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2008年5月

2008年5月29日 (木)

映画「ワンダフルライフ」、ロケセットは東京の勝ちどきにあった「中央水産研究所」

ワンダフルライフ DVD ワンダフルライフ

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2003/03/28
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映画「ワンダフルライフ」(監督・脚本・編集は是枝裕和)

出演は、香川京子、ARATA、小田エリカ、寺島進、内藤剛志、谷啓、伊勢谷友介、由利徹、吉野紗香 、阿部サダヲ 、木村多江、一般の方々ほか。

ゼネラルプロデューサーは重延浩、プロデューサーは佐藤志保、秋枝正幸。

西川美和監督も当時、演出助手としても参加している。

この映画は、むろんフィクションである。

だが、ドキュメンタリーともいえるシーン(一般の方々が、実際に大切な思い出を話していたりする)があり、ドキュメンタリーとファンタジーを合わせたような作品。

「あなたにとって一番大切な思い出をひとつ選ぶ」というストーリーは、海外でも受け入れられ、全米でも約200館で公開されている。(海外での題名(英語)は「After Life」)。また、ハリウッドのメジャー(20世紀FOX)でリメイクによる製作が決まっている。

サン・セバスチャン映画祭で国際映画批評家連盟賞、トリノ映画祭で最優秀脚本賞、ナント三大陸映画祭でグランプリ、ブエノスアイレス映画祭でもグランプリと最優秀脚本賞を受賞。

ロケ地は、こちらのブログなどによると

東京都中央区勝ちどきにあった中央水産研究所。(現在は取り壊して、もう無い)

中央水産研究所の写真は、こちら(近代建築のブログ)にある。

撮影協力は、映像サービス、オノライト研究所、放映産業、アオイスタジオ、日活撮影所など。

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映画「カーテンコール」の下関市「みなと映画館」は北九州市「有楽映画劇場」。ロケ地は下関市・北九州市・福岡市・韓国の済州島など。

カーテンコール DVD カーテンコール

販売元:バップ
発売日:2006/06/21
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映画「カーテンコール」(脚本・監督は佐々部清)

出演は、伊藤歩、藤井隆、鶴田真由、藤村志保、井上尭之、 夏八木勲、下関市・北九州市・福岡市・済州島のみなさん他。

映画の全盛期の様子、その後に斜陽化する映画産業、在日、親子の生き別れ、家族の絆など、様々な人間ドラマが盛り込まれた作品。

第2回「日本映画エンジェル大賞」を受賞し、製作賛助は、角川出版事業振興基金信託。

プロデューサーは臼井正明。

映画の舞台は、下関市(下関駅西口)に実在した「みなと映画館」。

映画にちなんだ映画で、「続・男はつらいよ」、「下町の太陽」、「いつでも夢」など、往年の銀幕も画面に登場している。(映像協力は、日活、角川映画、松竹、東映、アスミック・エースエンタテインメント、パンドラ、ブレインアッシュ、ソニーピクチャーズエンタテインメント。)

当時の映画館は、ニュース映像などを流していたが、この「みなと映画館」には幕間(まくあい)芸人もいたようだ。

(ただ、この幕間芸人が実在したかどうかは解説だけではよくわからない。ちなみに、幕間芸人とは、演目の合間に舞台にあがり観客を楽しませる芸人のこと。)

その「みなと劇場」のロケ撮影は、北九州市の八幡東区にある「有楽映画劇場」で行われた。(ロケ撮影には延べ1,500人以上の地元エキストラが参加している。)

(「有楽映画劇場」は実際は成人映画専門の映画館。建築は昭和29年。)

また、下関市のロケ地は、カモンワーフ、ボードウォーク、下関駅の周辺、唐戸市場、長門市場、長府駅、福浦港灯台、老の山公園、茶山通りほか。(下関FCの資料による)

エンドロールには、下関FC、北九州FC、福岡FCの担当者の名前があり、ロケへのこだわりが感じられる。(ちなみに、佐々部清監督は下関市。)

ロケーション協力は、

下関フィルミッションがらみで、シーモール下関、在日大韓民国民団下関支部、長府中学校、長府市場、JR西日本旅客鉄道、下関駅、長府駅、山口航空ほか。

北九州フィルムコミッションがらみで、有楽映画劇場、観光国際グループ、八幡東区前田町のみなさんほか。

福岡フィルムコミッションがらみで、博多東急イン、プランニング秀功社、福岡昭和タクシーほか。

また、済州オリエンタルホテル、キャバレー南京、臼杵市役所、臼杵観光協会、航空科学博物館、成田国際空港ほか。

エキストラ協力は、日本舞踊協会山口支部など。

協賛は、下関唐戸魚市場、巌流本舗、豊田レンタリース山口、下関文化協会、タウン情報しものせき「月刊ばかな~」他。

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映画「セックスと嘘とビデオテープ」、ルイジアナ州はバトンルージュ

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販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
発売日:2007/07/27
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映画「セックスと嘘とビデオテープ」(監督・脚本はスティーブン・ソダーバーグ)

出演は、ジェームズ・スペイダー、アンディ・マクダウェル、ピーター・ギャラガー、ローラ・サン・ジャコモ他。

インディペンデント・スピリット賞(「フィルム・インディペンデント」が主催)で作品賞などを受賞している有名なインディペンデント映画。

セックスと嘘、個人的で内面の難しいテーマを扱った作品。

人によって様々な解釈が出来ると思うが、国境や文化を超えて理解できる本質的なものが映画の中に隠されている。

1989年カンヌ国際映画祭でもグランプリを受賞。

ロケ地は、アメリカのルイジアナ州はバトンルージュ(Baton Rouge)。

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2008年5月26日 (月)

