映画「築城せよ!」(監督・脚本は古波津陽)
出演は、片岡愛之助、海老瀬はな、江守徹、阿藤快、藤田朋子、津村鷹志、木津誠之、ふせえり、愛知工業大学の学生たち他。
プロデューサーは益田祐美子。
愛知工業大学の開学50周年記念事業の一環として製作された作品。
建学以来の「ものづくり=人づくり=地域づくり」がテーマ。
制作プロダクションは、(株)平成プロジェクト、(株)ソイソース・エンタテイメント、愛知工業大学。
(学生たちには、地域歴史研究部、ウェブ・ホームページ部、美術部、演出部、制作部、俳優部があった)
戦国武将と現代人が時空を超えて交流する意味深なファンタジー。
職人技の継承、封建主義と民主主義、伝統文化とハイテク、工場誘致、先祖とのつながり、スピリチュアル、ホームレス、段ボール、並びにまちおこしなど、現代的な話題があちらこちらに。
高さ25mの巨大な段ボール城は原寸大。宮大工、愛知工業大学の学生、美術スタッフら総勢20名が69日間をかけて築城。
総段ボール造りの大広間(ふすま絵はカラス)も圧巻。
3億円弱の予算だが、10億円以上かかっても不思議ではない大がかりなセットだという。(パンフレットによる)
映画の資金は、83社の企業や団体からのメセナ支援金と、450余名の一般の皆さんの一口5,000円の資金提供から。
メセナ助成クレジット協賛は、
日本電話施設(株)、(株)トーエネック、中央電気工事(株)、名古屋ダイハツ(株)、三河ダイハツ(株)、NEC 日本電気(株)、清水建設(株)、(株)坂角総本舗、教育産業(株)、川北電気工業(株)、豊田市観光協会、(株)土屋組、(株)青島設計、(株)ムービーマネジメントカンパニー、(株)フォード名古屋、(学)名古屋電気学園愛名会、愛知工業大学同窓会、愛知工業大学後援会、愛知工業大学名電高等学校、愛知工業大学付属中学校、その他個人。
メセナ助成一般協賛は、
(株)五十鈴商会、(株)学生情報センター、富士段ボール、JA全農岐阜、(株)朝日段ボール、日本紙工業(株)他、その他個人他など。
スタッフたちは若手が多く、映画製作が教育の場であり、人材育成の側面もある映画。
ロケ地は、
豊田市加納町周辺・遠投温泉全泉閣(遠投公園のシーン)、豊田市八草町・愛知工業大学構内(町役場・大学のシーン)、豊田市遠投町周辺・遠投神社近く(高架の見える高台のシーン)、豊田市足助町周辺・三州足助屋敷(春日家・母屋のシーン)、瀬戸市杉塚町周辺・カラオケ喫茶Uターン(スナックさなげ小町のシーン)、豊田市東広瀬町周辺・東広瀬小学校横(瓦屋根の町並みのシーン)、瀬戸市朝日町周辺・銀座通り商店街(遠投商店街のシーン)、名古屋市(名古屋城のシーン)、日進市・岩崎町菊水の滝(霊水のシーン)、豊田市小原地区市場城周辺(供養塔のシーン)、長久手町(電器屋のシーン)など。
撮影協力は、
豊田市(猿投温泉、加納町、広幡町、八草町、足助町、遠投町、小原地区市場城跡)、瀬戸市、日進市(岩崎城)、長久手町、名古屋市(名古屋城)。
なお、地域にこだわった映画だが、「遠投玉」は架空の名産品なので要注意。
(ちなみに、映画パンフレットには豊田市遠投地区の特産品として、桃と梨が写真付きで紹介されている。)
いずれにしても、前例がないような、異色の意欲作。
「RED ONE」という最新のデジタルカメラで撮影。(この作品、なぜか?カメラがゆらゆら揺れている。気持ちが悪くなるほど・・・・)
向こう見ずで荒削りだが、大胆不敵な映画。
せっかく造った段ボール城、もっとゆっくり大画面で見ていたかった。
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