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2007年10月28日 (日)

映画とテレビ、映画「赤ひげ」とテレビ「バラエティ」と小石川植物園

赤ひげ<普及版> DVD 赤ひげ <普及版>

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映画「赤ひげ」(黒澤明監督)

出演は、三船敏郎、加山雄三、志村喬、香川京子、笠智衆、杉村春子、山崎努、二木てるみ、香川京子、山崎努など。

主人公の「赤ひげ」先生は、ブラックジャック、ルパン三世、そして晩年の寅さんのよう。

素直に憧れてしまうが、こういったタイプの人は、最近とんと世の中の表に出てこなくなった。

ひょっとしたら、これほどの人物はいなくなったのかもしれないが、おそらくは、現在も、それに近い人がどこかで暮らしているに違いない。

が、社会の表にはなかなか出てこないようである。

おそらく現在、「赤ひげ」先生が暮らしていたら、どんな風になるか。

例えば、「赤ひげ」先生が、テレビ取材などを受けたらどうなるだろうか。

若いタレントがのこのこととやってくる。

そして、そのタレント、バラエティ風の笑いをとろうと必至になり、

「先生、髭が赤いです。」「いや~、立派な方です~。」みたいなのりで、テレビの画面には大袈裟なテロップが入る。

そして、そこには、アフレコで「笑い声」。

現在のテレビはそういうのりだ。

そういった現在のテレビ・バラエティ番組の制作のあり方について、

「テレビはなぜ、つまらなくなったのか スターで綴るメディア興亡史」で、色々な人が意見を述べている。

テレビはなぜ、つまらなくなったのか―スターで綴るメディア興亡史 Book テレビはなぜ、つまらなくなったのか―スターで綴るメディア興亡史

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テレビに映像の主導権を奪われ、追い込まれていく映画業界。

映画が勢いを失ったのはテレビが普及してから。

それは、誰もが知っている現実だ。

だが、そのテレビがつまらなくなって久しい。

大橋巨泉氏は、この本の中で、「現在のテレビは、何時間も録画しておいて、タレントに何時間も話させて騒がせて、後から面白そうなところをピックアップしてテロップをいれる。」

だから「つまらない」といった趣旨を述べている。

映画「赤ひげ」の公開は1965年。映画業界がテレビに経済的に追い込まれてながらも、まだ抵抗を続けていた頃である。

だから、映画「赤ひげ」には、テレビ映画(テレビ局がつくる映画を業界ではそう呼ぶことがある)の臭いがない。

さて、映画「赤ひげ」の話に戻る。

映画の舞台は江戸の小石川養生所(現在の小石川植物園

ちなみに、撮影はほとんどセットで行われている。

当時、テレビに追い込まれた映画業界はその制作コストを負担できなくなってきていたという。

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写真は、小石川植物園で撮影。

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受信: 2007年11月19日 (月) 19時28分

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