山口県のグローカルな映画「長州ファイブ」、萩市、下関市、長崎市、イギリス、ルーマニアなど。

長州ファイブ DVD 長州ファイブ

販売元:ケンメディア
発売日:2007/09/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「長州ファイブ」(脚本・監督は五十嵐匠)

出演は、松田龍平、榎木孝明、寺島進、泉谷しげる、山下徹大、北村有起哉、三浦アキフミ、前田倫良、原田大二郎、 劇団桜組(萩市)ほか。

2007年、第40回ヒューストン国際映画祭でグランプリを受賞。

尊皇攘夷の機運が高まる幕末。

生麦事件や下関戦争(馬関戦争)などが起こった時代に、5人の長州藩士は英国へ密航(長州藩主は黙認)した。

伊藤博文(俊輔、初代内閣総理大臣)、井上馨(聞多、初代外務大臣)、井上勝(弥吉、鉄道局長官)、遠藤謹助(大阪造幣局長)、山尾庸三(東大工学部、日本初の盲聾唖学校を設立)の5人である。(この5人が「長州ファイブ」)

エンドロールの最後には、「この映画は事実に基づき製作された。しかし、一部史実と異なる箇所がある。」とあり、史実にこだわりつつも、一部はフィクションの人間ドラマ。

製作には、長州藩(現在の山口県)の行政・企業・団体・個人などが関わっている。

ロケ撮影は4ヶ月にも及んでいて、萩市、下関市、イギリス、ルーマニアなどで国内外で行われている。

映画に出てくる言葉も、英語、長州弁、薩摩弁、京都弁、さらには手話など、まさにグローカルな感覚に満ちている作品。(そのせいかどうかはわからないが、言葉(セリフ)が多く、ワンシーンも長い印象。)

ロケ撮影は、本物にこだわり、

芸妓楼の場面は、長州藩の豪商が暮らした邸宅(熊谷家住宅)。

剣道のシーンは、明倫館と有備館。

毛利藩主の出るシーンは、長府の毛利邸。

マセソン商会のシーンは、下関旧英国領事館など。

ちなみに、19世紀のロンドンの街は、ルーマニアにあるメディアプロ・スタジオ(MediaPro Studios)につくったスタジオセット。

協力は、

全日空、JTB、BRITISH AIRWAYS、国際観光旅館(萩本陣)、萩グランドホテル天空、

山口県萩市、萩市教育委員会、萩ロケ支援隊(フィルムコミッション)、陸上自衛隊山口駐屯地、山口県漁協越ヶ浜地区女性部、古萩町大名行列、萩市立の萩東中学校・萩西中学校・明倫小学校・越ヶ浜小学校、大照院、(社)萩市観光協会、萩商工会議所、萩温泉旅館協同組合、

山口県下関市、下関教育委員会、下関フィルムコミッション、旧下関英国領事館、長府毛利邸、ホテル38下関、下関東急イン、防府倶楽部、(社)萩青年会議所、(社)下関青年会議所、

長崎県長崎市、ながさき観光地映像化支援センター、川棚町観光協会、長崎I・Kホテル、浜崎海運(株)、ハウステンボス、

萩市の皆さん、下関市の皆さん、長崎市の皆さんほか。

協賛には、

長州産業(株)、(株)山口銀行、下関信用金庫、KAY山口放送(株)、「ふくの関」火の山店・長府観光会館店など、山口県にある多くの企業が名を連ねている。

後援は、

山口県、山口県教育委員会、(財)山口県ひとづくり財団、第21回国民文化祭山口県実行委員会、萩市、下関市、山口市、光市、長門市、宇部市、防府市、美祢市、柳井市、下松市、岩国市、周南市、山陽小野田市、各市教育委員会、山口大学、萩市医師会、山口日英協会、山口県商工会議所連合会、(社)日本青年会議所山口ブロック協議会、駐日英国大使館ほか。

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2008年5月25日 (日)

島根県は塩津小学校の実話がもとになった地域映画「白い船」、(旧)平田市、松江市、出雲市、斐川町、(旧)大社町ほか。

映画「白い船」オリジナル・サウンドトラック Music 映画「白い船」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:角松敏生
販売元:BMG JAPAN
発売日:2002/06/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「白い船」(脚本・監督は錦織良成)

出演は、中村麻美、濱田岳、白石美帆、尾美としのり、中村嘉葎雄、竜雷太、大滝秀治、平田市塩津町・三保町の皆さん、松江市の皆さん他。

音楽は角松敏生。

大海原を吹き抜けるすがすがしい風を感じる作品。

青い海、むくむくと真っ白な真夏の入道雲、大漁旗をはためかせる漁船、海にへの字に突き出した堤防に守られた小さな漁港など、島根県の風景が美しい。

島根県平田市(現:出雲市)にある塩津小学校の実話がもとになっている。

エンドロールには、「塩津小学校と九越フェリーとの交流は今も続いています。」とある。

参考文献は、「海の子の夢をのせて」(倉掛晴美著、石風社刊)

塩津小学校は、全校生徒17人という小さな学校。

大きな白いフェリーに乗った子供たちが、自分たちの暮らす小さな町を海から発見して、「おーい」と陸に向かって大声で手を振っている。

大漁旗を掲げ総出で迎える地元漁船、そして陸から大きく手を振る大人たち。

その声が届いても届かなくてもいい、互いに「おーい」と大声を出している。

フェリーが汽笛を鳴らしている。

セリフの通り、「ただ船から手を振るだけなのに、どうして涙が出るんだろう。」

神楽など島根の伝統芸能もふんだんに盛り込まれいる。

地域発のすばらしい映画の一つ。

ロケ撮影は、本物の塩津小学校など。

特別協力は、しまね映画祭実行委員会、「白い船」映画制作平田市実行委員会。

後援は、島根県・島根県教育委員会、平田市・平田市教育委員会、島根県文化振興財団、島根県観光連盟、松江市・松江市郷里区委員会、出雲市・出雲市教育委員会、斐川町・斐川町教育委員会、大社町・大社町教育委員会。

協賛は、一畑電気鉄道・一畑グループ、美保鉄筋、石橋酒造、NTT西日本島根支店、NTTドコモ中国島根支店、山陰合同銀行、JAいずも、平田商工会議所、一畑百貨店、島根日産自動車、中国電力、出雲信用組合平田支店、北浜自治協会、平田市自治会連合会、平田市社会福祉協議会、平田市職員組合、出雲地区森林組合、小村釣具、雲州ふらた映画祭、平田高校、平田屋精肉店、たくわ小児科クリニック、塩津小学校教職員のみなさん他。

ロケ協力は、塩津町芸能保存会、子供神楽塩津っ子クラブ、塩津船頭部、美保船頭部、十六島船頭部ほか多くの船頭部、松江フィルムコミッション協議会、塩津町消防団、三保町消防団、九越フェリーなど。

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「忍ーSHINOBIファンド匿名組合」と映画「SHINOBI」、撮影協力は、名勝げいび渓舟下り、銚子ヶ淵、えさし藤原の郷など。

SHINOBI DVD SHINOBI

販売元:松竹
発売日:2006/02/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画「SHINOBI」(下山天監督)

出演は、仲間由紀恵、オダギリジョー、黒谷友香、沢尻エリカ、椎名桔平、北村和夫、岩手県東山町の皆さん、神奈川県小田原市の皆さん、栃木県岩舟町の皆さん、神奈川県朝比奈の皆さん、足利工業大学弓道部の皆さん他。

原作は、山田風太郎「甲賀忍法帖」。

CGを駆使した映像と自然の美しい風景が融合したアクション映画。

忍者といえば伊賀と甲賀だが、彼らを滅亡させようとする徳川幕府はあたかも中国の皇帝のように振る舞っている。

この映画のストーリーの中に、なぜか中国の中華思想の臭いを感じてしまう。(逆に言えば、日本らしさはあまり感じられない。)

そういう意味でも、映画「HERO」(チャン・イーモウ監督)と似たところの多い作品だ。

また、この映画はメジャーが個人の投資家の出資を募った劇場用映画として知られている。

「忍ーSHINOBI」パートナーズは、松竹、日本テレビ放送網、衛生劇場、読売テレビ放送、読売新聞。

ファンドコーディネーターは、アイザワ証券(株)、日本協栄証券(株)、楽天証券(株)、みずほ証券(株)、(株)みずほコーポレート銀行。

個人投資家の元本割れのリスクに配慮して、、「元本60%タイプ(積極投資型)」と「元本90%タイプ(安定運用型)」の2種類が用意された。

一口10万円。

松竹の発表によれば、申込者は約1,300人で、申込総額は5億220万円だ。

(エンドクレジットには、「忍ーSHINOBIファンド匿名組合」に投資した多数の個人名がある。)

アイザワ証券(株)のサイトに、映画ファンド「忍-SHINOBIファンド匿名組合」 の募集内容が詳しく掲載されている。

撮影協力は、名勝げいび渓舟下り、銚子ヶ淵、えさし藤原の郷、NPO岩舟山クリフステージ、いばらぎフィルムコミッション、小山町フィルムコミッション、佐野市、静岡市、浜名湖えんためロケ応援団、西さがみ連邦共和国フィルムコミッション、那須フィルムコミッション、湘南藤沢フィルムコミッション、江刺市ロケ支援隊、せんだい・宮城フィルムコミッション、岩舟町文化会館、こゆるぎ座、横浜フィルムコミッション、横須賀ロケサービス、法政大学山根ゼミ、江刺エキストラの会、伊奈町エキストラの会、栃木エキストラ座、宇都宮アート&スポーツ専門学校、岩舟町商工会青年部など。

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2008年5月22日 (木)

映画「待合室」、いわて銀河鉄道の小繋駅、岩手県一戸町、二戸市、遠野市など。

待合室 愛蔵版 DVD 待合室 愛蔵版

販売元:デジタルサイト
発売日:2007/12/21
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映画「待合室」(板倉真琴監督)

