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2007年4月22日 (日)

映画「るにん」のロケ地へのこだわり

このように、現代の八丈島からはあまりイメージがつながらないが、流人たちの中には八丈島での生活を嫌い、飢饉などで死ぬことを恐れて、「抜け舟」をする者もいたようである。

映画「るにん」の主人公である豊菊と喜三郎もその内ということになる。

この映画を見て、「やはりロケ地へのこだわりがなければ、本物の映像は出来上がらないのだろう。」と素人ながらに思った。

時には台風が襲い荒れ狂う大自然の中で、自給自足を強いられる流人たちは飢え、その生活は筆舌に尽くしがたい厳しいものなのだが、そういったシーンがリアルに感じられるのは、ロケ地へのこだわりがあってこそに違いない。

DVDの付録でも、ロケ地へのこだわりを伝えていた。

また、ラインプロデューサーの齋藤寛朗氏は、映画「るにん」公式サイトで、

「奥田監督が“地元の人より八丈島に詳しい”と自分でも言っているくらいですからね。」とも話している。

同氏はさらに続けて、、「奥田監督が『ここで撮りたい』と提案した場所はすべて使っています。ただ、大変だったのが唐滝のシーン。車が乗り付けられる場所から、歩いて40分ぐらいかかるんですよ。しかも、日本中、同じような滝は探せばいくらでもある。でも、それはやっぱり奥田監督のこだわりで、八丈島のあの滝だから撮りたいんだと。」とも述べている。

私はこの言葉の中に、映画とロケ地が深いところでの繋がっていることを強く感じたし、逆に言えば、奥田瑛二監督のような本物の映画づくりを目指す映画人に対して、全国のフィルムコミッションの支援がどこまで役に立つのか、それはおそらく一筋縄ではいかないだろうとも思った。

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(八丈島の「ふるさと村」で撮影。映画「るにん」では代官屋敷のシーンなどで使われたようである。)

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