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2007年8月

2007年8月31日 (金)

映画「カルメン故郷に帰る」のロケ地、浅間牧場など

カルメン故郷に帰る DVD カルメン故郷に帰る

販売元:松竹ホームビデオ
発売日:2007/06/27
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木下恵介監督「カルメン故郷に帰る」

松竹映画三十周年を記念した日本初のカラー映画である。

「日本初の総天然色映画」と宣伝された。

富士フィルム(国産のフィルム)で撮影された作品で、1951年の製作。

戦争が終わってまだ6年しかたっておらず、映画では「リンゴの唄」なども歌われている。

カラーでの撮影には明るさが必要なため、ほとんどすべてがロケーション撮影だったようだ。

ロケ地は浅間山の麓で北軽井沢の浅間牧場や草軽電鉄「北軽井沢駅」など。

川本三郎著「日本映画を歩く」にロケ撮影の様子が紹介されている。

日本映画を歩く―ロケ地を訪ねて (中公文庫) Book 日本映画を歩く―ロケ地を訪ねて (中公文庫)

著者:川本 三郎
販売元:中央公論新社
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(ちなみに、この本はおすすめ。)

製作日数は延べ10ヶ月。ロケーション撮影は8月から10月末まで行われたようだ。

初めてのカラー撮影なので、失敗したときのためにモノクロでも撮影したため、3ヶ月もかかったそうだ。

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2007年8月30日 (木)

映画「パッチギ!」のロケ撮影、在日のことなど

パッチギ! (特別価格版) DVD パッチギ! (特別価格版)

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2007/04/25
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映画「パッチギ!」

その誕生秘話が「パッチギ!的」で紹介されている。

パッチギ!的―世界は映画で変えられる Book パッチギ!的―世界は映画で変えられる

著者:李 鳳宇
販売元:岩波書店
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この本によると、シネカノンの作品は、ほとんどがオールロケーション撮影。

映画「パッチギ!」も、万寿寺、東九条の柳の下界隈など、京都のあちこちがロケ地になっている。

(ただ、パッチギの映画は京都の朝鮮高校ではなく、滋賀県の比叡山高校で撮影が行われたそうだ。いろいろと事情があった。)

そういえば、1970年代、ちょうど中学生の頃、、東京は山手線の駅などで、朝鮮学校の生徒たちとよく行き違うことがあった。

それから20年ぐらいたって、姜尚中さんの在日を読み、そのことについて考えるようになった。

在日 Book 在日

著者:姜 尚中
販売元:講談社
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そして、李鳳宇さんがプロデュースした映画「パッチギ!」

沢尻エリカさんの演ずる朝鮮学校の生徒に憧れる日本の男子高校生。

高校時代の感覚が、甦ってくるようでいとおしかった。

こういった誰もが一度は通る青少年時代の甘酸っぱいピュアな心は、人類の宝といっていいだろう。

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映画「ウォーターワールド」とユニバーサルスタジオのアトラクション

ウォーターワールド DVD ウォーターワールド

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2006/04/01
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映画「ウォーターワールド」は映画そのものよりも、ユニバーサルスタジオのアトラクションのほうが知られているかもしれない。

アトラクションの会場には、水がたくさんかかる客席などもあり、あえてそういう席を選んで楽しむ人も多いのが、陽気なアメリカ人。

Dsc02906

ウォーターワールドの入り口

Dsc02910

映画で見たことのあるスタジオセット

Dsc02918

計算しつくされた演出とスタントの演技はすごい。

ちなみに、映画のロケ地は

カリフォルニア州のロサンゼルスとハンティントン・ビーチ

ハワイ州のハワイ島(Kawaihae HarborとKona)

カリフォルニア州のサンタカタリナ島など。

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2007年8月29日 (水)

映画「インデペンデンス・ディ」と「幸せのちから」でわかるアメリカの世界観

インデペンデンス・デイ DVD インデペンデンス・デイ

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/03/23
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アメリカらしい映画。

映画ほど、その国の大衆文化が、誰にもわかりやい形で表現できるものはなかなかないだろう。

この「インデペンデンス・ディ」を見ると、アメリカの大衆がどんなふうに世界各国を見ているのかがよくわかる。

ちなみに、映画「幸せのちから」のウィル・スミスが大尉役で出演している。

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その「幸せのちから」もアメリカらしい映画で、アメリカ型の市場主義がどういうものかが実感できる。