出演は、富司純子、寺島しのぶ、ダンカン、斉藤洋介、あき竹城、利重剛、風見章子、岩手県一戸町の皆さん、二戸市の皆さん、遠野市の皆さんほか。

新聞に掲載された実話がもとになったフィクション。

岩手県の小さな駅(いわて銀河鉄道の小繋駅)の待合室に置かれた「命のノート」。

板倉監督は、アクション映画や任侠映画を手がけてきた監督で、今回は、暴力などのない普通の映画を撮りたいと思って、自らオリジナル脚本を執筆したという。

そのためか、まったく人間の毒がなく、どこか教育映画のような印象さえ残る。

エンディングの主題歌は、綾戸智絵の「Notebook of Life」。

岩手弁の後に、英語のジャズが流れている。

映画には「おにぎり」のシーンが何度もある。

「おにぎり」は、不思議な食べもの。「おにぎり」を食べながら涙するシーンというのは絵になるが、これがお茶碗に盛ったご飯だと、どうも感情が高ぶらない。

箸をもたずに飯を手で握り、自らの口で食いちぎる。

この自然な動作の中には、人の心を裸にする何かがあるに違いない。

製作委員会は、ハピネット、レイ、朋栄、メモリーナック。

撮影協力は、岩手県一戸町、岩手県遠野市、いわて銀河鉄道、(財)盛岡観光コンベンション協会にある盛岡広域フィルムコミッション、カシオペア映画祭、岩手県二戸市、二戸地方振興局、二戸市観光協会、遠野市民センター、遠野ふるさと村など。

協力は、ホテル村井、生内商事、佐々長醸造、JA新岩手、奥中山高原、グランドパレス鳥越、小繋小学校、田子公民館、カシオペア青年会議所、遠野馬の里、スランチャル・ロケーション・コーディネートほか。

岩手県で先行試写会が行われている。

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映画「ユリイカ」、撮影協力は西鉄バス、NKハウジングほか。

EUREKA ユリイカ DVD EUREKA ユリイカ

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/02/27
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映画「ユリイカ(EUREKA)」(脚本・編集・音楽・監督は青山真治)

出演は、役所広司、宮崎あおい、宮崎将、斉藤陽一郎、利重剛、真行寺君枝、尾野真千子、国生さゆり、光石研ほか。

プロデューサーは、仙頭武則。

製作は、電通、イマジカ、サンセントシネマワークス、東京テアトル。

ユリイカ(EUREKA)は、ギリシャ語で「発見」の意。(I have found it.)

2000年の第53回カンヌ国際映画祭で、国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。

その他にも、ベルギー国立フィルムアーカイブのグランプリ(2000年)、第14回シンガポール国際映画祭で最優秀アジア映画賞(2001年)を受賞。

217分(3時間37分)という非常に長い作品だが、長いようで短く、短いようで長い。

映画を包み込む社会はぼんやりと非現実的で、いわゆる社会派と呼べる映画ではない。

だが、ちょうど、大晦日の”年越し蕎麦”のように、人生への思いがぎゅっと詰まっている感じ。

画面の色は、色味のある白黒。

キャメラマンの田村正毅がその色調を、「クロマテックB&W」と名付けている。

(モノクロネガで撮影し、カラーポジにプリントすると、この映画のような独特のセピア風の色調になる。)

また、しゃべらない映画で、言葉のない映画。兄妹は自閉と失語に陥っている。

この映画の画面には、それを見る者の想像をかき立てる何かが散りばめられていて、画面に制作者の強い意志を感じながらも、一方で、押しつけがましい感じはあまりしない。

あくまでも、判断は見る側にゆだねられているようだ。

予告編のキャッチフレーズ、宣伝タイトルには、「癒しと再生の一大叙事詩」とあり、そういう見方もあるのかもしれない。

だが、どちらかというと、「癒し」とは対極にある、ピンと張った糸のような緊張感が終始漲っている。

主人公はひどい咳で、それでも病院に行かない。

言葉を失って、ただコツンコツンと壁を叩くだけの壁を介した動物的なコミュニケーション。

今にも消えかかりそうなロウソクの炎のような希望の灯火は、極限まで追いつめられたことのある者にしかわからないもの。

主なロケ地は北九州。

撮影協力は、

西鉄、NKハウジング、九州ジャスコ、FUJITA、博多東急ホテル、国富 海の中道海浜公園、JR九州、阿蘇神社、IDO、さとう葬祭、毎日新聞九州印刷センター、トライワークス、九州ビジュアルアーツ、原口組、ジャパレンAVIS、久保組、プランニング秀功社、日本ポラロイド、甘木シティホテル、はくすいの宿、かねも、村田屋旅館、七福旅館、阿蘇高森ゴル倶楽部、やきとり権兵衛。

協力は、関西ロケーションサービス、マリンポストほか。

エンドロールには、海外とあり、インターナショナルコーディネーター、パブリックリレーションズの担当者、フランスのコンサルタント、さらにはワールドセールスの担当者の名前がある。

それもあってか、海外の出品映画祭に多数出品。

カンヌ、ミッドナイト・サン、ミュンヘン、エルサレム、メルンボルン、トロント、ニューヨーク、プサン、モントリーオール、ウィーン、サンパウロ、テサロニキ、ロッテルダム、ブエノスアイレス、シンガポール、モスクワ、エジンバラ、ヘルシンキ、ルブリャナと数多くの映画祭で上映されている。

ちなみに、この映画の撮影後、本当に西鉄バスでバスジャック事件があったというから、なんとも不可思議な映画だ。

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2008年5月17日 (土)

映画「メゾン・ド・ヒミコ」、ロケ地は静岡県御前崎市のウェルカムティー、御前崎グランドホテルのクラブ龍宮など。

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映画「メゾン・ド・ヒミコ」(犬童一心監督)

出演は、オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊ほか。

プロデューサーは、久保田修、小川真司。

脚本は、渡辺あや。

音楽は、細野晴臣。

ゲイの老人ホームが映画の舞台。(久保田プロデューサーのコメントによれば、そういう施設がフィリピンに実在するらしい。)

