦の映画製作物語

著者:益田 祐美子
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この映画製作のメイキング本で、こちらもおすすめ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 6日 (金)

海外共同製作の映画「シルク」、ロケ地は日本の松本市、酒田市、一関市、大船渡市、イタリアのセモナータ、ローマ、ビエモンテ、それからフランス、エジプト、カナダ、ロシアなど。

シルク スペシャル・エディション DVD シルク スペシャル・エディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2008/05/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「シルク」(フランソワ・ジラール監督)

出演は、マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、芦名星、 中谷美紀、アルフレッド・モリーナ、國村隼ほか。

音楽は坂本龍一。

原作はアレッサンドロ・バリッコ。

プロデューサーは酒井園子ほか。

衣装は黒澤和子ほか。

独特な世界観のある詩的で美しい映画。

日本・カナダ・イタリアの共同制作。

映画の中で日本のことを、「The end of the world」(世界の果て)と言っている。

(19世紀半ばのフランスからみたら日本はそれほど遠かった。)

日本のシーンは、水墨画のよう。だから、どこか中国風。

ロケ地は、日本の長野県松本市、山形県酒田市、岩手県一関市、大船渡市、猊鼻渓など。

また、イタリアのセモナータ、ローマ、ビエモンテ。

それから、カナダのトロント、フランス、エジプト、ロシアなど。

19世紀の日本の村は、長野県松本市近く、入山辺地区につくられたオープンセット。

(約60人の日本の職人が2ヶ月かけてつくった。村の戸数は12。)

宴会のシーンは、松本市の馬場家住宅

山形県酒田市は山居倉庫

第32回トロント国際映画祭に正式出品され、第20回東京国際映画祭の特別招待クロージング作品。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 4日 (水)

短編ドキュメンタリー、映画『キューポラのある街』ロケ地を訪ねて、スキップシティチャネルで放送中。

吉永小百合主演の映画「キューポラのある街」(浦山桐郎監督)は、昭和37年(1962年)に公開された作品。

キューポラのある街 DVD キューポラのある街

販売元:日活
発売日:2002/11/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

その映画のロケ地を訪ねる短編ドキュメンタリーが「映画『キューポラのある街』ロケ地を訪ねて」。

映画「キューポラのある街」のロケ撮影は、川口市立南中学校など、川口市の各所で撮影が行われ、同校の生徒などがエキストラとして出演している。

高度成長に沸く鋳物の街、川口市。

Dsc03508

川口駅の看板は鋳物で造られている。(平成19年に川口市で撮影)

この広く知られる映画「キューポラのある街」の様変わりしたロケ地を、ロケから45年後にドキュメンタリー制作スタッフたちが自ら調査して訪ねた作品が、「映画『キューポラのある街』ロケ地を訪ねて」だ。

ロケ撮影当時(昭和37年頃)のエピソード、その頃の川口市の様子などを知ることが出来る。

当時中学生でエキストラとして出演した方へのインタビュー、ロケ地の現在(短編ドキュメンタリーは平成19年制作)の風景が収録されている。

Dsc00415

ロケ地となった荒川土手の現在(平成19年に撮影)

川口市が舞台になった映画「キューポラのある街」のロケ地を一度訪ねてみよう、という方におすすめ。

現在、川口市にあるスキップシティの「スキップシティチャネル」で放送中

Dsc00234

映像産業の拠点、川口市のスキップシティ(平成19年に撮影)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 3日 (火)

映画「夕凪の街 桜の国」、広島市、埼玉県川口市のスキップシティ、群馬県富岡市、茨城県市貝町など。

夕凪の街 桜の国 DVD 夕凪の街 桜の国

販売元:東北新社
発売日:2008/03/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「夕凪の街 桜の国」(佐々部清監督)

出演は、麻生久美子、田中麗奈、藤村志保、伊崎充則、吉沢悠、堺正章、中越紀子、四国中央市立北小学校ほか。

「夕凪の街」の麻生久美子がいい。

企画プロデュースは加藤東司。

プロデューサーは、臼井正明、米山紳。

原作は、こうの史代の「夕凪の街 桜の国」

「広島のある 日本のある この世界を愛するすべての人へ。」という、メッセージの通り、この原作は世界中で読まれている。

脚本は、国井桂、佐々部清。

原爆でひどい火傷をした人たちばかりの共同浴場、夏でも長袖を着ている皆実(主人公)など、何気ないシーンが目に焼き付いて離れない。

原爆投下直後の無惨なシーンは、原爆の絵、原爆資料館の写真などにとどめて、抑えているだけに、その凄惨さが逆に伝わってくる映画。

映画の中、「原爆は落ちたのではなく落とされた」というセリフを聞いて、

アメリカでピカピカに磨かれて展示されている、エノラゲイ、のことを思いだした。

撮影は、広島市、埼玉県川口市、東京の各所、群馬県富岡市、茨城県市貝町など。

戦後の広島市の原爆スラムのシーンは、埼玉県川口市にあるスキップシティにセットが組まれ、そこで撮影された。

また、広島ロケも充実したもので、広島ビッグウェーブ1階のエントランスで「ロケ風景のパネル展」が開催されている。(2008年2月)

なお、CGも色々なシーンで使われている。

ロケーション協力は、

埼玉県ロケーションサービス、川口フィルムコミッション、スキップシティ、埼玉県川口青陵高等学校、埼玉県立川口東高等学校、越谷市建設部建設総務課、深谷市産業振興部商工振興課、埼玉県総合リハビリテーションセンター

群馬県富岡市役所、富岡市銀座通り(皆実の勤める建築事務所のある通り)のみなさん

栃木県フィルムコミッション、市貝町、市貝教育委員会

石川(平野)旭の疎開先である水戸の家は、市貝町で撮影

広島フィルムコミッション、広島平和記念資料館、東陽中央病院、オリエンタルホテル、圓龍寺、本願寺広島別院、国土交通省太田川河川事務所、アークホテル広島、広島女学院高等学校、広島電鉄

ジェイアールバス関東、JR西日本ロケーションサービス、自治労国分寺市職員労働組合、西武鉄道など。

協賛は、トヨタレンタリース山口、広島県東京事務所、広島市東京事務所、東京広島県人会など。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月 1日 (日)

映画「LOVERS」、ウクライナの草原、中国は永川県の茶山竹海など。

LOVERS DVD LOVERS

販売元:レントラックジャパン
発売日:2005/01/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「LOVERS(Shi mian mai fu)」(チャン・イーモウ監督)

出演は、チャン・ツィイー、金城武、アンディ・ラウ他。(中国、台湾、香港のトップスターが共演。)

アクション監督は、トニー・チン・シウトン。
衣装デザイナーは、ワダエミ。
音楽は、梅林茂。

「HERO」のように映像が美しい。

ロケ地は、中国とウクライナ。

中国は、四川省(Sichun Province)、重慶(Chongqing)、永川県(Yongchuan.)など。

竹林のシーンは、永川県(Yongchuan.)の茶山竹海(Tea Mountain Bamboo Sea Scenery Park)。

ウクライナ(Ukraine)は、(Kossiv National Park)と(Lviv)などで、

急に雪景色になるクライマックスシーン(花の草原で撮影する予定が、10月なのに大雪になり、急遽、雪のシーンに変更)や、

一面に白い花咲く草原のシーンなどを撮影。

なお、牡丹楼や牢獄のシーンなどは、北京のスタジオセット。

音響は、北京(Beijing)の北京フィルムスタジオ(Beijing film studio)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »