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2008年2月15日 (金)

映画「初恋のきた道」、中国の河北省

映画「初恋のきた道(原題:「我的父親母親」、英題:「The Road Home」)」(チャン・イーモウ監督)

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出演は、チャン・ツィイー、チョン・ハオ、スン・ホンレイほか。

2000年の米中合作で、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。

邦題の「初恋のきた道」に、谷内六郎の絵と詩が頭に浮かんだ。

主人公は、素直で素朴で健気で、はにかみ屋。

それでいて、積極的で、芯があり、やさしく、たくましい。

主人公(チャン・ツィイー)の他人の視線を勘定に入れない、幼子のように無邪気で、ぼてぼての走りを見ているだけで愛おしい。

チャン・イーモウ監督は、チャン・ツィイーに「走る、見る、聞く、待つ」の4つの演技をおねがいしたというが、主演がチャン・ツィイーでなければここまで素晴らしい作品にはならなかったに違いない。

情報洪水の波と、つくられたスターやアイドルの虚像に囲まれ、物質的な競争にさらされて、相対的にばかり自分を見る習性がついてしまった現代の都会人には、主人公のような心の修養がなかなか出来ないから、それだけにこの作品には深い憧憬を感じる。

物語は決して劇的ではなく、ごく普通の物語。

だが、モノクロ(現在)、カラー(過去)、オーバーラップなど、映像の技巧を操って、それがチャン・ツィイーの可憐な表情、美しいロケ地の風景などと溶け合い、珠玉の作品となっている。

そのロケ地は中国の河北省。(河北省承徳上高原など。)

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