柴咲コウの「触りたくなるとこ、ないんでしょ。」、オダギリジョーの「羨ましかったよ。」という意のセリフに、食欲、性欲、睡眠欲など、人の欲求というモノは、本人の力を超えたところで生み出されているのだ、ということを改めて認識させられる。

この映画の目線は、雲の上から人間の生き様を俯瞰的に見ているようなところがあり、それゆえに、人間の肉欲と愛の境目が、透けて見えてくる作品。

映画の舞台(ゲイの老人ホーム)は、静岡県御前崎市のウェルカムティーというレストラン。

(ロケハンでは関東近県をくまなく探し回ったようで、ようやく見つけた施設。平成19年10月30日に閉店。もともと閉店する予定だった。)

ヒミコの部屋は東映スタジオ(東京都の練馬区大泉)につくったセット。

クラブのシーンは、御前崎グランドホテルクラブ龍宮

(実際は、映画のような催しをしているクラブではない。)

黄色い文字のエンドロールの撮影協力には、、

御前崎市、相良町(現:牧ノ原市)、Cafe Welcome Tea、フィルムコミッション静岡シーサイト、グランデ、静岡オリエンタル自動車、Artemis、さつき自動車、ペンション リリカル、海の家FUJIYA、民宿岬、民宿美宇良、若竹荘、しずてつジャストライン、御前崎グランドホテルほか。

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2008年5月15日 (木)

博覧会パビリオンで見るような映画「子猫物語」、ロケ地は北海道。

Various ArtistVarious Artist『子猫物語〜映画「子猫物語」より(オルゴール)』 Various ArtistVarious Artist『子猫物語〜映画「子猫物語」より(オルゴール)』

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映画「子猫物語」(脚本・監督は畑正憲)

協力監督は市川崑。

音楽は坂本龍一。

作詩は谷川俊太郎、詩の朗読は小泉今日子。

ムツゴロウ動物王国のムツゴロウ(畑正憲監督)による、動物冒険映画。

1986年に公開され、動員数は749万人、配収は、54.05億円。(DVDによる)

海外で公開された日本映画(実写)の観客数では歴代一位の作品。

子猫(チャトラン)が、人と同じように、色々な経験をして成長していく物語。

博覧会パビリオンで見るような映像で、教育的要素もあるファミリー映画。

ドキュメンタリーの要素が多分にあり、子犬(プー助)が子猫(チャトラン)を大きな穴から助け出すシーンは本物。

子犬(プー助)の助けたいという心、子猫(チャトラン)の助かりたいという気持ちがあってはじめて、あのシーンが撮れたという。

また、カラスの大群のシーンや、熊(プラッキー)と子犬(プー助)が格闘するシーンなども、動物の習性を考えて撮影されている。

ロケ地は、北海道。

協力は、ムツゴロウ委員会、電通、東亜国内航空など。

協賛は、カルピス食品工業(株)、カーネーション・ニッパイ(株)

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2008年5月14日 (水)

映画「ピンポン」、ロケ地は江ノ島弁天橋、茨城県水海道市(現:常総市)など。

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映画「ピンポン」(曽利文彦監督)

出演は、窪塚洋介、ARATA、サム・リー、夏木マリ、竹中直人、取手市卓球連盟、水海道市商工観光課、唐橋卓球(株)、テアトルアカデミーほか。

製作プロダクションは、製作委員会にも名を連ねるアスミック・エース・エンタテインメント。

いわゆる、インディペンデント系の映画。

原作は、松本大洋の人気コミック。

オープニングのシーン、竹中直人の一人卓球シーン、試合のシーンの卓球の球などは、CG。

シロトバシによる真っ白なシーン、ビジュアルエフェクトによるバタフライ(蝶々)の羽が萎れてくるシーンなど、感情などもイメージショットで表現されている。

このように、マンガのような脚本と演出で、映画は、現実の世界と虚構の世界を行ったり来たりしている感じだ。

また、セリフなどに、現代日本の若年層の感覚が色濃く表れている。

その言葉尻には、ひょうきんさ、おとぼけぶり、お笑い漫才のようなやりとり、シラケぶりなどが感じられ、それらは欧米、中近東、アフリカ、インド・中国など、世界各国の若者にはあまり見られないものだ。

この映画には、日本のごく限られた若年層が共有するある感覚によるやりとりがふんだんに盛り込まれているといっていい。

そういう意味では、この映画は時が経てば、おそらくは、時代を反映した作品になるのではないかと思う。

撮影協力は、

茨城県、茨城県水海道市(現在は、常総市)、茨城県水海道第一高等学校、茨城県水海道第二高等学校、水海道市立水海道中学校、水海道市市民体育館、東京証券総合運動場、卓球会館こいけ、中原卓球場、渋谷ギーゴ、バタフライ卓球場。

その他のロケ地は、新宿の繁華街(喧嘩のシーン)、江ノ島(江ノ島を望む砂浜のシーン、江ノ島弁天橋のシーン)など。

江ノ島弁天橋

DVDには、曽利文彦監督のコメントなども入っていて、

・「タムラの卓球道場」のロケセットは、古めかしい卓球場を探し、それに美術が手を入れ、作りかえている。(ブルーの卓球台をグリーンの卓球台に変えるなど。)

・落書き(原作者に書いてもらった貴重な落書き)だらけのトイレはセット。(俯瞰のカットはロケでは撮れなかったのでセット。)