アメリカは世界中から才能を吸収し続けている人種の坩堝であるが、二十数年前に建国200年を迎えた若い国。

人は年齢によって生活スタイルや価値観が変わっていくが、同じように国も歴史によって変化する。

映画「インデペンデンス・ディ」を見ると、「人と同じように、国家にも年齢があり、アメリカはちょうど、良くも悪くも優秀な青年という印象」である。

実は、このアメリカ、内向きな国という意外な一面もある。

それは、出国率に表れている。

2006年の数字を見ると、アメリカからの出国者は2,995万人で出国率は10.0%と低い。

(ちなみに、出国率は、イギリスが113.2%、香港が70%、台湾が37.7%、韓国が23.8%、中国が2.4%などとなっている。)

アメリカには、多くの国々から人が訪ねてくるから、そこにいるだけで国際的であることに違いないが、それゆえか、アメリカ人は海外旅行をあまりしていないのである。

「インデペンデンス・ディ」は、こういった数字が透けて見えてくる映画でもある。

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2007年8月26日 (日)

映画「二十四の瞳」の子供たち

「二十四の瞳」~イメージアルバム 懐かしき唱歌の調べ~木下恵介の世界 Music 「二十四の瞳」~イメージアルバム 懐かしき唱歌の調べ~木下恵介の世界

アーティスト:サントラ,ダークダックス,ポリドール混声合唱団
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木下恵介監督の「二十四の瞳」

主演の高峰秀子をはじめ、笠智衆、田村高廣、 月丘夢路などの名演もさることながら、子供たちがすばらしい。

映画では、1年生の子供たちが、ちゃんと6年生に成長している。

何年もかけて撮影したのかと不思議に思っていたが、

どうやら、子供の成長を待って撮影したのではなく、実の兄弟姉妹が5年後の6年生役を演じているそうだ。

最近は一人っ子ばかりだから、今ではそう簡単には行かないに違いない。

映画では風光明媚な瀬戸内海の風景が存分に楽しめる。

小豆島や四国の高松市、金比羅神社などがロケ地になっている。

Dsc02506

写真は、金比羅神社で撮影した参道。

戦争に突入していく時代、瀬戸内海の明るさとは対照的に、小学校の現場で起こる言論統制の様子が実にリアルで怖い。

アカの烙印をおされたという「草の実」という文集には、いったいどんなことが綴られていたのだろうか。

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2007年8月23日 (木)

映画「秋刀魚の味」とスタジオ撮影

小津安二郎監督の遺作となった「秋刀魚の味」

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映画に秋刀魚が出てくるわけではないが、否応なしに訪れる老い、それぞれの年齢にふさわしい暮らしがある。

人生の旬とは何か、それがいつなのかは、それぞれが自分で思うことであるに違いないが、「秋刀魚」とは、旬を暗示するメタファーとしての「秋刀魚」なのだろうか。

書籍「小津安二郎新発見」の中に、映画「秋刀魚の味」で監督から演技の指導を受けた、女優の岩下志麻さんの言葉を見つけた。

小津安二郎 新発見 (講談社プラスアルファ文庫) Book 小津安二郎 新発見 (講談社プラスアルファ文庫)

販売元:講談社
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「(前略)人間は悲しいときに泣く、うれしいときに笑うとは限らない。何でもない顔をしていても悲しいかもしれないし、うれしいかもしれない。感情をもっと抑えて芝居することを(後略)・・・」

こういった話からも、小津作品の銀幕の中には、凝縮されたかすかな心の動きが、画面の奥に隠れるように宿っていて、嘘っぽく写るといわれるスタジオ撮影を超越した何か大きな力が映像のどこかに潜んでいることがわかる。

小津安二郎監督の作品は、俳優のちょっとした表情を含め、画面の風景が、いつまでもはっきりと心に残るから不思議だ。

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映画「浮雲」のロケ地

浮雲 DVD 浮雲

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発売日:2005/07/22
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成瀬巳喜男監督の作品。