・ARATAがルービックキューブをしている階段のシーンは、TBSの古い社屋の階段。

・カット数は、約2時間で約1250カット。(最近は、2000カットぐらいのものもあり、卓球試合のシーンはカット数が多いが、全体では少なく抑えている。)

・試合のシーンは一日で200カットも撮影した。(通常は一日20~30カット)

・スローモーションのシーンは、35mmのフィルム。(技術的にデジタルではできないので。)

など、制作に係る様々な裏話を聞くことができる。

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2008年5月12日 (月)

映画「NANA」、マンガから抜け出したようなシーン、ロケ地は函館本線の蘭島駅、日野市のビッグボーイ豊田店、ホテル日航成田ほか。

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販売元:東宝
発売日:2006/03/03
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映画「NANA」(大谷健太郎監督)

出演は、中島美嘉、宮崎あおい、成宮寛貴、平岡祐太、丸山智己、松山ケンイチ、玉山鉄二、松田龍平ほか。

原作は、矢沢あいの人気コミック「NANA」

原作のことを知らなくても、映画を見ているだけで、「この映画の原作は、たぶんマンガだろう。」と気づく作品。

雪景色の中でひっそりと佇む小さな駅、雪化粧した街並みと白い息は、どこかメルヘンチック。

ガラス細工のようなプライドと透明なやさしさのNANAは、そのキャラクターにマンガの主人公らしさが漂っている。

ロケ地は、

函館本線の蘭島(らんしま)駅(映画では北港駅)

東京駅の丸の内北口

タワーレコード吉祥寺店

東京都日野市のビッグボーイ豊田店

東京都調布市のJACKSON HOLE

多摩川河川敷など。

どのロケ地のシーンも、なぜかマンガから抜け出してきたよう。

エンドロールの撮影協力には、

ニッカウヰスキー、ビッグボーイ、ハーモニーホール座間、ホテル日航成田、タワーレコード吉祥寺店、多摩美術大学、サンシャインシティ、MODERNICA、横浜観光コンベンションビューロー、北海道ロケーションサービス(その後、北海道ロケーション連絡室に名称変更)、千葉県フィルムコミッション余市町役場、JR北海道、小樽フィルムコミッションほか。

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2008年5月 8日 (木)

映画のイベントなのか、イベントの映画なのか、香川県総出の地域イベントのような映画「UDON」

UDON スタンダード・エディション DVD UDON スタンダード・エディション

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2007/03/07
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映画「UDON」(本広克行監督)

出演は、ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本、升毅、片桐仁ほか。

UDON(うどん)をテーマにした映画で、うどんが食べたくなる映画。

うどんといえば香川県。

香川県には約900軒も「うどん屋」さんがある。

映画の製作は、フジテレビ、ROBOT、東宝とメジャーだが、映画は香川県に密着し、香川県で実際に起こった「うどんブーム」の騒動がもとになっている。

香川県には、看板のない「うどん屋」さんが点在するほど、「うどん」が地域に根づいている。映画はそういった知られざる「うどん屋」さんを食べ歩くから香川県の人たちにとっては他人事ではない。

映画に出てくる約40軒の「うどん屋」さんのシーンには、お店の人が実際に出演。

まるでドキュメンタリーのようで楽しい。

例えば、映画の「麺通団」は実在する「ゲリラうどん通ごっこ軍団」で、「畑から葱を自分で収穫して薬味にするお店」なども実話とのこと。

そういうこともあって、香川県内での公開第一週の観客動員数がアニメを除き邦画で最高記録になっている。

特別協賛は、「マルちゃん赤いきつね」の東洋水産、日産自動車。

映画には、日産自動車のクリッパー、マーチ、エルグランド、ADバンなど何台もの日産の車が映っている。また、各地の日産ギャラリーで「NISSANクリッパー×映画UDON展」なども開催されている。

また、協賛はLAWSON。

ローソンは、映画『UDON』とタイアップし、「鶏天おろしうどん」と「ちくわ天おろしうどん」の2品を発売。

ロケ地は、香川県各地で、

宮池(松井製麺所のセットがつくられたところ。)、飯野山(さぬき富士)、宇多津駅、四国学院大学、瀬戸大橋、瀬戸大橋記念公園、高松空港、丸亀市通町商店街、丸亀市立城東小学校、香川労災病院、栗林公園、まんのう市の満濃池、琴平町の金刀比羅宮など。

丸亀のロケ地へ行ってみようというサイトでロケ地の写真を見ることができる。

また、「四国新聞社の映画「UDON」をもっと楽しむ。」というサイトには、映画に出てきた「うどん屋」さんとロケの候補になった「うどん屋」さんが紹介されている。

道久製麺所、岸井うどん 、がもううどん、三島製麺所など、映画「UDON」登場の店を巡るサイトもある。

エンドロールのロケーション協力は、

瀬戸大橋記念財団、高松空港、FM香川、あさひ川ラーメン、宮脇書店、四国学院大学、香川県西部生コンクリート協同組合、本州四国連絡高速道路、みどり書店、丸亀フェリー、栗林公園、丸亀市立城東小学校、丸亀市中央商店街振興組合連合会、JR四国、今治造船、赤坂製麺所、いきいきうどん坂出本店、がもううどん、山越うどん、日の山製麺所他、香川県内の数多くのUDON店など。

協力は、

香川県、香川フィルムコミッション、丸亀市、丸亀市観光協会、高松市、観音寺市、善通寺市、琴平町、坂出市、宇多津町、まんのう町、三重市、香川県立琴平高等学校、丸亀市立東中学校、四国学院大学吹奏楽団、丸亀市北消防署、まんのう町役場、坂出市立病院、ホテルサンルート瀬戸大橋、香川県丸亀警察署、丸亀市学校給食センター、琴平バス、高松大学、高松駅弁当(株)ほか。

と香川県の行政や団体(香川県・香川県観光協会・香川フィルムコミッションなど)、企業や個人など、多くの名前が挙がっている。

また、「松井製麺所」のロケセットは期間限定で保存され、丸亀市観光協会が休憩所を設置し、お土産コーナーもあった。

それもあってか、「松井製麺所」を掲載したブログはすごい数だ。(こちらこちらなど、数え切れない。)

映画「UDON」ロケセット映画「UDON」ロケ地ガイドマップを発行など、地域を挙げて映画を応援し楽しんでいる。

さらには、映画「UDON」に全面協力し「うどん」が屋根に乗っかったコトバスタクシーうどんタクシーなどもあり、まさに香川県総出の地域イベントのよう。

しかし、映画「UDON」が香川県にとどまらない。

カンヌ国際映画祭では、海外の映画人に讃岐うどんを振る舞っているし、ニューヨークでのロケ撮影も敢行。

エンドロールの

SPECIAL THANKSには、

City of New York,Mayor's Office

New York Comedy Club

Theater for the New City

Players Theaterとあり、さすがはメジャーが製作した映画だ。

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2008年5月 7日 (水)

函館の地ムービー「犬と私の10の約束」、ロケ地は函館の大森浜、五稜郭の桜並木、函館市電の谷地頭駅、旭川動物園など。

犬と私の10の約束 オリジナルサウンドトラック Music 犬と私の10の約束 オリジナルサウンドトラック

アーティスト:サントラ,Sung-Min Woo,Jee Hoon Lee
販売元:エイベックス・トラックス
発売日:2008/03/12
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映画「犬と私の10の約束」(本木克英監督)

出演は、田中麗奈、福田麻由子、豊川悦司、加瀬亮、高島礼子、布施明、池脇千鶴、岸部一徳、笹野高史ほか。

原作・脚本は澤本嘉光、川口晴。

日本の映画界では、”キラーコンテンツ”といわれている「犬」の映画で、ドッグトレーナーは宮忠臣。(ソックスの最後のシーンだけはアニマトロニクスで撮影。)

映画館の暗闇から、沢山のすすり泣きが聞こえてきた作品。

ごく普通の人たちがありふれた普通の生活をおくっている。

この映画には、映画の中でしかまずは出会えないような、一風変わった人は登場しない。

力んでいない、奇をてらわない、あくまでも自然体。

普通であること、平凡であることは、幸せの素。

どこにでもあるような、ありふれた家族と犬の物語。

誰にでもある心の葛藤、そして犬との心のふれあい。

だからこそ、主人公たちと気持ちが一体になって、どんどん引き込まれていく。

言葉だけでは表現できない、大切な何かがこの映画には詰まっている。

こういう映画に出会うと、「映画はいいな。」とあらためて思う。

協力は、函館市、旭川市。

特別協力は、旭川市旭山動物園。

ロケ地は、”起伏の多い海沿いの町”をということで、函館に決まったという。

函館の桜並木など、四季折々の映像はうつくしい。

ロケ地マップのサイトはこちら

函館山展望台クレモナホール(星進むが作曲するピアノスタジオ)、

函館山ロープウェイ、

函館市電の谷地頭駅(ソックスをあずける別れのシーン)、

函館西波止場(大人になった星進がソックスと再会するシーン)、

金森赤レンガ倉庫(大学卒業式の後の謝恩会場)、

大森浜(何度も出てくる砂浜の散歩道)、

JR函館駅(あかりが旭川に旅立つシーン)、

五稜郭(桜並木道のシーン)ほか。

そして、旭川市の旭川動物園。

1990年代に話題となった作者不詳の短編詩「犬の10戒」。

その「犬の10戒」」(公式パンフレットより抜粋)を読めば、この映画の魅力を感じることができるというもの。

1)私と気長につきあってください。
2)私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3)私にも心があることを忘れないでください。
4)言うことを聞かないときは、理由があります。
5)私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています。
6)私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。
7)私が年を取っても、仲良くしてください。
8)あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。
9)私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。
10)私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。 私がずっとあなたを愛していたことを。

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2008年5月 5日 (月)

チャン・イーモウの映画「HERO」、映像美のロケ地は中国、甘粛省敦煌、内モンゴル、四川省九寨溝など。

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発売日:2005/01/28
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映画「HERO」(チャン・イーモウ監督)

出演は、ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィイー、ドニー・イェンほか。

始皇帝(秦の時代)の歴史をもとにしたフィクション。

天下統一に対する中国らしさを感じる作品で、中華という思想の深淵が映像美で彩られたアクション映画。

撮影はクリストファー・ドイル。

衣装はワダ・エミで、エピソードごとに色調が変え(赤、青、緑など。赤だけで52色。)、その映像美は、桜や紅葉をしみじみと眺める感覚を思い起こさせるほど。

紅葉が舞うアクションシーンや湖面のアクションシーンなどは、色の魔法にかかって、ただただ風景にみとれてしまう。

そのロケ地は中国。

甘粛省(Gansu)の敦煌(Dunhuang),

浙江省(Zhejiang)の杭州(Hangzhou)