原作は林芙美子。

Dsc07546

写真は、林芙美子は泊まった「浮雲の宿」ロイヤルホテルから撮影。

ただ、映画のロケ地は屋久島ではなくて伊豆であった。

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2007年8月18日 (土)

映画「LOVE LETTER」の小樽市

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小樽市の各所で撮影され、韓国からも、ロケ地を訪ねる観光客が訪れたことで知られている映画「LOVE LETTER」

Dsc06466

写真は、小樽市で撮影した運河。

ちなみに、映画ではこういった、いかにも小樽らしい運河の風景そのものはほとんど見られない。

小樽市内の各所(小樽運河プラザ、小樽市庁舎本館、旧日本郵船小樽支店、郊外の民家など)で撮影された。

テレビドラマのような映画で、ストーリーが、どこか韓国ドラマとの似ている。

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2007年8月15日 (水)

映画「西鶴一代女」(牧方の撮影など)

西鶴一代女 DVD 西鶴一代女

販売元:東宝
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溝口健二監督の最高傑作ともいわれ、ベネチア国際映画祭で監督賞に輝いている。

山根貞男氏の解説には「溝口健二監督はワン・カットが長いことで知られるが、ここでも、流動するカメラの長回しのもと、どの画面も独特の緊迫感に満ちた美しさをくりひろげてゆく。・・・・」とあり、最近の映画ではなかなか出会えない凝縮された力のようなものが、確かに画面のどこかに潜んでいる。

この映画で”お春”を演じる田中絹代さんをみれば、”ほんものの女優”というものがどういうものかが素直にわかるだろう。

その役柄、運命に翻弄されるその境遇は、波瀾万丈などという言葉が軽るく感じるほどだが、それでいて、ちゃんとリアリティーがあるから不思議だ。

だから、田中絹代さんは、何度も生まれ変わらないと経験できないようなまったく違った役柄を一つの映画で次々とこなすことになるのだが、それでいながら、その芯のところに、”封建社会のなかで正直な生き方を貫く「お春」らしさ”、つまるところ同じ人の魂がちゃんと宿っているから凄い。

”たった一度の人生の中にも、輪廻転生はあるのだ。”ということがじりじりと伝わってきた。

ちなみに、撮影は、京阪沿線の牧方の菊人形館2棟を借り、そこにステージを組んでおこなったそうだ。

防音設備がないために、昼間は戸外の物音が邪魔になって仕事にならず、撮影は夜しかできなかったというが、設備と映画の出来映えは単純な相関関係にないことが、この映画を見ればよくわかる。

ベネチア国際映画祭で受賞して、世界中で「お春の一生」という題名で公開されたが、当時の日本での興行は失敗に終わっていて、映画ビジネスは実に難しい。

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2007年8月13日 (月)

映画「県庁の星」の屏風ヶ浦など

県庁の星 スタンダード・エディション DVD 県庁の星 スタンダード・エディション

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岡山県高梁(たかはし)市のポルカ天満屋

香川県の県庁

銚子市の屏風ヶ浦などがロケ地になっている。

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映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」の白保集落

椎名誠監督「うみ・そら・さんごのいいつたえ」

ホネ・フィルム式 活動寫眞全記録

DVD

ホネ・フィルム式 活動寫眞全記録

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2004/05/28
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ロケ地は石垣島の白保集落など。

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日本沈没のエンドクレジット

日本沈没 スタンダード・エディション DVD 日本沈没 スタンダード・エディション

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2007/01/19
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横浜、高崎、横須賀、会津若松、伊豆、日野、西さがみ、はこだて、銚子、本庄、いばらき、北海道、くまもと、等、いくつものフィルムコミッションがエンドクレジットに掲載されている。

最近の日本映画、エンドクレジットにフィルムコミッションの名前の無い映画を見つけることのほうが難しいようだ。

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2007年8月 1日 (水)

文学を活かしたコンテンツツーリズム「金子みすゞの仙崎」

金子みすゞの仙崎

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金子みすゞが育った部屋が残っている。

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商店街ではそれぞれのお店や民家が金子みすゞの詩を飾っている。

Dsc06605

角の乾物屋とある。

Dsc06601

まちごと「金子みすゞ」のミュージアム。

なんとも心に残る町であった。

文学というコンテンツを活かしたコンテンツツーリズム。

映画のロケ撮影なども行われていた。

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