Heng Dian

内モンゴル(Inner Mongolia)で紅葉が舞うアクションシーン

四川省(Sichuan)の九寨溝(Jiuzhaigou) で湖面のアクションシーンなど。

スタジオは浙江省のHengdian World Studios

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映画「つぐない(ATONEMENT)」のロケはイギリス、ロンドンのセント・ジョンス・スミススクエア、シュロップシャーのストークセイ・コート、イースト・サセックスのセブンシスターズなど。

【映画ポスター】 つぐない (ATONEMENT) 【映画ポスター】 つぐない (ATONEMENT)
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映画「つぐない(ATONEMENT)」(ジョー・ライト監督)

出演は、キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレイヴほか。

第80回アカデミー賞の主要7部門にノミネートされ、第65回ゴールデン・グローブ賞で作品賞と作曲賞を受賞。

原作は、ブッカー賞作家イアン・マキューアンの「贖罪」。

脚本はクリストファー・ハンプトン。

(公式サイトによると原作が約13万語で脚本は約2万語。原作そのままの脚本づくりを目指した。)

音楽は、ダリオ・マリアネッリ。(第80回アカデミー賞作曲賞受賞。)

見ていけないものを見てしまった無垢な少女。

その純真さは子供らしいもの。

人は誰も、それを体験した年齢に大きく影響されるものだし、生きているその時代からのがれることはできない。

贖罪(しょくざい)を求めた少女がいとおしい。

映画には「ダンケルク(Dunkirk)の戦い」(イギリス軍など約35万人が、ダンケルクからの撤退した)のシーンもある。

ロケ地は、イギリス。

ロンドンは、オルドウイッチ(Aldwych)の地下鉄の駅、ブルームズベリー(Bloomsbury)、ウエストミンスターにあるセント・ジョンス・スミススクエア(St. John's, Smith Square)でローラの結婚式のシーン、それから、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)の外観など。

また、イギリスは各地。

ケンブリッジシャー(Cambridgeshire)のCoates

1930年代のフランスの田舎シーンはNene Washes Nature ReserveとOuse Washes Nature Reserve。

LincolnshireのGrimsby Docks(ダンケルクの通りのシーン)

ノーサンバーランド(Northumberland

シュロップシャー(Shropshire)にあるストークセイ・コート(Stokesay Court)(タリスの家)

バッキンガムシャー(Buckinghamshire)のIverにあるBlack Park。

ケント州のドーバー(Dover)

Redcar and ClevelandのRedcar(ダンケルクの戦い)

イースト・サセックス(East Sussex)のセブンシスターズ(Seven Sisters)など。

スタジオは、イギリスのシェパートンスタジオ(Shepperton Studios)

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2008年5月 3日 (土)

黒澤明の映画「夢(Dreams)」のロケ地は日本、北海道網走市女満別町の朝日ヶ丘公園、長野県安曇野市の大王わさび農場、静岡県の御殿場ほか。

夢 DVD

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
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映画「夢」(黒澤明監督)

出演は、寺尾聰、マーティン・スコセッシ、笠智衆、倍賞美津子ほか。

8つのファンタジー・ショートストーリーからなるオムニバス作品。

スティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが協力し、マーティン・スコセッシが出演、衣装はワダ・エミという”世界の黒澤”作品。(ワーナー・ブラザースが製作に係わっている。)

8つの「夢」はどれも深遠で、夢と思想が織りなす映像は、心に残るし、何度見ても新たな発見がある。

1)「日照り雨」は、倍賞美津子ほか。
狐と目が合いそうで恐い。自然は怖いもの。畏怖は畏敬は裏表一体。

2)「桃畑」は、伊崎充則ほか。
桃の木とひな祭り。歳事は自然とつながっている。

3)「雪あらし」は、原田美枝子、寺尾聡ほか。
雪女の母性のようなやさしさと狂気じみた攻撃性は同居していて、人間の二面性を象徴。

4)「トンネル」 は、寺尾聡ほか。
トンネルは不思議と怖いもの。戦争で生き残った罪悪感は戦後生まれの我々には計り知れない。贖罪(しょくざい)。

5)「鴉」 は、マーティン・スコセッシ、寺尾聡。
ゴッホの絵。ロケとCGが織りなす映像美。南フランスのアルル地方の麦畑。そのロケ地は北海道網走市女満別町。

6)「赤富士」 は、寺尾聡、井川 比佐志ほか。
この世の終わりは遠くないかもしれない。核利用への問題提起。人間の限界、真っ赤に染まる富士山。

7)「鬼哭(きこく)」 は、いかりや長介、寺尾聡ほか。
題名のとおり、まさに地獄絵図。放射能で突然変異したタンポポ、鬼と化したヒト。共食いをする鬼。際限のない欲望。人類への警鐘。

8)「水車のある村」 は、笠智衆、寺尾聡ほか。
清流にすがすがしい新緑の木々。自然と共生する人間への讃歌。文明と文化が対峙。ロケ撮影は、長野県安曇野市の大王わさび農場と万水(よろずい)川、蓼(たで)川の合流地点

これら8つの短編のロケ地は日本各地。

静岡県の御殿場。

北海道網走市の女満別町。(朝日ヶ丘公園ほか。)

神奈川県横浜市緑区。

長野県安曇野市の大王わさび農場など。

スタジオは、東京の黒澤フィルム・スタジオ(Kurosawa Film Studio)と東京の東宝スタジオ(Toho Studios)。

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